眠れない夜を、
薬に頼りきらずに
抜け出すために。
寝つけない・夜中に目が覚める・朝早く起きてしまう——その不眠には理由があります。働く人の睡眠障害内科として、原因を分けて考え、CBT-I(不眠の認知行動療法)を中心に「自然に眠れる力」を取り戻す診療を行います。
神田駅 徒歩1分/平日夜20:30まで・土日も診療/医師は全員が産業医経験
最終更新:2026年7月3日
不眠症とは?
不眠症とは、寝つけない・途中で目が覚める・朝早く目が覚める・ぐっすり眠った感じがしないといった状態が続き、その結果として日中に眠気・疲労感・集中力の低下・気分の落ち込みなどが生じて、仕事や生活に支障が出ている状態を指します。「眠れない夜が数日あった」だけでは、必ずしも不眠症とは言いません。週に3回以上・3か月以上つづく場合は慢性不眠症の目安とされ、早めの対処が回復への近道になります。
日本では、成人のおよそ5人に1人が「睡眠で休養がとれていない」と感じているという調査もあり、不眠は決して特別な悩みではありません。とくに強いストレスを抱えて働く方に多くみられます。
「眠れない=すぐ睡眠薬」ではありません
眠れないとき、まず睡眠薬を思い浮かべる方は少なくありません。しかし近年は、薬の前に、まず眠れなくなっている原因や生活のリズム・考え方に働きかけるという考え方が世界的な主流になっています。当院はこの立場に立ち、必要なときに薬を上手に使いながらも、薬だけに頼らない選択肢を組み合わせて診療します。
「原因を分けて、眠る力を取り戻す」3ステップ
原因を分解する
「環境・身体・認知」と5つのPの視点で、眠れない要因を切り分けます。
薬に頼らず整える
CBT-Iを軸に、漢方やTMSを組み合わせ、眠る力そのものを回復します。
再発を防ぐ
生活リズムと考え方を整え、復職・パフォーマンス回復までを見据えます。
このページでわかること
「なぜ眠れないのか」「どんな治療があるのか」「どこに相談すればよいのか」を順に整理しました。
眠れなくなる原因 ―「5つのP」で整理する
不眠の背景は一つではなく、いくつもの要因が重なっていることがほとんどです。睡眠医療では、原因を次の5つのPに分けて考えます。当院では、この視点で「環境・身体・認知」を分解し、一人ひとりに合った対処を組み立てます。原因が重なっているほど、「薬だけ」では解決しにくくなります。
痛み・かゆみ・頻尿・発熱・咳など、身体の不調で眠りが妨げられる状態。睡眠時無呼吸などの睡眠関連疾患も含みます。
交代勤務・時差・夜更かしなど生活リズムの乱れ、就寝環境(光・音・温度)による影響。
ストレスや心配ごと、「今夜も眠れないのでは」という不安。この不安自体が眠りをさらに妨げる悪循環を生みます。
うつ病・適応障害・不安症などに伴う不眠。気分の落ち込みや強い不安を伴う場合はここに含まれます。
カフェイン・アルコール・ニコチン、一部の薬の影響。「寝酒」はかえって眠りを浅くします。
「眠れない」は何科を受診すればいい?
