最近、大人の発達障害というWordを目にする機会が多くなりました。
発達障害は、「生まれつき脳機能に何らかの偏りがあり、精神的あるいは行動的な特有の症状を示すもの」と言われて
発達障害の方は、本人も企業もその対応が課題になっています。下記のデータのように、せっかく就職しても離職してしまうという、本人にとっても企業にとっても不幸が事がおきています。
【参考】高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センター(平成30年)
離職の理由は、下記のような報告があります。これを見ると企業側は、このような発達障害の方に対して有効な対策を苦慮しているようです。
【参考】高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者職業総合センター 平成30年
大人の発達障害では、下記の2つが注目されています。
「自閉症スペクトラム障害」(Autism Spectrum Disorder、ASD)
対人関係や社会性が苦手。人との距離感がとれない。人付き合いが苦手などの特徴があります。
「KY 空気が読めない」という特徴もあります。
「注意欠如多動性障害」(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder、ADHD)
集中力や注意力が低下。衝動性、多動性・・・思い立つとすぐに行動しがち)などの特徴があります。
「自分は発達障害では・・・」と心配され受診される方が多くいらっしゃいますが、大人の発達障害は、おおよそ5%前後といわれています。
発達障害という言葉の認知度があがり、自分は発達障害かもと不安に思う方は増えているようです。しかし、発達障害ではない場合もあります。大事なことは、生きにくい、仕事しにくい自分の特性を見極め、今の行動をどう変えるかのSOLUTIONを考えることが重要です。
今回は、「自分は発達障害かも・・・」と心配されて検査された方が実は、何だったのかのケースを2例ご紹介します。
http://besli.jp/symptoms/%e5%a4%a7%e4%ba%ba%e3%81%ae%e7%99%ba%e9%81%94%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e7%a7%81%e3%81%a3%e3%81%a6%e7%99%ba%e9%81%94%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%81%aa%e3%81%ae%ef%bc%9f
参考
リタリコ発達ナビ 日経グッディ
Association AP, 高橋三郎, 大野裕, 染矢俊幸, 神庭重信, 尾崎紀夫, ほか. DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル. 医学書院; 2014.