心の漢方外来

抗うつ薬は飲みたくない。
でも、眠れない夜が続く。

心療内科医が体質を診て、不眠・不安・落ち込みに保険の漢方薬を処方します。

体質に合わせて選ぶ漢方薬
夜中に何度も目が覚める朝まで眠れる日が増える酸棗仁湯・抑肝散など
会議の前にのどが詰まる緊張しても話し出せる半夏厚朴湯など
昼過ぎには気力が尽きる夕方まで動ける日が増える補中益気湯など

※治療で目指す変化です。処方は診察で決め、効果には個人差があります。

神田駅 徒歩1分当日・翌日枠あり保険診療

「漢方の話を聞いてみたい」だけでも予約できます

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こんなことありませんか?

薬への迷いがあるまま、受診を先延ばしにしている方が多くいます。

  • 睡眠薬を飲むと、翌朝まで頭がぼんやりする
  • 抗うつ薬をすすめられたが、副作用が気になって迷っている
  • 検査では「異常なし」。でも、ずっと調子が悪い
  • 布団に入ると、明日の仕事のことが頭から離れない
−72%

酸棗仁湯を4週間使った精神科の患者さん81名で、睡眠薬の使用量(mg換算)が減ったという報告があります。

Miyaoka T et al. 2015(オープンラベル試験)

心療内科の漢方とは?

病名ではなく、体質と症状の出方で処方を選びます。

体質(証)で選ぶ

同じ不眠でも処方が変わる

健康保険が使える

医療用エキス製剤・1〜3割負担

心療内科医が処方

心の症状と漢方の両方を診る

西洋薬との併用も

切り替え・減薬の相談も可

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セルフチェック

12項目・1分ほど。当てはまるものをタップします。

保険適用の医療用漢方薬

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0〜3個:気になる症状が2週間以上続くなら、相談の目安です。

4〜7個:体質の偏りが症状に出ている可能性があります。漢方の相談をおすすめします。

8個以上:心身の負担が大きい状態です。早めに受診してください。

※診断ではありません。結果にかかわらず、つらいときは受診してください。

心の漢方外来の流れ

精神科医が、心の症状と漢方の両方を診て処方します。

診察で体質と症状をうかがう医師

  1. お話を
    うかがう
  2. 体質を
    確認
  3. 漢方を
    処方
  4. 2〜4週で
    見直し
不安・緊張半夏厚朴湯不安・動悸・焦燥柴胡加竜骨牡蛎湯不眠・疲労酸棗仁湯不眠・神経過敏抑肝散気分の浮き沈み加味逍遙散気力・体力低下補中益気湯

飲んでいる薬があれば、お薬手帳をお持ちください

漢方の相談を予約する

当日・翌日の予約枠あり

田中 遥 院長

この記事の監修

田中 遥

ベスリクリニック 院長/医師・産業医
専門:心療内科/睡眠障害内科

東京慈恵会医科大学医学部卒業。聖隷浜松病院での研修を経て、自律神経の研究にも取り組む。「病気を治す」だけでなく「どう生きるか」を一緒に考える医療を目指し、薬に頼らないカウンセリングと多職種チームによる根本治療・再発予防にあたっています。

プロフィールを見る

17,000人超働くビジネスパーソンの心の診療実績
5,000症例+TMS治療(薬に頼らないうつ治療)の実績
20冊弱医師による著書・監修書籍(睡眠・脳科学・発達障害ほか)
20件+テレビ・新聞・Web・専門誌などへの出演・掲載・講演

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漢方薬と生薬

「薬が怖い」という気持ちのまま、
相談に来てください

漢方のみ・カウンセリングのみ・西洋薬との併用から選べます

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詳しく知りたい方へ

心療内科の漢方治療とは?
不眠・不安・うつへの効果と
副作用・期間を解説

田中 遥 医師

監修:田中 遥
ベスリクリニック 院長/専門:心療内科/睡眠障害内科

心療内科で処方される漢方薬とは

漢方薬は、漢方専門のクリニックだけで出される薬ではありません。心療内科・精神科でも、医療用の漢方エキス製剤を保険診療で処方できます。

当院の外来でよくうかがうのは、次のような声です。

  • 抗うつ薬をすすめられたが、飲み始めるのが怖い
  • 睡眠薬を飲んだ翌朝、会議中も頭がぼんやりする
  • 検査では異常がないのに、疲れと不安が抜けない
  • いまの薬を少しずつ減らしたい

