不眠症の治療
「眠れない・疲れがとれない」
仕事のことを考えて眠れない、朝起きても疲れがとれない
――それは「気合が足りない」のではなく、
脳が休めていないサインかもしれません。
薬に頼らない治療から漢方・西洋薬まで、
あなたに合った方法を一緒に見つけます。
- ✓「薬ありき」ではない。薬なし・漢方・西洋薬から選べる治療
- ✓海外で第一選択とされる薬に頼らない睡眠トレーニング(CBT-I)
- ✓不眠の裏にある身体の原因(睡眠時無呼吸・甲状腺など)も確認
- ✓神田駅 徒歩1分・昼休み/退勤後も通える・当日/翌日予約に対応
当日・翌日予約OK
はじめての睡眠外来
「眠れない」は、
「気合」や「意志の弱さ」のせいではありません
仕事の成果へのプレッシャー、答えの出ない不安、頭の中でぐるぐる回り続ける「やるべきこと」。これが続くと脳の「覚醒スイッチ」がうまく切れなくなり、疲れているのに眠れないという矛盾した状態に陥ります。
仕事のことを考えて眠れない。
布団に入っても頭が動き続け、気づけば時計ばかり見ている。
朝起きても疲れが取れていない。
眠ったはずなのに身体が重く、午前中から消耗している。
日中、だるくて集中できない。
ミスが増えた気がする。とげとげした言い方も増えてきた。
まずはセルフチェック
当てはまる項目はありますか。睡眠の不調は、気づかぬうちに仕事のパフォーマンスや集中力に影響します。
- 布団に入っても、なかなか寝つけない(30分以上かかる)
- 頭がずっと動いていて、眠りが浅い
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- 予定より早く目が覚めて、その後眠れない
- 寝ても疲れがとれず、朝すっきり起きられない
- 日中に強い眠気やだるさで、仕事に集中できない
- 「今夜も眠れないかも」と、夜になると不安になる
- 市販の睡眠補助薬や寝酒で、なんとかしのいでいる
※上記は、アテネ不眠尺度などで用いられる評価の観点(入眠までの時間・中途覚醒・早朝覚醒・睡眠の質・日中の状態など)に基づいています。
「これくらいで相談していいのかな」と思う段階で、まずご相談ください。
不眠症とは ――
「眠れない」には4つのタイプ
不眠症(睡眠障害)とは、睡眠の問題が週3回以上・3か月以上続き、日中の眠気・倦怠感・集中力低下など、生活に支障が出ている状態を指します。
一時的に眠れない日があること自体は誰にでもあり、それだけで不眠症とは言いません。
問題は、それが慢性化し、日中のパフォーマンスを下げていることです。
これらは単独でも、複数が重なっても起こります。自分のタイプを知ることが、適切な対処の第一歩です。
なぜ眠れなくなるのか ――
不眠は「脳と身体の問題」
強いストレスや働きすぎで脳に疲労がたまると、本来オフになるはずの「覚醒スイッチ」が切れにくくなります。
これは意志や根性の問題ではなく、自律神経の乱れや脳内の神経伝達物質のバランスが崩れた、医学的な状態です。
プレッシャーや不安、考え事で脳が「仕事モード」のまま休めなくなります。
交感神経が優位なままになり、夜になっても脳と身体が覚醒し続けます。
「眠れるだろうか」という不安がさらに脳を覚醒させ、悪循環に入ります。
不眠の原因になりうる「5つのP」
不眠の原因は一つとは限りません。医学的には、原因を次の5つの観点(5つのP)で整理して考えます。当院ではこれらを丁寧に切り分け、あなたに合った対処を見極めます。
- 身体的要因Physical
痛み・かゆみ・咳など、身体的な苦痛によるもの。
- 生理的要因Physiological
旅行などによる寝室環境の変化、騒音・光といった環境刺激。
- 薬理学的要因Pharmacological
薬の副作用や離脱、カフェイン・アルコールなどによる睡眠妨害。
- 心理的要因Psychological
心配事やストレスによる緊張の高まり。考え方のクセが不眠を強めることも。
- 精神医学的要因Psychiatric
気分障害・不安障害など、精神疾患に合併して現れる不眠。
不眠の背景にある主な状態
眠れない原因は、ストレスや生活習慣だけとは限りません。当院では初診の問診・採血などで、身体的な原因も確認します。
睡眠障害(不眠症)・適応障害
ストレスや生活習慣の乱れが引き金に。職場や人間関係への反応として現れる適応障害は、神田・大手町で働く20〜30代に多く見られます。
自律神経の乱れ
活動モード(交感神経)と休息モード(副交感神経)の切り替えがうまくいかず、夜になっても覚醒したままになります。
睡眠時無呼吸(SAS)・身体疾患
いびきや無呼吸、甲状腺の異常などが隠れていることも。SASが疑われる場合は、自宅でできる簡易検査をご案内します。
市販薬や寝酒でしのぐのは根本的な解決にならず、かえって状態を悪化させるリスクがあります。
「寝だめ」では回復しない ――
不眠を放置するリスク
「週末にまとめて寝れば回復できる」――残念ながら、慢性的な睡眠不足は週末の寝だめでは解消されません。
