Cognitive Behavioral Therapy
考え方のクセを整え、
新たな心の法則をつくる。
認知行動療法(CBT)・問題解決療法で、うつ・不安・不眠・適応障害から、働く人のパフォーマンス低下まで。薬に頼りすぎず、再発しない心と働き方へ。
神田駅 徒歩1分/平日夜20:30まで・土日も診療
What is CBT
認知行動療法とは
認知行動療法(CBT)とは、ものの受け取り方・考え方(認知)に働きかけて、気持ちと行動のバランスを整える心理療法です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになり、問題を解決しづらいこころの状態に追い込まれていきます。その状態が長く続くと物事の認識にズレが生じ、ズレたまま行動することで、行動とその結果がうまくかみ合わなくなります。認知行動療法では、こうした考え方のバランスを改善し、ストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。
基本的な考え方
同じ出来事でも、「どう受け取るか」によって生まれる気持ちも、その後の行動も変わります。出来事・認知・感情・行動のつながりを一緒に整理し、かたよった受け取り方を、より現実に即したバランスのよい受け取り方へと置き換えていきます。その結果として気持ちが軽くなり、行動が前向きに変化していきます。認知行動療法はうつ病や不安症などに対する有効性が各種ガイドラインでも示された治療法で、当院では日常生活で実践できる形に落とし込んでお伝えします。
問題解決療法とは
あわせて当院では問題解決療法も行っています。日常で直面するさまざまな問題に対し、有効な解決策の選択肢を複数挙げ、その中から最も有効な手段を見つけ出して実行していく心理療法です。「悩み続けて動けない」状態から「具体的に手を打てる」状態へと切り替え、認知(考え方)と行動(対処)の両面からアプローチします。

For You
改善が期待できるお悩み・こんな方へ
認知行動療法・問題解決療法は、次のようなお悩みに用いられます。症状の有無にかかわらず、思考の習慣を見直したい方にも適しています。
- 気分の落ち込み・やる気が出ない(うつ症状)
- 強い不安・緊張・動悸を感じやすい(不安症状)
- 寝つけない・途中で目が覚める(不眠)
- 環境の変化や職場のストレスがつらい(適応障害)
- 最近どうも仕事のパフォーマンスが上がらない、成果に結びつかない
- 知らず知らずマイナス思考になっている/今の自分を変えたい
- 薬に頼りすぎず、再発しない状態を目指したい
Why CBT
なぜ、認知行動療法なのか
忙しく働く方ほど、「気休めではなく、効果が検証された方法に時間を使いたい」と考えるはずです。認知行動療法(CBT)は、世界でもっとも研究が進んだ心理療法のひとつで、ゴールと手順が明確な、いわば「再現性のある方法論」です。次の3点が、結果を重視する方に選ばれる理由です。
身につけたスキルが「残る」
薬は症状を抑えますが、止めると戻りやすい面があります。CBTで学んだ考え方・対処法は自分の中に残り、再発予防に役立つことが研究で示されています。いわば自分への投資です。
ゴールと期間が明確
「なんとなく通う」のではなく、治療目標を立て、構造化された手順で進めます。見通しが立つため、多忙な方でもスケジュールに組み込みやすい治療です。
仕事のストレスにも応用できる
身につく「考え方を切り替える力」「問題を分解して対処する力」は、症状の改善だけでなく、日々のプレッシャーやパフォーマンス管理にも転用できます。
Evidence
「効果が検証された治療」である根拠
認知行動療法は、長年にわたるランダム化比較試験(RCT)やメタ分析で、うつ病・不安症などへの有効性が確認されてきました。その積み重ねは、次のような形で社会的にも認められています。
日本うつ病学会、英国NICEなど、国内外の診療ガイドラインで、標準的な治療の選択肢のひとつとして推奨されています。
日本でも、認知療法・認知行動療法はうつ病などを対象に、一定の要件のもとで保険診療(診療報酬)の対象とされています。国が有効性を認めた裏づけです。
慢性的な不眠に対しては、睡眠の認知行動療法(CBT-I)が、睡眠薬より先に試すべき第一選択として国際的に推奨されています。
数十年にわたる多数の比較試験とメタ分析という、再現性に裏打ちされたエビデンスがあります。一時的な流行ではない治療法です。
CBT & Medication
認知行動療法と薬物療法の違い
薬物療法はつらい症状をやわらげ、回復の土台を整えるのに役立ちます。一方、認知行動療法は症状を生み出す考え方や行動のパターンそのものに働きかけるため、再発を防ぐ力が身につきやすいことが特長です。どちらが優れているということではなく、状態に応じて使い分け、組み合わせることが大切です。
症状を早くやわらげ、休養と回復の土台をつくる。つらさが強い時期に有効。
考え方・行動の習慣に働きかけ、再発を防ぐ力を育てる。回復後の安定に有効。