こうした方に対して、当院では精神科医が症状の背景と体質の両方を診て、漢方薬を選びます。漢方だけで進めるか、カウンセリングや西洋薬と組み合わせるかは、相談しながら決めます。

漢方の考え方|「証」と気・血・水

西洋薬は「うつ病には抗うつ薬」のように病名に対して処方されます。漢方薬は、その人の体質やいまの状態(証)を見て選ぶのが特徴です。

証を判断するときの物差しが虚実と気・血・水です。

要素乱れたときの例
気(エネルギー)気虚:疲れやすい、朝起きられない/気滞:のどのつかえ、イライラ、お腹の張り
血(栄養・血流)血虚:寝つきが悪い、肌や髪の乾燥、目の疲れ/瘀血:肩こり、生理痛
水(体液)めまい、むくみ、雨の日の頭痛・だるさ
虚実虚:体力が落ちて疲れやすい/実:体力はあるが緊張や熱がこもる

同じ「眠れない」でも、疲れ果てて眠れない方(虚)と、頭が冴えて眠れない方(実)では処方が異なります。外来では、症状の出方、冷えや汗、胃腸の調子、生理周期なども含めてうかがいます。

漢方薬と抗うつ薬・睡眠薬の違い

どちらが正解というものではありません。それぞれの特徴を知ったうえで、治療を選べることが大切です。

漢方薬西洋薬(向精神薬)
選び方体質・証に合わせる病名・症状に合わせる
働き方気・血・水のバランスを整える。HPA軸(ストレス応答)を穏やかに調節特定の受容体に結合し、神経伝達物質を直接調整
効き始め2〜4週間で経過を確認早く現れやすい
副作用比較的少ないが、ゼロではない眠気・依存性などの懸念がある場合も
向く場面軽〜中程度、未病の段階から症状が重い場合に有効
「西洋薬は絶対に使いたくない」というご希望も、遠慮なくお伝えください。漢方薬のみ・カウンセリングのみ・西洋薬との併用など、相談しながら治療方針を決めます。

不眠に使われる漢方薬

不眠は、心の不調でもっとも多い相談のひとつです。睡眠で休養がとれていないと感じる人は珍しくありません。

成人のおよそ5人に1人が不眠に悩む不眠の悩みがある悩みはない
図:不眠に悩む人の割合(イメージ)

漢方では、眠れない理由を「疲れて眠れない」「高ぶって眠れない」「考えごとで眠れない」に分けて考えます。

症状処方向いているタイプ
不眠・疲労酸棗仁湯さんそうにんとう疲れ切っているのに眠れない。体力が落ちた状態の不眠
不眠・神経過敏抑肝散よくかんさん神経の高ぶりからくる不眠・イライラ・中途覚醒
考えすぎ・食欲不振加味帰脾湯かみきひとう考えすぎて眠れない、不安で食欲が落ちた

例)夜中の2時に目が覚め、仕事のメールが気になって眠れなくなる。こうしたパターンでは、神経の高ぶりを落ち着ける処方が候補になります。

不安・緊張・動悸に使われる漢方薬

不安は、気持ちだけでなく体の症状として出ることがあります。のどの違和感、動悸、胃の痛みなどです。

症状処方向いているタイプ
不安・緊張半夏厚朴湯はんげこうぼくとうのどのつまり感、息苦しさを伴う不安・緊張
不安・動悸・焦燥柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう動悸・イライラが強く、些細なことが気になって落ち着かない
ストレス・冷え四逆散しぎゃくさんストレスで胃が痛い、手足が冷える、イライラしやすい

例)プレゼンの前になると、のどに何か詰まった感じがして声が出にくい。耳鼻科では異常なしと言われた——という方には、半夏厚朴湯が選ばれることがあります。

気分の落ち込み・やる気が出ないときの漢方

気分の落ち込みの背景に、慢性的な疲れや体力の低下があることがあります。その場合は、気を補う処方が候補になります。

症状処方向いているタイプ
気力・体力低下補中益気湯ほちゅうえっきとう慢性疲労で気力が底をつき、それが落ち込みの背景にある
気分の浮き沈み加味逍遙散かみしょうようさん浮き沈み・イライラ・倦怠感が入れ替わる。女性に多く処方
うつ病の可能性があるときは、漢方だけにこだわらず、診察で重症度を確認します。気分の落ち込みが強い、何も楽しめない状態が2週間以上続くときは、早めに受診してください。

