ベスリクリニックの治療コンセプト

治療コンセプト

仕事や対人関係でストレスを抱えたままでいると、眠れない、起きられない、食事が取れないなどの生活リズムが崩れてきます。同時にぐるぐると同じことを考え続けてしまう、何も考えられない、など思考にも偏重をきたした状態が抑うつ状態です。そして最後には病気と診断されてしまいます。多くのクリニックではこの場合、症状に対して薬物治療が行われています。

ベスリクリニックでは、治療に取り組むための「体」、その症状を作り出した「心」に対しての治療を平行して行いながら、「脳」が作り出した症状に対し治療を行っていきます。
この「心」、「体」、「脳」の状態を見ながら、それぞれにどう対応していくか、このことを基本的な治療の考え方としています。
この概念を表したものが「ベスリの三角」です。

「心」への治療

真面目な方ほど、何とか自分で解決しようと努力し続け、「もう無理だ」という状態でメンタルに問題を抱えて相談にこられます。まずは患者さんの心に寄り添う治療を行ないます。
こころの問題は会社や家庭といった環境への適応として現れた結果です。患者さんご自身の思考の癖を知り、思考技術（メンタルスキル）を強くすることで症状を改善させていきます。

「体」への治療

ストレスが強い状態では、睡眠をはじめとする健康に障害が出てきます。睡眠に問題を抱えた状態では、対ストレス耐性も低下します。充実した睡眠をとる方法を知ることで、寝ている間に自然に自分の身体をケアしてくれるようになります。デキるビジネスマンほど、よく眠っているので、決して倒れることはありません。また、体質を改善することで体そのものをより良くすることが出来ます。
つまり、睡眠や体質改善などから健康な体を作っていれば、ヒトは簡単には倒れることはありません。

「脳」への治療

身体の問題や心の問題が生じた結果、脳内の神経伝達が上手くいかないことがあります。これは誰にでも起きることです。嫌なことが続くとイライラしやすくなるのと同じです。
こういう時には、一時的に薬の力を借り、脳内神経伝達を正常に戻すケアが有効な手段の一つです。
薬物には副作用や依存性の心配をすることもありますが、大切なことは、あくまでも一時的な対処を前提とした薬物療法です。
ベスリクリニックでは西洋薬の薬物療法だけでなく、TMS治療、漢方による治療を併用することもできます。