父親の産後うつ|仕事を続けながら薬に頼らず治す|ベスリクリニック東京







Paternal Postpartum Depression

男性にも起こる
「父親の産後うつ」

眠れない、イライラする、仕事に集中できない、家族といても楽しめない——。産後のお父さんの約10人に1人が経験すると報告される、心の不調です。がんばりが足りないのではなく、治療で回復が期待できる状態です。

神田駅 徒歩1分/平日夜20:30まで・土日も診療(働く人専門の心療内科・睡眠障害内科)

監修:ベスリクリニック東京 理事長 田中 遥(心療内科・睡眠障害内科) | 公開日:2026-07-10 更新日:2026-07-10

Introduction

産後うつとは、赤ちゃんが生まれたあとに気分の落ち込みや不眠、意欲の低下などが続く心の不調です。これまで主にお母さんの問題として知られてきましたが、近年はお父さんにも同じような症状が起こることが分かってきました。「父親の産後うつ」「パタニティブルー」と呼ばれることもあります。

大切なのは、「がんばりが足りない」と自分を責めないこと。父親の産後うつは、産後の環境変化と身体の変化が重なって誰にでも起こり得るもので、治療で回復が期待できます。この記事では、症状のセルフチェック・原因・放置するリスク、そして薬に頼りすぎない治療までを整理します。

01 ─ About

男性(父親)の産後うつとは

約10人に1人。決して珍しくありません

海外の複数の研究をまとめた解析では父親の約8〜10%、国内の調査でも約1割のお父さんに産後うつのリスクがあると報告されています。発症は産後3〜6か月ごろに多いとされ、産後1年以内は注意が必要な時期です。パートナーが産後うつのとき、お父さん自身のリスクも高まることが知られています。

「疲れているだけ」と見過ごされやすい

男性の場合、落ち込みとして自覚されるより、イライラや怒りっぽさ、飲酒の増加、仕事への過度な没頭といった行動の変化として表れやすいのが特徴です。本人も周囲も「仕事が忙しいだけ」「疲れているだけ」と考えてしまい、受診が遅れがちです。

ポイント:産後うつはお母さんだけの問題ではありません。ご家庭に赤ちゃんを迎えたあと、心身の不調が2週間以上続いているなら、お父さんも一度セルフチェックをしてみてください。

02 ─ Self-check

お父さんの産後うつ
セルフチェックリスト

次のような状態が続いていませんか。あてはまるものが複数あり、2週間以上続いている場合は、産後うつの可能性があります。

  • 活字が頭に入ってこない、考えがまとまらない
  • 疲労感が取れず、イライラして家族にあたってしまう
  • 集中力が落ちて、仕事のミスや抜け漏れが増えた
  • 家族と過ごしていても、楽しいと感じられない
  • 自分は家族の役に立っていない、と感じてしまう
  • 夜泣き対応がない日でも、寝つけない・夜中に目が覚める
  • 飲酒や残業が増え、家庭から足が遠のいている

医療機関では、エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)などを用いた評価も行います。判断に迷う場合は、チェックの結果を初診時にお伝えください。

受診の目安:セルフチェックからの判断フロー チェックに あてはまる項目がある 2週間以上 続いている? 受診を検討 心療内科・睡眠障害内科へ まず睡眠・休息を確保 改善しなければ受診を はい いいえ
症状が2週間以上続く場合は受診の目安です。迷うときは、我慢せず一度ご相談ください。

03 ─ Causes

父親が産後うつになる4つの原因

性格の弱さや愛情不足が原因ではありません。産後の環境変化と身体の変化が重なることで、誰にでも起こり得ます。

1. 生活リズムの激変

夜間の授乳・夜泣き対応などで生活リズムが大きく変わり、十分な睡眠や息をつく時間が取れず、心身が疲弊しやすくなります。睡眠不足はうつ症状の大きな引き金です。

2. 仕事と育児の板挟み

職場では責任ある仕事を任され、家庭では育児への参加が求められます。「どちらも中途半端」と感じてしまうことが、強いストレスの原因になります。

3. 孤独感・疎外感

育児に集中するパートナーとの会話が減り、家庭内での役割を果たせていないと感じやすくなります。男性は悩みを相談できる相手が少なく、孤立しがちです。

4. ホルモン・身体の変化

父親も産後にテストステロンなどのホルモンバランスが変化することが報告されており、気分の落ち込みやすさに影響すると考えられています。

04 ─ Risks

放っておくと、どうなる?