※ここに挙げた処方は代表例です。実際の処方は診察での問診・体質確認のうえで決定します。

漢方は効果がある?臨床研究のエビデンス

「漢方にエビデンスはない」と言われた時代もありましたが、不安・不眠・気分の不調に対して、国際誌に掲載された臨床試験があります。

試験結果
抑肝散 × 不安症状
RCT(ランダム化比較試験)
不安スコア(STAI)が投与群で−4.23、対照群で+0.12。唾液アミラーゼでも不安低下を確認。副作用報告0件
Kamiya Y et al. PLOS ONE, 2021/新潟大学/100名
酸棗仁湯 × 精神科患者の不眠
オープンラベル試験(UMIN登録)
4週間でPSQI(睡眠の質)−70%、睡眠薬の使用量(mg換算)−72%。脱落・副作用0件。うつ病・双極性障害・適応障害・不安障害の方が対象
Miyaoka T et al. Alt. Integr. Med., 2015/島根大学/81名
加味逍遙散 × 更年期の興奮・イライラ
二重盲検RCT
4週間のプラセボ走行期を設けた12週の評価で、m-QACSスコアが−3.1点。閉経前のサブグループで有意差
Takamatsu K et al. eCAM, 2021/多施設共同/40〜60歳女性

※エビデンスの解釈は個々の症状・体質によって異なります。実際の治療は必ず医師の診察のうえで行います。

漢方薬の効果はいつから?飲む期間の目安

一般的には2〜4週間を目安に経過を確認します。不眠や不安には、比較的早く変化を感じられる処方もあります。

よいつらい0週2週4週6週8週服用開始からの期間最初の変化処方を見直す処方が合った場合途中で変えた場合
図:服用開始からの経過のイメージ(実際の変化には個人差があります)
  • 2週ごろ:寝つきや朝のだるさなど、小さな変化を確認
  • 4週ごろ:変化がなければ処方を見直す
  • 落ち着いた後:しばらく続け、様子を見ながら減らす

症状が落ち着いたからといって自己判断でやめると、ぶり返すことがあります。やめる時期は診察で相談してください。

漢方薬の副作用と注意点

漢方薬は副作用が比較的少ないとされますが、ゼロではありません。代表的なものを知っておくと、早く気づけます。

注意点内容
甘草を含む処方むくみ、血圧上昇、手足のだるさ(偽アルドステロン症)。複数の漢方の重ね飲みで起こりやすい
胃腸の症状胃もたれ、食欲低下、下痢
皮膚発疹、かゆみ
まれに重いもの肝機能の異常、間質性肺炎(から咳・息切れ・発熱)
こんなときは連絡を:足のむくみ、から咳や息切れ、皮膚や白目が黄色い、強いだるさ。飲んでいる市販薬・サプリも、診察時にお伝えください。

漢方薬は保険適用?費用の目安

当院で処方する漢方薬は、医療用のエキス製剤(顆粒)です。健康保険が適用され、自己負担は通常の保険診療と同じ1〜3割です。

  • 医療用エキス製剤:保険適用。医師が体質を診て処方
  • 市販の漢方薬:ドラッグストアで購入。製品により成分量が異なることがある
  • 煎じ薬:当院では扱っていません

市販の漢方薬より費用を抑えられるケースも多くあります。

睡眠薬・抗うつ薬をやめたい、減らしたいとき

漢方薬への切り替えや減薬のご相談も受け付けています。外来でうかがうのは、たとえばこんな状況です。

  • 睡眠薬を何年も飲んでいて、やめどきが分からない
  • 抗不安薬を飲まないと外出が不安になる
  • 副作用の眠気が仕事に響く
急に薬をやめないでください。急な減薬は症状の悪化や離脱症状を引き起こす可能性があります。漢方を併用しながら、医師の管理のもとで段階的に進めます。