医学的には、睡眠不足は負債のように蓄積していくことがわかっています。
仕事・パフォーマンス
注意力・判断力・記憶力が著しく低下。「頭が重い」「ミスが増えた」と感じるなら、すでに睡眠の問題が仕事に影響しています。
心の健康
不眠と不安は悪循環を生みます。感情の波が強くなり、きつい言い方やイライラが増加。放置するとうつ状態に発展することも。
身体への負担
慢性的な睡眠不足は、免疫機能の低下・高血圧・糖尿病リスクの上昇とも関連が報告されています。身体への負担が積み重なるサインです。
はじめての睡眠外来 ――
「薬ありき」ではありません
「とりあえず睡眠薬を出されるだけでは?」と不安で受診をためらう方も多くいらっしゃいます。
当院の睡眠外来は、薬を飲むことを前提とせず、まずあなたの状態を丁寧にお聞きするところから始めます。
治療法を自分で選べる
「薬なし(生活・環境の見直し)」「依存性の低い西洋薬を最小限」「漢方・東洋医学」から相談して選べます。「薬は怖い」という気持ちもそのままお話しください。
身体的な原因も確認
睡眠時無呼吸(SAS)や甲状腺の異常など、身体の病気が背景にあることも。問診・採血で確認し、必要なら自宅でできる簡易SAS検査もご案内します。
Neruノートで「見える化」
睡眠記録「Neruノート」で自分の睡眠タイプを整理。安定のために気をつける点が見え、薬が合っているか・減薬のタイミングの相談にも役立ちます。
薬に頼らない「睡眠トレーニング」(全3回/約1.5か月)
海外では、不眠症に対する治療の第一選択は「睡眠薬」ではなく、生活を見直す認知行動療法(CBT-I)とされています。
働く人の悩みは「夜眠れないこと」だけでなく「日中のパフォーマンスが落ちること」ではないでしょうか。
当院では日中のパフォーマンス回復を軸にした全3回の睡眠トレーニングを実施。客観的なデータや検査に基づき、
あなたの生活で実行できる改善策を一緒に見つけ、最短1.5か月で「睡眠力」を上げることを目指します。
他院に通院中の方が、当院の睡眠トレーニング・カウンセリングのみを併診で受けることも可能です。
トピックス:不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)の有効性は多くの研究で示されており、
2026年6月からは、一定の条件を満たす医療機関・患者を対象に公的医療保険の対象となりました
「眠れなかったらどうしよう」という不安や、「8時間眠らないと健康に悪い」といった睡眠へのこだわりが、かえって不眠を強めてしまうことは少なくありません。当院では心理カウンセリングもご用意しており、心理的なアプローチが望ましい場合にはご案内できます。睡眠トレーニングと組み合わせることも可能です。一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
今日からできる、睡眠の整え方
受診前でも、生活を少し整えるだけで眠りが変わることがあります。取り入れやすいものから試してみてください。
- 1起きる時間を一定にする休日も大きくずらさないことが、体内時計を安定させる近道です。
- 2朝、太陽の光を浴びる起床後の光が、夜に眠気を促すホルモンのリズムを整えます。
- 3日中に適度な活動・運動を日中の活動量が、夜の自然な眠気につながります。
- 4就寝前のカフェイン・喫煙を控える覚醒作用が寝つきを妨げます。夕方以降は特に注意を。
- 5就寝1〜2時間前は強い光を避けるスマホ・PCの光は脳を覚醒させ、寝つきを悪くします。
- 6眠れないまま布団で粘らない一度布団を離れ、眠くなってから戻りましょう(刺激制御)。
- 7寝室は暗く・静かに・快適な温度に「眠るための環境」を整えることも大切です。
- 8「寝酒」に頼らないアルコールは寝つきをよくしても、睡眠の質を確実に下げます。
睡眠薬の種類と特徴
「処方されたらやめられないのでは」と心配される方は少なくありません。実際には種類ごとに特徴が大きく異なります。
2017年に米国睡眠学会(AASM)が公表したガイドラインでは、効果だけでなく、日中の認知機能・運動機能への影響も含めて評価されています。
| 種類 | 特徴 | 依存性・翌日への影響 |
|---|---|---|
| ベンゾジアゼピン系 | 古くから使われ、効果は高い。近年は処方の機会が減少。 | やや高め/やめると眠れなくなる離脱症状が出やすい |
| オレキシン受容体拮抗薬 メラトニン受容体作動薬 | 睡眠に関わるホルモンのバランスを整える新しいタイプ。現在の標準的治療で多用。 | 低い/翌日への影響が出にくい |
| 抗うつ薬(鎮静作用) | 鎮静作用を睡眠に活用。不安や気分の落ち込みを伴う不眠に用いることがある。 | 薬剤による/症状に応じて選択 |
| 漢方薬 | 酸棗仁湯・加味帰脾湯など。身体全体のバランスを整える。 | 穏やか/薬への抵抗感がある方にも |
