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Insomnia & Restless Legs
その不眠、
脚のむずむず
が原因かも
寝つけない、夜中に何度も目が覚める——その不眠の背景に、脚を動かしたくてたまらなくなるむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)が隠れていることがあります。原因の多くに鉄欠乏が関わり、採血で確かめられます。心療内科・睡眠障害内科として、不眠を“脚から”見直します。
神田駅 徒歩1分/平日夜20:30まで・土日も診療
Insomnia
その不眠、「脚」が原因かもしれません
「寝つけない」「夜中に目が覚めて眠れない」と心療内科を受診される方の中には、実は脚の不快感が睡眠を妨げているケースがあります。むずむず脚症候群は睡眠関連運動障害に分類され、不眠の隠れた原因として見過ごされやすい病気です。
なぜ眠れなくなるのか
症状は夕方から夜間に強まるという日内リズムがあり、ちょうど眠ろうとする時間帯に悪化します。「寝床に入るとじっとしていられず寝つけない」「夜中に目覚めると脚が不快で再び眠れない」という訴えが典型です。さらにRLSの方の多くは睡眠中に脚が周期的にぴくつく動き(周期性四肢運動:PLM)を伴い、本人が気づかないまま睡眠が細切れになっていることがあります。
「ただの不眠」として見逃されやすい
特徴的なのは、睡眠が妨げられていても日中の強い眠気が必ずしも出ない点です。そのため「寝つきの悪い不眠」とだけ捉えられ、脚の症状が見過ごされてしまうことがあります。眠れない背景に脚の違和感がある場合は、その手がかりを見逃さないことが大切です。
カフェイン・アルコール・喫煙のほか、一部のお薬(抗ドパミン薬や一部の抗うつ薬など)が症状を強めることがあります。
不眠やうつの治療中に脚の不快感が出た場合は、自己判断で薬を中断せず、まず主治医にご相談ください。
About
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは
むずむず脚症候群は、脚を動かさずにはいられない強い衝動と、脚の不快な異常感覚を生じる感覚運動障害です。「むずむずする」「虫が這うよう」「ほてる」など感じ方はさまざまで、脚の表面というより内部・深部の不快感として訴えられることが多いのが特徴です。
日本人での有病率はおおむね1〜3%とされ、欧米(5〜14%程度)より低いものの、決して珍しい病気ではありません。やや女性に多く、加齢とともに増える傾向があります。感覚や痛みを伴うため、初診で皮膚科や整形外科を受診し、診断が遅れることも少なくありません。
脚の奥がむずむず/虫が這う/火照る・ほてる/じっとしていられない、など言葉にしにくい違和感。
寝つきが悪い・夜中に目が覚める。長時間の会議・乗り物・映画館など、じっとする場面でもつらくなります。
Self Check
症状セルフチェック:4つの特徴
むずむず脚症候群には、診断の目安となる4つの特徴があります。加えて、これらの症状がこむらがえりや関節痛など他の原因では説明できないことも重要です。次の内容に当てはまる場合、一度ご相談ください。

Iron & RLS
鉄欠乏との深い関係
むずむず脚症候群を語るうえで欠かせないのが「鉄」です。近年の研究では、脳内の鉄の不足(Brain Iron Deficiency)がこの病気の中心的な仕組みと考えられています。
脳の中で信号を伝えるドパミンをつくる過程では、鉄が酵素の「補酵素(サポート役)」として必要です。そのため体内の鉄(とくに貯蔵鉄の指標であるフェリチン)が不足すると、ドパミンの働きが乱れ、症状が現れやすくなると考えられています。血液検査で貧血がなくても、貯蔵鉄が少ないだけで症状に関わることがあるのがポイントです。

鉄欠乏が起こりやすい人
月経のある女性、妊娠中・授乳中の方、ダイエットや偏食で鉄が不足しがちな方、胃腸からの出血や吸収低下がある方などは、鉄欠乏が背景にあることがあります。また腎臓の病気(透析を含む)や妊娠は、鉄以外の要因でむずむず脚症候群に関わることが知られています。
Examination
なぜ採血が必要なのか
むずむず脚症候群の診療で採血が重要なのは、症状の背景にある「鉄の不足」や「他の原因」を、目に見える数値で確認できるからです。問診だけでは、鉄が足りているのか、他の病気が隠れていないのかまではわかりません。
採血では、貯蔵鉄の指標であるフェリチンを中心に、血清鉄やトランスフェリン飽和度、貧血の有無、腎機能などを確認します。国内外の指針では、成人でフェリチンが概ね100ng/mL未満(妊娠中は基準が異なります)の場合に、鉄を補う治療を検討する目安とされています。逆にフェリチンが高い場合などは鉄の補充は行いません。
※数値の目安は一般的な参考であり、鉄剤のむずむず脚症候群への使用可否や量は、年齢・症状・他の検査結果を含めて医師が個別に判断します。

Treatment
治療の考え方
当院は「薬に頼りすぎない」ことを大切にしています。むずむず脚症候群でも、まずは採血で原因を確かめ、鉄欠乏や生活習慣など背景にある要因から整えることを基本に、症状が強い場合は医師の判断でお薬も組み合わせ、不眠の改善につなげます。
鉄など原因を整える
採血で鉄・フェリチンが不足していれば、食事の工夫や鉄の補充を検討。原因への根本的なアプローチです。
生活習慣を整える
カフェイン・アルコール・喫煙の見直し、適度な運動、睡眠リズムの調整など、症状を悪化させにくい生活へ。
必要に応じた薬物療法
症状が強い場合は、ドパミン作動薬やα2δリガンドなどを医師が検討。長く使う際は種類や量を調整します。
Supervised by — 理事長
田中 遥(たなか はるか)
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 理事長/専門:心療内科・睡眠障害内科
「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。
働く人の心の
診療実績
TMS治療
(薬に頼らないうつ治療)
著書・
監修書籍
メディア出演
・掲載・講演
FAQ
よくある質問
不眠で受診したのに、脚の話をしてもいいですか?
普通の不眠と、むずむず脚症候群による不眠はどう違いますか?
睡眠薬を飲めば治りますか?
どうして採血が必要なのですか?
貧血ではないと言われましたが、それでも鉄が関係しますか?
今飲んでいる薬で悪化することはありますか?
市販の鉄サプリを飲めば大丈夫ですか?
仕事帰りや土日でも受診できますか?
Reservation
その不眠、脚から見直してみませんか
眠れないつらさの背景に、脚の症状が隠れていることがあります。むずむず脚症候群は、採血で原因を“見える化”することから始まります。我慢せず、まずはお気軽にご相談ください。
神田駅 徒歩1分/平日夜20:30まで・土日診療/当日初診受付にも対応