仕事で疲れる・ストレスが抜けないときの漢方

当院は、働くビジネスパーソンの心の診療を多く行っています。仕事のストレスによる不調は、こんな形で出ることが多いです。

  • 会議のあとは、しばらく何も手につかない
  • 月曜の朝になると胃が痛い
  • 帰宅後も仕事のチャットが気になって寝つけない
  • 週末に寝だめしても、疲れが抜けない

漢方で体の土台を整えつつ、睡眠衛生指導やカウンセリングで働き方や考え方のクセにも目を向けます。産業医の視点から、休職や職場への伝え方を相談することもできます。

女性の不調(PMS・更年期)と漢方

生理前のイライラや落ち込み、更年期のほてりと気分の波は、漢方がよく使われる領域です。

  • 生理前の1週間だけ、家族に強く当たってしまう(例)
  • 40代後半から、急にイライラや不眠が増えた(例)

更年期の女性を対象とした二重盲検試験では、加味逍遙散でイライラのスコアが改善したと報告されています(閉経前のサブグループで有意差)。妊娠中・授乳中、妊娠の可能性がある場合は、処方前に必ずお伝えください。

家族・子ども・高齢の方の場合

家族の不調が気になるとき

「最近眠れていないようだ」「イライラが増えた」と家族が気づくことは多くあります。受診はご本人が基本です。受診を嫌がる場合は、「薬を使わない選択肢もあるらしい」と伝えるのがきっかけになることがあります。

子どもの場合

漢方薬には、小児の夜泣きや疳の虫に使われてきた処方もあります。お子さんの受診が可能かどうかは、予約前にお問い合わせください。

高齢の方の場合

高齢の方は、ほかの病気の薬を飲んでいることが多く、甘草による副作用も出やすいとされます。お薬手帳を必ずお持ちください。

漢方の相談は何科?受診の目安

心の不調に漢方を使いたいときは、心療内科・精神科が相談先になります。漢方専門外来との違いは、心の不調の知識と漢方の知識を両方持つ医師が処方する点です。

死にたい気持ちがある・食事や水分がとれないはいすぐ受診・相談救急や相談窓口もいいえ眠れない・落ち込みが2週間以上続いているはい心療内科へ漢方の希望を伝えるいいえ仕事や家事に支障が出ているはい相談の目安早めの受診をいいえ生活を整えて様子を見る続けば相談を
図:受診の目安
すぐに相談してほしい状態「消えてしまいたい」「死にたい」と感じる、食事や水分がとれない、眠れない日が続き仕事に行けない——こうしたときは漢方を待たず、すぐに医療機関を受診してください。夜間や休日は、救急や地域の相談窓口も利用できます。

当院の心の漢方外来|初診の流れ

  1. Web予約予約フォームからご希望の日時を選びます。当日・翌日の枠もあります
  2. 問診症状・いつ頃から・睡眠や胃腸の調子・薬への考え方をうかがいます
  3. 診察・体質の確認心の状態と、虚実・気血水のバランスを確認します
  4. 処方漢方のみ、カウンセリングとの併用、西洋薬との併用から相談して決めます
  5. 2〜4週後の再診変化を確認し、続けるか見直すかを決めます

健康保険証とお薬手帳をお持ちください。「うまく話せるか不安」という方は、メモを持参していただいても構いません。

東京・神田で漢方の相談なら

ベスリクリニックは、神田駅から徒歩1分。これまで17,000人超の働くビジネスパーソンの心の診療に携わってきました。心療内科・睡眠障害内科の医師が、漢方・カウンセリング・睡眠衛生指導を組み合わせて対応します。

用語集

証(しょう)
その人の体質や、いまの体と心の状態をまとめた漢方の診断。処方を選ぶ基準になる。
虚実(きょじつ)
体力や抵抗力の強さの目安。体力が落ちている状態を「虚」、充実している状態を「実」と呼ぶ。
気・血・水(き・けつ・すい)
体を巡る3つの要素。気はエネルギー、血は栄養、水は体液を表す。
気滞(きたい)
気の巡りが滞った状態。のどのつかえ、お腹の張り、イライラなどとして現れる。
気虚(ききょ)
気が不足した状態。疲れやすい、やる気が出ない、食欲が落ちるなど。
エキス製剤
生薬を煎じた成分を顆粒などに加工した医療用の漢方薬。保険診療で処方される。
未病(みびょう)
検査で病気とは言えないが、健康とも言えない状態。
HPA軸
視床下部・下垂体・副腎をつなぐ、ストレスに反応するしくみ。
偽アルドステロン症
甘草(かんぞう)を含む漢方薬で起こることがある副作用。むくみ・血圧上昇・手足のだるさなど。
PSQI
ピッツバーグ睡眠質問票。睡眠の質を点数で評価する国際的な質問票。

漢方治療のよくある質問

漢方治療の基本

心療内科やメンタルクリニックで漢方薬を処方してもらえますか?