| 市販薬・サプリ (ドリエル・メラトニン等) | 手軽に入手できるが、効果が不十分なことも。 | 自己管理は注意/医師の管理なしの長期使用は非推奨 |
※評価は一般的な傾向です。実際の選択は症状・体質・併用薬により異なります。当院では日中の生産性に影響が出ないことを重視し、院内で十分に検討のうえ一人ひとりに合わせてご提案します。
治療を受けた方の例
薬が手放せなかった方も、
生活と治療を整えることで変化が見られたケースがあります。
睡眠薬が手放せず、量が増えていたAさん
眠れるか不安で、眠気があっても布団に入るとどきどきして目が覚め、薬が増えていました。睡眠習慣を見直すうちに改善し、薬も徐々に減少。最終的に薬なしで眠れるようになり、「薬がなくても眠れる自信がついた」「眠れない日があっても翌日に早く眠れるので気にならなくなった」と話され卒業に。
日中の強い眠気に悩んでいたBさん
長期の休みをきっかけに昼夜逆転となり、仕事中も眠気が出ていました。アドバイスを実行するうちに夜に眠気が出て、朝も決まった時間に目覚めるように。日中の眠気も改善し、「自分で睡眠をコントロールできるようになった」「自分に効く方法がわかった」と話され、リズムが乱れても自分で修正できるようになりました。
※掲載している症例は治療経過の一例です。効果や経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
「働く人専門」だからできる、
睡眠の立て直し
同じ「心療内科」でも、得意分野は院によって大きく異なります。ベスリの睡眠治療が働く方に選ばれている理由は、3つの特徴に集約されます。
「働きながら治す」を前提に、
日中のパフォーマンスまで診る
「とりあえず睡眠薬」では、終わらせない。
当院の医師・スタッフは、産業医・産業保健スタッフとして働く人の健康を守ってきました。だから夜の睡眠だけでなく、職場の環境・思考のクセ・日中の眠気まで含めて診ます。仕事を止めずに通える夜間・昼休み対応、自宅でできる簡易検査(睡眠時無呼吸)も。「働きながら治せるか」「今は休むべきか」——現実的な方針を一緒に決めます。
薬だけに頼らない、
根本に届くアプローチ
症状を抑えるだけでは、また眠れなくなる。
不眠の根っこには、「眠れなかったらどうしよう」という不安や、「8時間眠らないと」というこだわりが隠れていることが少なくありません。当院は海外で第一選択とされる認知行動療法(CBT-I)をベースにした睡眠トレーニング、漢方、心理カウンセリングで、再発の原因そのものに向き合います。“薬を使わない”のではなく、“薬に頼らない”治療です。
- 睡眠トレーニング(CBT-I)
- 心理カウンセリング
- 漢方
- Neruノート
- 生活習慣指導
「薬がなくても眠れる」を
ゴールにする、卒業制度
「なんとなく眠れるようになった」で、終わりにしない。
仕事に期日と目標があるように、睡眠治療にもゴールを設定します。原因を整理し、自分でリズムを立て直せる力(睡眠力)をつけ、必要なお薬は段階的に減薬。「薬がなくても眠れる自信がついた」と言える状態を“卒業”と呼びます。通院は最初こそ短い間隔で、安定したら2週に1回、月1回と空けていく。一人で抱え込まず、卒業まで一緒に歩きます。
アクセス・ご予約
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック
「急に眠れなくなった」「明日の商談前にどうしても相談したい」――そんな方のために、当日・翌日のご予約枠をご用意しています。
Web予約後に問診票をご記入いただくと、当日の診察がスムーズです。いきなり診断や処方はありません。「話すだけ」でも大丈夫です。
よくある質問
不眠でお悩みの方からよくいただくご質問をまとめました。
Q眠れないだけで心療内科・睡眠障害内科を受診してもいいですか?
Q不眠症は何科を受診すればいいですか?
Q自分が不眠症かどうかわかりません。受診の目安は?
Q不眠症は治りますか? どれくらいで改善しますか?
Q睡眠薬を処方されたら、やめられなくなりませんか?
Q薬を使わない治療方法はありますか?
Q睡眠薬にはどんな種類がありますか?
Q今飲んでいる睡眠薬を減らしたいのですが?
Qストレスが原因で眠れません。睡眠トレーニングは効果がありますか?
Q考え事が止まらず、頭や身体が熱くて眠れません。
Qお酒を飲めば眠れますが、続けても大丈夫ですか?
Q市販の睡眠薬やサプリで対処してもいいですか?
Q他の病院に通院中ですが、睡眠トレーニングだけ受けられますか?
Qストレスや心理的な原因が大きいのですが、カウンセリングは受けられますか?
Q仕事帰りや昼休みに通えますか?
Qはじめての心療内科で不安です。どんな流れですか?
まずは相談だけでも。
「話すだけ」から始められます。
当日初診や同一週での来院予約も受け付けています。迷ったら、まずはお気軽にご予約ください。
薬を使う・使わないも、あなたの希望をそのままお聞かせください。
不眠が2週間以上続いているなら、早めのご相談をおすすめします。