お父さんの産後うつを放置すると、ご本人だけでなく、赤ちゃんやパートナーを含めた家庭全体に影響が広がる可能性があります。

01

ご本人への影響

集中力・思考力の低下で仕事の効率が落ち、さらに自分を責める悪循環に。疲労とイライラが続き、心身の休まる時間がなくなります。

02

赤ちゃんへの影響

赤ちゃんとの愛着形成が難しくなり、情緒や社会性の発達に影響することが指摘されています。育児負担がお母さんに集中しやすくなります。

03

ご家庭への影響

夫婦間のコミュニケーション不足が深刻化し、家庭内の緊張が高まります。パートナーも孤独感や負担感を抱えやすくなります。

放置すると強まる「父親の産後うつの悪循環」 睡眠不足・疲労夜間対応・生活リズムの激変 集中力・思考力の低下仕事のミス・抜け漏れ 自己否定・イライラ「役に立てていない」 さらに眠れない気分の落ち込みが持続
睡眠不足を起点に、仕事のつまずきと自己否定が連鎖し、さらに眠れなくなる——この循環を早い段階で断ち切ることが回復の鍵です。
早めの受診を。男性の産後うつは見過ごされやすい不調です。症状を軽視せず、早い段階で医療機関のサポートを受けることが、ご本人とご家族を守る近道になります。

05 ─ Treatment

ベスリクリニック東京の治療方法

「仕事を続けながら治したい」というお父さんの状況に合わせ、薬に頼りすぎない選択肢を組み合わせて治療計画をつくります。

1. 薬物療法(西洋薬・漢方)

症状・状態・ご希望に合わせて最適なお薬を選びます。眠気など仕事への影響に配慮した処方や、心身にやさしい漢方治療にも対応しています。

2. TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)

磁気で脳を直接ケアする、薬を使わない治療です。早い方では1〜2週間ほどで集中力や気分の変化を感じる場合もあります。

3. カウンセリング(認知行動療法)

「何に悩んでいるのか分からない」ときも、心の専門家との対話で自分を客観視できます。考え方や対処のパターンを整える認知行動療法を行います。

4. 睡眠治療・休職/復職支援

不眠には睡眠の認知行動療法(CBT-I)で「眠る力」の回復を支援。休職が必要な場合は診断書の即日発行から復職まで一貫してサポートします。

症状・ご希望に合わせて組み合わせる治療 お父さん 状況に合わせて 薬物療法西洋薬・漢方/仕事への影響に配慮 TMS治療薬を使わない磁気刺激 カウンセリング認知行動療法で考え方を整える 睡眠治療・休復職支援CBT-I/診断書・復職まで
どれか一つに限定せず、症状やご希望、仕事の状況に合わせて複数を組み合わせ、再発しにくい回復を目指します。
各種書類の作成にも対応。休職の診断書のほか、行政の育児支援訪問事業など、支援を受けるために必要な書類の作成もご相談いただけます。

07 ─ Reasons

神田のベスリクリニック東京が選ばれる理由

働く人のメンタル不調に特化した心療内科・睡眠障害内科として、17,000人以上の「働く人の心」を診てきました。

医師全員が産業医経験

仕事のストレスや職場事情を踏まえた診療が可能です。「休むべきか、働きながら治すべきか」の判断から一緒に考えます。

平日夜・土日も診療、神田駅徒歩1分

平日は20:30まで(受付終了19:30)、土曜・日曜も診療。JR・銀座線「神田駅」徒歩1分で、仕事帰りや週末に通院できます。

薬に頼らない選択肢が豊富

TMS治療、漢方、カウンセリング、睡眠の認知行動療法(CBT-I)を組み合わせ、再発しにくい回復を目指します。

プライバシーに配慮

ご本人の同意なく、受診の事実が会社やご家族に伝わることはありません。安心してご相談ください。

08 ─ Voices

寄せられているご相談の例

当院には、次のようなお父さんからのご相談が寄せられています。

30代・初めての育児による睡眠不足と不眠

夜間対応が続くうちに、静かな夜でも眠れなくなった。日中の強い眠気と倦怠感で仕事がつらい。

20代・パートナーとの関係悪化と自己否定

会話が減り、些細なことで衝突が増えた。「自分は父親失格ではないか」と自分を責めてしまう。

30代・集中力低下と罪悪感

仕事のミスが増え、育児も十分にできていない気がする。楽しいはずの時間に何も感じられない。

Supervised by — 理事長

田中 遥(たなか はるか)

医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 理事長/専門:心療内科・睡眠障害内科

「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。仕事も育児もがんばりたいお父さんの回復を、薬に頼りきらない選択肢でサポートします。

17,000+

働く人の心の
診療実績

5,000+

TMS治療
(薬に頼らないうつ治療)

約20冊

著書・
監修書籍

20件+

メディア出演
・掲載・講演

FAQ

よくある質問

男性の産後うつと、当院の受診についてよくいただく質問にお答えします。

男性でも産後うつになりますか?珍しいことですか?