はい、処方できます。漢方薬は漢方専門クリニックだけのものではなく、心療内科・精神科でも処方が可能です。ベスリクリニックでは、メンタルの不調(不眠・不安・うつ状態・倦怠感など)に対して保険適用の漢方薬を処方しています。

漢方薬だけで治療できますか?西洋薬は使わなくてもいいですか?

症状や状態によっては、漢方薬のみで治療を進められるケースもあります。「西洋薬は使いたくない」というご希望はそのままお伝えください。ただし、症状が重い場合は安全のために西洋薬の併用をご提案することがあります。最終的な判断は患者さんと相談のうえで決めます。

「未病」でも相談できますか?検査で異常がなくても大丈夫ですか?

はい、大歓迎です。「検査では異常なし」「でもなんとなくずっと調子が悪い」という状態は、漢方が得意とする領域のひとつです。病気と診断される前の段階から、心身のバランスを整えるアプローチができます。

「証」とは何ですか?自分の証はどうやって分かりますか?

証は、体質やいまの心身の状態をまとめた漢方の見立てです。外来では、症状の出方、疲れやすさ、冷えや汗、胃腸の調子、睡眠のパターンなどをうかがって判断します。ご自身で決める必要はありません。

市販の漢方薬と、病院で処方される漢方薬は違いますか?

同じ名前の処方でも、製品によって1日量や含まれる成分の量が異なることがあります。医療機関では医療用のエキス製剤を、診察で確認した体質や併用薬をふまえて処方します。

効果・飲み方

漢方薬はどのくらいで効果が出ますか?

処方内容や症状によって異なりますが、一般的には2〜4週間を目安に経過を確認します。「漢方は効果が遅い」というイメージがありますが、不眠や不安症状には比較的早く変化を感じられる処方もあります。

粉薬(顆粒)が苦手なのですが大丈夫ですか?

当院で処方する医療用漢方薬はエキス顆粒(粉薬)が中心ですが、お湯に溶かして飲む方法など飲み方の工夫についても相談できます。薬自体が苦手な方にはカウンセリング中心の治療プランも検討できます。まずはご相談ください。

漢方薬はいつ飲めばいいですか?

医療用漢方薬は食前(食事の30分ほど前)や食間に飲むよう指示されることが多いです。飲み忘れたときの対応も含め、処方時にお伝えします。

効果を感じないときは、どうなりますか?

2〜4週間を目安に経過を確認し、変化がなければ処方の変更や組み合わせを検討します。体質の見立てを修正することで、合う処方が見つかることもあります。

どのくらいの期間、飲み続けますか?

症状が落ち着いてからもしばらく続け、様子を見ながら減らしていくのが一般的です。期間には個人差があるため、診察のたびに相談して決めます。

副作用・安全性

漢方薬に副作用はありますか?

副作用は比較的少ないとされますが、ゼロではありません。甘草を含む処方でのむくみや血圧上昇、胃もたれ、発疹などが起こることがあります。気になる症状が出たら服用を止めずに、まず当院へご連絡ください。

漢方薬に依存性はありますか?

一般に、睡眠薬や抗不安薬で問題になるような依存は起こりにくいとされています。ただし、自己判断での長期服用や複数の漢方薬の重ね飲みは避けてください。

妊娠中・授乳中でも飲めますか?

処方によって使える・使えないが分かれます。妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある場合は、必ず診察時にお伝えください。

市販の漢方薬やサプリと一緒に飲んでも大丈夫ですか?

同じ生薬(とくに甘草)が重なると副作用が出やすくなります。飲んでいる市販薬やサプリは、パッケージを持参するか名前を控えてお伝えください。

西洋薬との関係

今飲んでいる西洋薬と漢方薬を一緒に飲んでもいいですか?

