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夜勤・交代勤務の不眠を、薬に頼り切らずに整える睡眠外来
夜勤明けに眠れない。日勤と夜勤が入れ替わるたびに体がついていかない。勤務中や運転中に、ふっと意識が遠のきそうになる——。交代勤務の「眠れない・眠い」は、夜にしっかり寝れば解決する性質のものではありません。世界標準の認知行動療法(CBT-I)で、体内時計と眠りの習慣から整えます。
神田駅 徒歩1分/土日・夜間も診療/当日・翌日予約枠あり
夜勤・交代勤務の不眠は「体内時計のズレ」が核心。薬だけでは根本解決になりにくい
交代勤務睡眠障害(SWSD)とは、勤務時間と体内時計がズレることで「眠るべき時間に眠れない」「働くべき時間に強く眠い」が同時に起こる状態です。睡眠薬は症状をやわらげますが、ズレた体内時計そのものは整えません。
慢性の不眠には、認知行動療法(CBT-I)が国際的な診療指針で第一選択とされています。ベスリクリニックは、必要なら薬もうまく使いながら、CBT-Iに光・仮眠・スケジュール調整を組み合わせ、仕事を続けたまま、安全に働ける眠りを目指します。忙しい交代勤務でも完走しやすい3回の短期集中で行います。
日中や仕事中の眠気・不眠のお悩みはありませんか?
- 夜勤明け、疲れているのに寝つけない
- 休みの日になっても体内時計が戻らず、一日中だるさが抜けない
- 運転中や作業中に眠気が出て、「事故を起こすのではないか」と怖い
- 薬が必要なのか、このまま薬を続けていいのか、誰かに相談したい
- 仕事は辞められない。今の勤務を続けながら、なんとかしたい
眠れない・眠いのは、気合いや根性の問題でも、努力不足でもありません。働き方に合わせて、整え方のある状態です。ひとつでも当てはまれば、相談する十分な理由です。
交代勤務睡眠障害(SWSD)とは?
交代勤務睡眠障害(SWSD:Shift Work Sleep Disorder)とは、夜勤や交代制など、体が本来眠るべき時間に働き、活動すべき時間に眠ろうとする生活が続くことで、「眠るべき時間に眠れない(不眠)」と「働くべき時間に強く眠い(過度の眠気)」の両方が起こる状態を指します。

一般的な不眠症が「眠る時間は十分あるのに眠れない」ものであるのに対し、交代勤務の場合は眠りを妨げているおおもとが“勤務時間と体内時計のズレ”にある点に大きな特徴があります。寝つきの悪さや途中で目が覚めること、眠っても疲れが残ること(熟眠感の欠如)に加え、勤務中の眠気・集中力の低下・気分の落ち込みが重なりやすいのも、交代勤務ならではです。
交代勤務は、医療・介護、製造、運送、警備、コールセンターなど、社会を支える多くの現場に欠かせない働き方です。それだけに眠りの問題は決して特別なものではなく、不規則な勤務をしている方に広くみられる、いわば「働き方とともにある悩み」といえます。
なぜ交代勤務だと眠れなくなるの?
人の体は本来、夜に眠り、昼に活動するようにできています。これをつかさどるのが体内時計(概日リズム)で、光・体温・メラトニンというホルモンなどのリズムが、毎日ほぼ決まった時間に「眠る準備」と「活動の準備」を整えています。

ところが夜勤や交代勤務は、この体内時計に真っ向から逆らう働き方です。しかも体内時計は、シフトが変わったからといってすぐには切り替わりません。「働く時間なのに体は眠ろうとし、眠る時間なのに体は起きようとする」というズレが生まれ、これが眠りにくさと日中の眠気の正体です。
さらにここに、一般的な不眠症と同じ悪循環も重なります。「眠らなきゃ」という焦りが強いほど神経が高ぶって考え事が止まらない状態(過覚醒)になり、眠れない時間を寝床で長く過ごすほど「寝床=眠れない場所」という結びつきが強まります。
つまり交代勤務の眠りは、「リズムのズレ」と「眠れない悪循環」という二重の負担を抱えやすいのです。だからこそ、片方だけにアプローチしても、なかなか整いません。
「眠気による事故・ミス」は、
怠慢のせいではありません
交代勤務の方からよく聞くのが、「運転中や作業中の眠気が怖い」「ミスをして取り返しのつかないことになるのでは」という不安です。
知っておいていただきたいのは、睡眠不足や体内時計の乱れによる眠気は、意志の力では抑えきれない生理現象だということです。脳が休息を強く求めているサインであって、気のゆるみや怠けではありません。とくに医療・介護、運送、製造、警備のように、わずかなミスや一瞬の居眠りが重大な結果につながりかねない現場ほど、この眠気は切実な問題です。
大切なのは自分を責めることではなく、「安全に働けるレベルまで、勤務中のパフォーマンスを取り戻すこと」を目標に置くことです。睡眠外来では、光のコントロールや戦略的な仮眠、睡眠スケジュールの設計、必要に応じた薬の調整を組み合わせ、勤務中の覚醒度を保てるように整えます。
「眠気で事故を起こすのが怖い」という不安は、それ自体が相談する十分な理由です。
睡眠薬だけで眠れればいいのでは?
