はじめてだからこそ知りたい心療内科の選び方

うまく眠れない、落ち込みがちになる、不安になる。
自分や大切な人におすすめしたい、「心療内科の選び方」をまとめました。

①心療内科と精神科 どちらに行けばいい?

心療内科は職場や家庭のストレスなどにより、ストレスの負荷が身体の症状(うまく眠れない、体が緊張する、吐き気がする)としてお困りの方を対象としています。
精神科は幻覚や幻聴、死にたい気持ちが強い方や、躁状態や依存などの精神疾患を対象としています。
心療内科、精神科と似たものにメンタルクリニックがあります。
メンタルクリニックは心療内科と精神科をどちらも対応している医療機関が多いです。

②心療内科へ行く基準

「心療内科に行きたくない、どんな時に行くべきか?」
働くストレスサインは心ではなく身体に出ることもあります。
うまく眠れない、体が緊張する、疲れが取れない、身体の不調が続くと決断力が低下したり、ミスが起きたりします。
ストレスサインが身体に出たら、仕事に自分のパフォーマンスの影響がでない段階でも早めに相談するのがおすすめです。

③心療内科では薬を飲まないといけないの?

お困りの病状に合わせ、睡眠薬、抗うつ薬、抗不安薬や漢方薬を必要に応じて処方する場合があります。
「お薬の治療は依存しそうで怖い」、「睡眠薬を飲むと次の日に起きれないかもしれない」、「抗うつ薬や抗不安薬は仕事でボーっとして集中できなくなりそう」という不安を抱える方も多いです。
漢方薬の処方やカウンセリング、薬に頼らない脳の磁気治療などを行うことで薬の処方がなく通院される方もおります。

④心療内科でカウンセリング(根本治療)はできますか?

働く人の心身不調の1番の原因は「仕事の成果がでない」ことです。
仕事の成果が出ない原因であった、「思考の癖や人間関係の作り方」への再発予防策がない限り再発します。
お薬だけでは、一時的に心身不調が改善しても、原因に対するアプローチは行えません。
ビジネススキルとしての健康管理を習得するため、カウンセリング等の根本治療がおすすめです。

⑤治療に治療目標があるか?

仕事に経営目標があるのと同じように、心療内科の診療でも目標設定が必要です。
目標は「目指したい姿」と「期日」で決まります。
クライアントと治療者、お互いに同じ方向を向いて治療にのぞめているかが重要です。

⑥働く人の視点があるか?

働く「職場」とケアする「医療機関」では優先順位が異なります。
当院ではすべての医師が産業医資格をもち、働く「職場」の視点とケアする「医療機関」の両方の視点からビジネスパーソンをサポートします。いま働ける状態か、客観的な意見が欲しい。
働きながら通院して、できるだけ治療の影響を仕事に出したくない。
高いプレッシャーがありながらも、仕事に誠実に向き合いたい。という方は「こんなことで相談してもいいの?」と思われる段階でもお気軽にご相談ください。

⑦心療内科で診断書はすぐにもらえる?もらえない?

医師の診断の元、診断書は病状に応じて記載をいたします。
心療内科の診断書にも複数の診断書の種類があります。

・通院を示す診断書
・客観的な病状を示す診断書
・業務調整の相談を促す診断書
・保育の必要性を示す診断書
・休職の診断書 などがあり、病状、業務の状況等に応じて診断書は記載されます。
※医学的判断ができない場合等については診断書が記載できない場合もございます。
診断書を希望される場合には初診時の問診の際にお伝えください。

⑧心療内科は近くがいいの?

心療内科は自宅もしくは会社などから無理なく通院ができる場所にある医療機関がおすすめです。
不調が強くなったときには家から出るのもしんどくなったり、長い移動が大変で通院ができなくなる可能性もあります。
当院は、お仕事をしながら無理なく通院ができるように駅徒歩1分・夜20時まで診療を行っております。