なります。海外の複数研究をまとめた解析では父親の約8〜10%、国内の調査でも約1割にリスクがあると報告されており、決して珍しいものではありません。見過ごされやすいだけで、適切な治療で改善が期待できる不調です。

父親の産後うつは、いつ頃からどんな症状で始まりますか?

産後3〜6か月ごろに多いと報告されており、産後1年以内は注意が必要です。不眠、疲労感、イライラ、集中力の低下、家族と過ごしても楽しめない、自分は役に立っていないと感じる、などが代表的です。2週間以上続く場合は受診の目安です。

母親の産後うつと何が違いますか?

男性は落ち込みとして自覚されにくく、イライラや怒りっぽさ、飲酒の増加、仕事への過度な没頭など、行動の変化として表れやすいのが特徴です。「疲れているだけ」と見過ごされやすいため、セルフチェックをご活用ください。

男性の産後うつは何科を受診すればいいですか?

心療内科・精神科が窓口です。当院は働く人に特化した心療内科・睡眠障害内科で、医師全員が産業医経験を持ち、仕事と育児を両立するお父さんの産後うつに対応しています。

仕事を休まずに治療できますか?

可能です。平日は20:30まで(受付終了19:30)、土曜・日曜も診療しており、神田駅から徒歩1分です。仕事への影響に配慮した薬の選択や、薬を使わないTMS治療など、働きながら続けやすい治療をご提案します。

薬を使わない治療はありますか?

あります。磁気で脳を直接ケアするTMS治療、漢方治療、認知行動療法などのカウンセリング、不眠に対する睡眠の認知行動療法(CBT-I)を組み合わせて提供しています。

治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

症状や状況により個人差があります。TMS治療では早い方で1〜2週間ほどで集中力や気分の変化を感じる場合もありますが、一般には数週間〜数か月かけて、再発しにくい状態までの回復を目指します。

受診したことが会社や家族に知られませんか?

ご本人の同意なく、受診の事実が会社やご家族に伝わることはありません。プライバシーに配慮して診療を行っています。

休職したい場合、診断書はその日にもらえますか?

医師が必要と判断した場合、診断書の即日発行に対応しています。産業保健の実務経験を活かし、休職手続きの進め方から復職のタイミング判断まで一貫してサポートします。

育児休業(産後パパ育休)を取れば良くなりますか?

休業は負担の軽減に役立ちますが、すでにうつ症状が出ている場合、休むだけでは十分に改善しないことがあります。制度の活用と並行して、睡眠の立て直しや治療を早めに始めることをおすすめします。

家族(パートナー)ができるサポートはありますか?

「がんばりが足りない」と責めずに話を聴くこと、短時間でも睡眠と休息を確保すること、受診を後押しすることが有効です。ご夫婦それぞれの不調についても、当院でご相談いただけます。

初診の予約方法と当日の流れを教えてください。

Web予約フォームからお申込みください。当日の初診受付にも対応しています。詳しい流れは初診までの流れをご覧ください。

Flow

初診までの流れ

相談をためらわないでください。「こんなことで相談してもいいのかな」と感じたときが、あなたと赤ちゃん、ご家族の笑顔を取り戻す一歩です。

Web予約を取る初診フォームからお申込みください。当日の初診受付にも対応しています。
来院して治療方針を相談する健康保険証・これまでの医療情報(お薬手帳や他院の診断書など)・気になる症状のメモをお持ちいただくとスムーズです。
アフターフォロー治療後も定期的にフォローアップを行い、症状の改善をサポートします。必要に応じて治療プランを見直します。

Reservation

ひとりで抱え込む前に、
ご相談ください

働く人専門の心療内科・睡眠障害内科が、仕事も育児もがんばりたいお父さんの回復を、薬に頼りすぎない方法でサポートします。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個々の診断・治療を保証するものではありません。症状には個人差があり、効果を確約するものではありません。強い気分の落ち込みや体調の急変がある場合は、早めに医療機関を受診してください。