「自分には睡眠薬が必要なのだろうか」と迷う方はとても多くいらっしゃいます。結論から言えば、薬が必要かどうかを医師と相談すること自体は、まったく問題のない、むしろ大切な一歩です。寝つきを助けたり、つらい時期を乗り切るために薬が役立つ場面は確かにあります。ただ、交代勤務の眠りの問題には、薬だけでは届きにくい部分があります。
睡眠薬だけに頼ると
- 体内時計
- ズレたリズムそのものは整わない。おおもとが残る。
- 勤務・運転
- 薬の効果が次の勤務・運転に残り、眠気やふらつきの原因になりうる。
- 長期の経過
- 根っこが変わらず「効かない→量が増える」流れに入りやすい。
睡眠外来(CBT-I+α)なら
- 体内時計
- 光・仮眠・スケジュールでリズムのズレそのものを整える。
- 勤務・運転
- 眠気やふらつきの副作用が少なく、安全性を確保しやすい。
- 長期の経過
- 習慣と考え方が変わるため、治療後も効果が続きやすい。
ベスリクリニックでは、医師が「いま薬が本当に必要か」「減らせそうか」を一緒に見極めながら、薬に頼り切らなくても眠れる土台づくりを進めます。薬を無理に「やめさせる」ためではなく、あなた自身の“眠る力”と“しっかり起きていられる力”を取り戻すための取り組みです。すでに睡眠薬を飲んでいる方の減薬・休薬も、急にやめる必要はなく、主治医と相談しながら段階的に進められます。
SECTION 03
世界の「第一選択」は、薬ではなく認知行動療法(CBT-I)
世界の主要な診療ガイドラインは、慢性不眠症に対してまずCBT-Iを行い、効果が不十分な場合に薬物療法を短期間だけ併用する順序を勧めています(米国内科学会・2016年、米国睡眠医学会・2021年、欧州睡眠学会・2023年改訂)。
ところが日本では、CBT-Iを提供できる施設が少なく、「眠れない → とりあえず睡眠薬」という流れが定着してきました。世界では“最初の一手”とされる治療が、日本では“薬の次”に置かれてきた——ここに大きなギャップがあります。妊娠を考えている方や妊娠中の方ほど薬を避けたいのに、です。
04 ─ Our program
ベスリの短期集中 睡眠CBT-I
ベスリのCBT-Iはお薬の処方がなくても、最初からCBT-Iを受けられます。忙しい方が仕事と両立しやすいよう、要点を絞った3回で「眠る力」の回復を目指します。※木曜日担当者
要点を絞った3回
標準的なCBT-Iは4〜8回ですが、核となる技法に絞り、忙しくても完走しやすい形にしています。
あなたに合わせた調整
体内リズムへの反応の個人差を見極めながら、睡眠制限などを無理のない範囲で調整します。
仕組みごと、わかりやすく
「なぜ眠れる/眠れないか」も説明。論理的に納得できると続けやすく、再発時も自分で立て直せます。
睡眠外来の治療の流れ(全3回)
大切なお知らせ:交代勤務の方には睡眠制限法を慎重に進めます。
CBT-Iの中心となる睡眠制限法は、導入の初期に日中の眠気が一時的に強まることがあります。長距離運転や危険な作業をともなう交代勤務の方では、この時期がそのまま事故につながらないよう、当院では勤務スケジュールと相談しながら、無理のない範囲で慎重に進めます。これはまさに「交代勤務を理解した専門家にかかる」価値です。ご自身の勤務内容や不安な点は、受ける前に必ずお伝えください。
今日から試せる、交代勤務のセルフケア
受診の前後を問わず、ご自身でできる工夫もあります。ただしこれらは治療の代わりではなく、あくまで補助です。眠れない状態が続くときは、自己流で睡眠時間を削る前に専門家にご相談ください。
光をコントロールする
勤務中はできるだけ明るく。帰宅時は強い朝日を避け(サングラスなど)、寝室は暗く静かに。光は体内時計を動かす最も強い手がかりです。
戦略的に仮眠をとる
勤務前や勤務中の短時間仮眠(15〜20分程度)は、眠気のピークを下げるのに役立ちます。長すぎる仮眠は目覚めのだるさにつながるため短めに。
眠りと勤務を記録する
就寝・起床・勤務時間を書き留めるだけでも、自分のリズムの傾向が見えてきます。思い込みではなく“事実”が、プラン作りの土台になります。
カフェインは勤務の前半までにとどめ、就寝前の数時間は避けると、寝つきが妨げられにくくなります。寝室は遮光・防音・涼しめに整えるのがおすすめです。うまくいかないときこそ、無理をせずご相談ください。
仕事を辞めずに、今の勤務のままで
「転職すれば」「夜勤をやめれば」と言われても、現実はそう簡単ではありません。仕事は、生活そのものだからです。当院は、今の勤務を続けることを前提に、その中でできる整え方を一緒に探します。
眠りの問題だけを切り離すのではなく、仕事や生活のストレス、抑うつや不安が背景に隠れていないかも含めて、こころ全体のサインとして評価し、必要なサポートを行います。医師は全員が産業医経験を持ち、働く方の事情を踏まえて相談に乗れるのも特徴です。
不規則な勤務の方ほど、平日の日中に何度も通院するのは大変です。当院では短期集中3回を基本に、忙しい方でも完走しやすいプログラムで続けやすさを大切にしています。
よくある質問
東京・神田・大手町エリアで、薬に頼らない不眠症治療(CBT-I)や夜勤・交代勤務の睡眠外来をお探しの方からよくいただく質問をまとめました。
夜勤・交代勤務がありますが、受けられますか?