仕事のストレスで眠れない・気分が落ち込むといった悩みは、心療内科・睡眠障害内科が適しています。精神科とは重なる部分も多く、どこから相談しても構いませんが、目安は次のとおりです。当院では横断的に診るため、症状ごとに受診先を分ける必要はありません。
当院(心療内科・睡眠障害内科)
- 診る範囲
- 不眠・過眠・睡眠リズムの乱れなど「眠り」の問題と、ストレスが不眠・頭痛・倦怠感として現れる不調を横断的に診ます。
- 得意分野
- 眠れない原因の切り分けと、薬に頼らない治療。仕事の背景も踏まえて相談できます。
精神科
- 診る範囲
- 気分や思考など、こころの症状を中心に診療します。
- 向いている場合
- うつ病や不安症が強く前面に出ているとき。
迷ったら、まずは心療内科・睡眠障害内科へ。診察のなかで、必要に応じて適切な連携先をご案内することもできます。
対応する睡眠の病気・症状
「眠れない」の背景には、不眠症以外の睡眠の病気が隠れていることがあります。当院では、まず眠れない原因を切り分け、次のような疾患・症状にも対応します。
もっとも多い睡眠の悩み。入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害の4タイプがあり、ストレスや生活リズムが背景にあることが多い状態です。CBT-Iを中心に対応します。
睡眠中に呼吸が繰り返し止まり、眠りが分断される状態。起床時の頭痛なども特徴です。疑われる場合は、検査や適切な医療機関との連携を含めて対応します。
安静時に脚の奥へ「むずむず」「虫が這う」ような不快感が生じ、動かすと楽になる病気です。鉄不足などが関わることもあり、原因に応じた治療で改善が期待できます。
体内時計と生活リズムがずれ、望む時間に眠れない・起きられない状態です。極端な夜型(睡眠相後退)や交代勤務・時差による乱れなどが含まれ、光の調整や生活リズムの立て直しで整えます。
不眠症の治療法 ― 世界の主流は「薬より先に認知行動療法」
不眠症の治療には大きく、①CBT-I(不眠の認知行動療法)②薬物療法 ③睡眠衛生指導があります。海外の主要ガイドラインでは、慢性不眠症に対してCBT-Iを最初に検討する(第一選択)という位置づけが定着しています。薬は効果が早い一方で、長期的な有効性や減薬のむずかしさという課題があるためです。
出典:[a] 米国内科学会 不眠症診療ガイドライン 2016(PMID: 27136449)/[b] 欧州 不眠症診療ガイドライン 2017(PMID: 28875581)/[c] 日本睡眠学会 睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン 2014/[d] De Crescenzo, et al. Lancet. 2022/[e] Furukawa Y, et al. Psychiatry Clin Neurosci. 2024/[f] 米国睡眠学会 不眠症の行動・心理的治療ガイドライン 2021(PMID: 33164742)/[g] Furukawa Y, et al. JAMA Psychiatry 2024
CBT-I(不眠の認知行動療法)の効果の目安
CBT-Iは、早い方で1〜2週間ほどで変化を実感できることがあります。一般的には4〜8週間ほどで、7〜8割の方が症状の改善を実感するとされています。
※ 効果には個人差があります。完全に症状がなくなることや、すべての方が改善を実感できることを保証するものではありません。治療方針は診察のうえで個別に決定します。

睡眠外来・CBT-Iとは、
「眠る力」を取り戻す治療
CBT-I(Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)は、薬に頼らずに、睡眠の習慣や「眠りに対する考え方」を整えることで、本来もっている眠る力を回復していく、不眠症に対する認知行動療法です。おもに次の要素を組み合わせて進めます。
ベッドで過ごす時間を調整し、「眠れる状態」で布団に入る習慣を取り戻します。
「布団=眠る場所」という結びつきを再学習し、寝床での考えごとを減らします。
「眠れないと大変なことになる」という思い込みをやわらげ、不安の悪循環を断ちます。
呼吸法などで、心身の過剰な緊張をゆるめる練習を行います。
初診から治療までの流れ
初診はWeb予約で受け付けています。当日の初診にも対応しています。まずは「眠れない」という現状を、そのままお聞かせください。
今日からできる、睡眠のセルフケア
受診の前後を問わず、生活のなかで意識できることもあります。ただし、セルフケアだけで改善しない不眠には必ず理由があります。次を試しても2週間以上つづく場合は受診をご検討ください。
眠れなかった翌朝も、起床時間はできるだけそろえます。体内時計が整いやすくなります。
起きたらカーテンを開けて光を。夜の自然な眠気につながります。
眠れないまま布団で粘らない。眠れなければ一度離れて、眠くなったら戻ります。
アルコールは眠りを浅くします。カフェインは夕方以降を控えめに。
Supervised by — 理事長
田中 遥(たなか はるか)
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 理事長/専門:心療内科・睡眠障害内科
「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。
働く人の心の
診療実績
TMS治療
(薬に頼らないうつ治療)
著書・
監修書籍
メディア出演
・掲載・講演
よくあるご質問
何日くらい眠れなかったら病院に行くべきですか?(受診の目安)
眠れない状態が2週間以上つづく、または日中の眠気・倦怠感で仕事や運転に支障がある、気分の落ち込みや強い不安を伴う——このいずれかに当てはまるときが受診の目安です。慢性化する前のほうが回復もスムーズです。迷う段階でのご相談で構いません。
不眠症は何科を受診すればいいですか?
