はじめての不眠症治療
一生懸命仕事をしたときやストレスを感じた時には、【脳の疲労】が起こります。睡眠は【脳の休息】であるにもかかわらず、不眠の中にはストレスで起こる不眠もあります。
仕事の成果、考えても答えが出ない不安、やるべきことで頭がヒート…睡眠がうまくいかないときには、頭がずっと重く、集中力が途切れやすくなります。
仕事に手がつかず、やるべきことがたまっていき頭だけがぐるぐる回りやすくなります。
「仕事に影響が出ないように睡眠を何とかしたい…」
「日中に眠気がでて仕事に影響が出たらどうしよう…」
「睡眠薬は依存しそうで怖い…」
はじめて不眠になった時、治療の不安がある方も安心して相談できるように、「はじめての睡眠外来」を行っています。
不眠症・睡眠障害セルフチェックリスト
- 寝つきが悪い
- 頭がずっと動いていて眠りが浅い
- 途中で起きてしまう
- 起きてもすっきりしない
- 日中に集中力が出ない
自分のコンディションを整え、安定したパフォーマンスを発揮するために上記のチェックに当てはまる方はまずご相談ください。
はじめての睡眠外来ポイント
①お薬の処方種類を相談できる
ベスリクリニックでは、お薬の処方について、①お薬なし②西洋薬の睡眠薬③東洋医学の漢方薬・鍼灸の中からご案内ができます。
医療機関に来るのに、「薬を飲むのが怖い」と相談しづらい…という方もいると思います。
当院では、「お薬を飲むことを前提とせず、まずは相談したい」という方も多くいらっしゃいます。
まずはお気軽にご相談ください。
②睡眠トレーニングがある
海外では不眠に対する治療の第一選択は「睡眠薬」ではなく「生活を見直す」ことです。
睡眠に悩むビジネスパーソンは「夜眠れない」ことではなく、「日中パフォーマンスが出ない」ことに困っています。
当院では日中のパフォーマンスを軸とした全3回の【睡眠トレーニング】を行っています。
睡眠トレーニング:4,400円/回 (再診料等別)
③身体の原因がないか確認できる
不眠の原因の中には、睡眠時無呼吸症候群や甲状腺など身体の病気によるものもあります。
当院では初診時の問診や採血等で身体による原因がないか確認します。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、家でできる簡易SAS検査のご案内も可能です。
働きながらでも無理なく自分の状態や原因を整理し、適切な治療をご案内します。
はじめての不眠症治療
はじめて不眠症の治療をしてみたい方は、まず睡眠カウンセリングの睡眠衛生指導からはじめることをおすすめします。
欧米諸国では、不眠症に対しお薬の治療の前に睡眠衛生指導(カウンセリング)を行うことを推奨しています。
当院でもはじめて睡眠の治療をしたい方、睡眠薬で治療を行う方にはNeruノート(睡眠記録)と睡眠カウンセリングを組み合わせてご案内いたします。
働く人の睡眠トレーニングとは?
日中のパフォーマンスは、ただお薬で睡眠時間を得ることではなく、「睡眠の質」をコントロールすることが重要です。
睡眠トレーニングでは、睡眠の量と質の改善を、客観的な検査やデータに基づき、眠れる生活習慣にしていくためのアドバイスをします。
不規則な生活習慣の方や、交代制勤務、不安や心配で眠れない、日中の眠気が強いなどのお悩みに対して、毎日の生活の中で実行できることを見つけ、改善を支援します。
全3回【睡眠トレーニング】を最短1.5ケ月で行うことで自分の「睡眠力」を上げます。
お薬が怖い方は、薬に頼らない体質改善を。
お薬を同時並行で使用する方は、薬を減薬しやすい体質改善で無理のない減薬を実現します。
睡眠トレーニング:4,400円/回 (再診料等別)
Neruノートとは?
Neruノートは自分で睡眠とパフォーマンスを客観視する睡眠サポートノートです。
書くことで自分の睡眠タイプの3つがわかり、睡眠のどのポイントに気を付けることが自分の睡眠リズムを安定化するのに効果的か整理がしやすくなります。
自分の生活の見直しだけでなく、処方の相談もNeruノートによりしやすくなります。
今のお薬があっているのか、増量したほうが良いのか、別のお薬に変えたほうが良いのか、減薬のタイミングはいつかなど、具体的に相談したいときにもご活用ください。
おすすめの睡眠薬の効果と副作用の評価
2017年に米国睡眠学会より公表された不眠症の薬物治療ガイドラインでは、薬効と日中の認知・運動機能等の評価がまとめられました。
睡眠薬には様々な種類があります。昔から睡眠薬として使われてきたベンゾジアゼピン系の睡眠薬、抗うつ薬の鎮静作用を用いた睡眠薬、オレキシン受容体やメラトニン受容体に働きかける新しい睡眠薬などがあります。その他、市販で売られている「ドリエル」などのジフェンヒドラミンや、サプリメントのメラトニンなどがあります。
当院では、日中の生産性に大きく影響が出ないよう院内で討議をしながら標準的な睡眠薬の治療をおこなっています。
睡眠外来・睡眠トレーニングの症例
〜寝付きが悪く、眠ることについて不安のあるAさん〜
寝付きが悪く、睡眠薬が手放せなかったAさん。
夜になると眠れるかが不安で眠気があってもふとんに入るとどきどきして目が覚めてきてしまうようになり、だんだんと薬の量が増えていってしまっていました。
睡眠の習慣を見直すとだんだんと改善していき、必要なお薬も徐々に減っていきました。
最終的には薬なしでも眠れるようになり、「薬がなくても眠れる自信がついた」「眠れない日があっても、翌日に早く眠れたりするのでそこまで気にならなくなった」ということを話され、卒業となりました。
〜昼夜逆転で日中眠気が強かったBさん〜
長期の休みをきかっけに昼夜逆転となり、そこからリズムを戻せず仕事中でも眠気が出ていたBさん。
朝も起きれずだんだん夜も寝たい時間に眠くならないことが増えていました。
アドバイスを実行していくと、夜に眠気が出てくることが増え朝も決まった時間に目が覚めるようになっていき日中の眠気も改善されていきました。
「自分で睡眠をコントロールできるようになってきた」「自分に効果のある方法がわかった」ということを話され、睡眠の調子が悪くなりリズムが乱れても自分で修正ができるようになっていきました。