はい。当院は不規則な勤務を前提にプランを組み立てます。「夜にちゃんと寝なさい」ではなく、あなたのシフトに合わせて、いつ・どのように眠りと覚醒を整えるかを一緒に設計します。
すでに睡眠薬を飲んでいますが、受けられますか? 薬は続けたままで大丈夫ですか?
はい、可能です。お薬を続けながら始め、経過を見て主治医と相談しながら減らしていく方が多くいらっしゃいます。急にやめる必要はないので、安心して取り組んでいただけます。
そもそも薬が必要かどうかも、相談できますか?
はい。「いま薬が必要か」「減らせそうか」を医師と一緒に見極めるところから始められます。薬を無理にすすめることも、無理にやめさせることもありません。必要なら薬もうまく使いながら、根っこを整えていくのが当院の考え方です。
睡眠薬より CBT-I のほうが効果がある、というのは本当ですか?
慢性の不眠症では、CBT-Iと睡眠薬を直接くらべた研究で、CBT-Iが薬と同等以上で、やめたあとも効果が続きやすいと示されています。交代勤務の方を対象にした研究も改善を報告していますが、その数はまだ限られるのが正直なところです。そのため当院では、CBT-Iを軸にしつつ、必要に応じて薬も使い、あなたの状況に合わせて進めます。
運転や危険作業のある自分でも、睡眠制限法は大丈夫ですか?
導入初期に日中の眠気が一時的に強まることがあるため、交代勤務の方や危険な作業に従事する方は、勤務スケジュールと相談しながら慎重に進めます。ご自身の状況は受ける前に必ずお伝えください。
効果が出るまで、どのくらいかかりますか?
多くの方が2〜4週間ほどで変化を感じ始めます。一時的に眠気が強まる時期を越えると、寝つきや熟眠感、勤務中の覚醒度が整っていきます。
何回くらい通う必要がありますか?
当院は3回の短期集中 睡眠認知行動療法を基本としています。要点を絞ることで、忙しい働く方でも続けやすい形にしています。
自分が交代勤務睡眠障害(SWSD)かどうか、わかりますか? 受診の目安は?
「夜勤や交代勤務が続いている」「眠るべき時間に眠れない、または働くべき時間に強く眠い」状態が数週間以上続き、生活や仕事に支障が出ている場合は、SWSDの可能性があります。診断は医師が行いますので、当てはまると感じたら、まずはご相談ください。
職場や家族に知られませんか? 診断書は出してもらえますか?
ご本人の同意なく受診の事実が会社や家族に伝わることはありません。医師は全員が産業医経験を持ち、必要と判断された場合は診断書の発行にも対応しています。仕事への影響や休職・復職のご相談も可能です。
当日・翌日でも予約できますか?
はい。「急に不安が強くなった」「明日の勤務前にどうしても相談したい」という方のために、当日・翌日予約枠をご用意しています。Web予約フォームからお申し込みください。
Supervised by — 院長
田中 遥(たなか はるか)
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 院長/専門:心療内科・睡眠障害内科
「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。
働く人の心の
診療実績
TMS治療
(薬に頼らないうつ治療)
著書・
監修書籍
メディア出演
・掲載・講演
公開日:2026年6月1日/最終更新日:2026年7月3日
まずは相談だけでも、お気軽に
眠りは、整え方のある力です。薬に頼り切る前に、あるいは薬とうまく付き合いながら、どうぞ一度ご相談ください。あなたの“眠る力”と“安全に働ける毎日”を取り戻す道を、一緒に探します。