仕事のストレスによる不眠や気分の落ち込みは、心療内科・睡眠障害内科が適しています。当院は働く人に特化しているため、職場の状況も踏まえてご相談いただけます。
薬を使わずに不眠を治すことはできますか?
多くの慢性不眠症では、CBT-I(不眠の認知行動療法)が薬に頼らない治療の中心になります。海外の主要ガイドラインでもCBT-Iが第一選択とされています。漢方・カウンセリング・TMSなども組み合わせ、症状が強い場合は必要な範囲でお薬も併用します。
CBT-I(不眠の認知行動療法)とはどんな治療ですか?効果はありますか?
CBT-Iは、薬に頼らず睡眠習慣や睡眠に対する考え方を整えることで「眠る力」を回復していく認知行動療法です。早い方で1〜2週間、一般に4〜8週間ほどで7〜8割の方が改善を実感するとされています。
※効果には個人差があり、すべての方の改善を保証するものではありません。
睡眠薬は癖になりますか?やめられなくなりませんか?
お薬の種類や使い方によっては、長く使ううちに依存や、急にやめたときの不調が生じることがあります。だからこそ当院は、必要なときに最小限だけ使い、依存しにくい形で減らしていくことを大切にしています。CBT-Iと組み合わせることで薬を減らしやすくなります。自己判断で急に中止せず、医師と相談しながら進めましょう。
いま睡眠薬を飲んでいます。減らすこと(減薬・休薬)はできますか?
はい、減薬・休薬のサポートに対応しています。現在の睡眠や薬の状況を確認したうえで、無理のないペースで計画を立てます。眠る力そのものを回復させるCBT-Iを併用することで、減らしやすくなるケースがあります。
夜になると脚がむずむずして眠れません。むずむず脚症候群でしょうか?
夕方から夜、じっとしているときに脚の奥へ「むずむず」「虫が這う」ような不快感が出て、動かすと楽になるのは、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)に特徴的な症状です。鉄不足などが関わることもあり、原因に応じた治療で改善が期待できますので、一度ご相談ください。
夜眠れず朝も起きられません。生活リズムの乱れ(リズム障害)も診てもらえますか?
はい。体内時計と生活リズムがずれて望む時間に眠れない・起きられない状態は、概日リズム睡眠・覚醒障害(リズム障害)の可能性があります。光の浴び方や生活リズムの立て直しを中心に整えていきます。
仕事のストレスで眠れません。休職の診断書はその日にもらえますか?
必要と判断された場合、診断書の即日発行に対応しています。産業保健の実務経験を活かし、休職手続きの進め方から復職までサポートします。
心療内科に通っていることは、会社や家族に知られますか?
ご本人の同意なく、受診の事実が会社や家族に伝わることはありません。プライバシーに配慮して診療を行っています。
初診の予約方法と当日の流れを教えてください。当日受診はできますか?
ご予約はWeb予約で承っています。当日の初診受付にも対応しています。当日は問診・カウンセリングで睡眠やストレスの状況を伺い、原因を見立てたうえで治療方針をご提案します。
保険は使えますか?費用の目安は?
診察・カウンセリング・お薬による治療などは健康保険が適用されます。TMS治療など一部は自由診療となる場合があります。費用の詳細は診察時、または予約時にお問い合わせください。
ベスリクリニック東京
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眠れない夜を、ひとりで抱えないでください。
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