多くの場合、併用は可能です。現在服用中の薬(向精神薬・睡眠薬・他の処方薬)がある場合は、診察時にお伝えください。安全性を確認したうえで処方します。

西洋薬を減らしたい・やめたいのですが、漢方薬で代替できますか?

漢方薬への切り替えや減薬を希望される方のご相談も受け付けています。ただし、急な減薬は症状の悪化や離脱症状を引き起こす可能性があるため、医師の管理のもとで段階的に進めることが大切です。

他院で処方された抗うつ薬を飲んでいます。漢方の相談だけでもいいですか?

ご相談いただけます。お薬手帳をお持ちください。主治医の治療方針との兼ね合いもあるため、転院か併診かは診察でうかがいます。

漢方と西洋薬、どちらが効きますか?

目的が違うため、一概には比べられません。症状が重い場合や急いで症状を抑える必要がある場合は西洋薬が適していることがあります。軽〜中程度の不調や、体質の偏りが背景にある場合は漢方が選択肢になります。

費用・保険

漢方薬は保険で処方してもらえますか?費用はどのくらいですか?

はい、医師が処方する医療用漢方薬(エキス製剤)は健康保険が適用されます。自己負担は通常の保険診療と同様(1〜3割)です。市販の漢方薬より費用を抑えられるケースも多くあります。

煎じ薬(生薬を煮出すタイプ)は処方してもらえますか?

当院で処方する漢方薬はエキス製剤(顆粒)です。煎じ薬を希望される場合は、漢方専門の医療機関にご相談ください。

受診・通院

初めて心療内科を受診しますが、漢方の相談をしてもいいですか?

もちろんです。「漢方で治したい」という希望を最初から伝えていただいて構いません。診察では、現在の症状・生活習慣・薬への考え方などを丁寧に確認したうえで、最適な治療の方向性をご提案します。

初診では何を話せばいいですか?

いちばんつらい症状、いつ頃からか、睡眠・食欲・胃腸の調子、冷えやすさ、仕事の状況などをうかがいます。メモを持参していただいても構いません。

初診に持っていくものはありますか?

健康保険証とお薬手帳をお持ちください。他院の検査結果があれば、あわせてお持ちいただくと参考になります。

予約は取りやすいですか?

当日・翌日の予約枠もあります。ページ内の予約ボタンから、Web予約フォームでご予約いただけます。

カウンセリングと漢方を組み合わせることはできますか?

できます。考え方のクセや職場の悩みが症状の背景にある場合は、漢方とカウンセリング、睡眠衛生指導を組み合わせてご提案します。

仕事・家族

仕事を休まずに治療できますか?

症状の程度によります。多くの方は通院しながら仕事を続けています。休養が必要かどうかは、診察で状態を確認して一緒に判断します。

仕事中に眠くなる漢方薬はありますか?

睡眠薬や抗不安薬に比べ、日中の眠気は起こりにくいとされます。それでも眠気やだるさを感じたら、処方の見直しを相談してください。

家族の不眠やイライラについて相談できますか?

ご本人の受診が基本です。ご家族だけの相談をご希望の場合は、予約時にお問い合わせください。

子どもでも漢方を処方してもらえますか?

漢方薬には小児に使われる処方もあります。お子さんの受診が可能かどうかは、予約前にお問い合わせください。

参考にした情報

  • Kamiya Y, et al. Effect of Yokukansan on anxiety: a randomized controlled trial. PLOS ONE. 2021.
  • Miyaoka T, et al. Efficacy of Sansoninto for insomnia in psychiatric patients: an open-label study. Alternative and Integrative Medicine. 2015.
  • Takamatsu K, et al. Kamishoyosan for irritability in menopausal women: a multicenter randomized double-blind trial. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine. 2021.
  • 厚生労働省『重篤副作用疾患別対応マニュアル 偽アルドステロン症』
  • 厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
  • 日本東洋医学会『専門医のための漢方医学テキスト』

本ページは一般的な情報提供を目的としています。正式な診断・治療は医師が行います。処方例は代表例であり、効果には個人差があります。

漢方のことだけ聞いてみたい、でも大丈夫です

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