ベスリクリニックは「薬に頼りすぎない」ことを大切にし、必要に応じて漢方治療やTMS治療(薬を使わない磁気刺激)、認知行動療法(CBT)と組み合わせてご提案します。
CBT or Others
認知行動療法とほかのカウンセリングの違い
「カウンセリング」とひとことで言っても、進め方や目的はさまざまです。認知行動療法(CBT)は、その中でも「考え方と行動のクセに具体的に働きかけ、自分で対処できるスキルを身につける」ことに重点を置いた、目標と手順のある治療法です。一方、傾聴・支持を中心とした一般的なカウンセリングは、安心して話し、気持ちを受け止めてもらいながら整理していくことに重きを置きます。どちらが優れているということではなく、今のあなたの状態や目的によって「合うもの」が変わります。
| 認知行動療法(CBT) | 傾聴・支持中心のカウンセリング | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 考え方・行動のパターンを整え、症状改善と再発予防につなげる | 安心して話し、気持ちを受け止め、整理する |
| 焦点の時間軸 | 主に「今ここ」と少し先の行動 | 今感じている気持ち |
| 進め方 | 構造化・目標設定あり。宿題(ホームワーク)で生活の中でも練習 | 自由に話す。傾聴を中心に寄り添う |
| 期間の目安 | 比較的短期〜中期で区切りやすい | 状況に応じて柔軟 |
| 得られるもの | 自分で使える対処スキル(再発予防の力) | 受け止めてもらえる安心感・気持ちの整理 |
※過去や無意識の対人パターンを深く掘り下げる洞察志向の心理療法など、ほかのアプローチもあります。実際には組み合わせて進めることも多く、最適な方法は診察で見極めます。
Which Suits You
あなたに向いているのはどちら?
下の目安はあくまで傾向です。状態は人それぞれなので、最終的には診察でご一緒に決めていきます。
認知行動療法が向いている方
- 考え方のクセ・とらえ方を、自分で変えていきたい
- 不安・パニック・社交不安・強迫、軽〜中等度のうつ、不眠に具体的に取り組みたい
- 再発を防ぐスキルを身につけたい
- 宿題など、能動的に取り組める状態にある
- 仕事のパフォーマンスや思考の習慣を整えたい
ほかの治療・カウンセリングが合う方
- 強い落ち込みで動けない急性期で、まず休養が必要
- 薬を避けたい、または体質・自律神経の乱れが気になる
- うつが薬で十分によくならない/薬を減らしたい
- 不眠そのものが一番の悩み
- 休職・復職の判断や職場復帰が中心の課題
- まずは話を聞いてほしい・気持ちを整理したい段階
Program
ベスリクリニックの認知行動療法プログラム(6ステップ)
治療の目的を理解いただくところから始め、考え方のクセに気づき、新たな心の法則をつくるまでを、一人ひとりのペースで一緒に進めていきます。
認知行動療法の目的と流れを理解し、不安なく治療を受けられるようになります。
当院の治療:現在の心の状態をチェックし、パンフレットを用いて説明。これまでの心の変動や現在の症状をお聞きします。
どんな自分を目指すのか、治療目標(目指す自分の姿)が明確になります。
当院の治療:これまでの心の動きを振り返りながら、改善の大きな方向性と具体的な目標を一緒に決めます。
自分の認知のかたよりに気づくようになります。
当院の治療:過去の行動や思考パターンを振り返り、知らず知らずに身についた思考の習慣を一緒に見つけます。
かたよりをなくすために、どう考え、どんな見方をすればよいかが見えてきます。
当院の治療:自分に合った「新たな思考とは何か」を体験し、振り返りながら一緒に考えていきます。
知らず知らずに築いてきた「心の法則」に気づき、今後の付き合い方に気づきます。
当院の治療:心の法則を明確にし、新たな心の法則づくりを一緒に考えていきます。
新たな自分の心の法則づくりを目指して歩き出します。
当院の治療:終了時の心の状態をチェックし、今後の生活のしかた・心のレスキューのしかたを説明します。
Supervised by — 理事長
田中 遥(たなか はるか)
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 院長/専門:心療内科・睡眠障害内科
「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。
働く人の心の
診療実績
TMS治療
(薬に頼らないうつ治療)
著書・
監修書籍
メディア出演
・掲載・講演
FAQ
よくある質問
認知行動療法とは何ですか?
問題解決療法と認知行動療法は何が違いますか?
どんな症状・悩みに向いていますか?
薬を使わずに治療できますか?
一般的なカウンセリングとは違うのですか?
治療期間や1回の時間はどのくらいですか?
仕事を続けながら通えますか?
効果はどのくらいで実感できますか?
予約はどうすればよいですか?