心のフィルターを整えるスキーマ療法

「同じところで何度もつまずいてしまう」

「頭ではわかっているのに、人間関係や感情のパターンが変わらない」

「症状は落ち着いたのに、また同じ状況になると不調がぶり返す」。

こうした“生きづらさの繰り返し”の背景には、無意識のうちに働いている考え方のクセ=心のフィルターがあります。

スキーマ療法とはこころの奥にある“考え方のクセ(心のフィルター)”に気づき、今の自分に合うかたちへ、ゆっくり整えていく心理療法です。

神田ベスリクリニックでは、スキーマ療法をベースに、その根っこにそっと向き合い働く人の「再発予防」と「自分らしい働き方」をサポートしています。

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私たちは、世界を“フィルター越し”に見ている

私たちの意識には、普段気づいている顕在意識と、気づいていない潜在意識の2種類があり、潜在意識の割合が90%以上ともいわれています。

その潜在意識には、生きていくために必要な初期設定の考え方や、生い立ち・幼少期の成長過程で体験した出来事をもとに学習し保存された考え方など、さまざまなパターンが蓄えられています。これを当院では「心のフィルター」と呼んでいます。

ある出来事
挨拶をしたのに、返事が返ってこなかった。

Filter A

「体調が、悪いのかな」

気づかう、やさしいフィルター

Filter B

「声が、小さかったかな」

自分に向ける、控えめなフィルター

Filter C

「嫌われて、無視された…」

傷つきやすい、痛みのフィルター

起きた出来事は、同じ。それでも“心のフィルター”によって、見え方はこんなに変わります。

私たちは、出来事を無意識のうちに、この心のフィルター越しに捉えています。

「心のフィルター」は認知の歪みのひとつ

「心のフィルター」は、認知行動療法でいう認知の歪みの代表的なひとつでもあります。一言でいえば、ネガティブなことに注目しすぎて、世界全体がどんよりして見えてしまう思考パターンです。

大勢からの高評価より、たったひとりの低評価が気になる
褒められても、いまいち素直に受け取れない。
ささいなミスにこだわって、「やっぱり自分はダメだ」と落ち込む。
人の機嫌や顔色を、つい気にしすぎてしまう。
なんとなく、いつも同じパターンで人間関係につまずく。
頭ではわかっているのに、気持ちや行動がついてこない。

ひとつでも「わかる」と感じたなら、スキーマ療法は、あなたにとって役に立つアプローチかもしれません。

ものごとには必ず、いい面と悪い面があります。

しかしこのパターンを持つと、ネガティブな部分にばかりこだわり、ほかのポジティブなことは考慮に入らなくなってしまいます

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なぜ「心のフィルター」ができてしまうのか

あなたが心のフィルターの思考パターンを持つようになったのは、あなたのせいではありません。

心のフィルターの大部分は、生まれ育った環境に適応するために作られ、保存されてきたものです。幼少期から好ましくない経験を重ねたり、知識を仕入れたりしてきた結果であり、周りのおとなの言動が色濃く反映されています。

子どもの頃に短所ばかりを指摘されていた人は、自分に長所があることを認められません。子どもの頃に他人の悪口ばかり聞かされていた人は、他人のいいところを認めることが難しくなります。親自身の心にフィルターがかかっていれば、それは無意識のうちに子どもへと伝わり、子どもも同じ心のフィルターを持つようになるのです。

スキーマ療法の解説図。氷山の水面下にあたる潜在意識に「心のフィルター(考え方のクセ)」が蓄えられている様子を、顕在意識10%・潜在意識90%として図解。大切な前提として、心のフィルター=悪いもの、というわけではありません。過去の成長の役に立ったり、安全を確保するために必要だったりしたからこそ、成功体験とともに潜在意識の中に保存されてきました。

ただ、フィルターの多くは、脳や体の機能が未熟だった幼少期につくられたものです。そのため短絡的で極端な解釈のものも多く、大人になるにつれて、いまの自分にとっては最善ではなくなっていることがあります。

そして、こうした歪みは潜在意識の深いところに根付いているため、ただフラットな視点を意識するだけで改善するのは、非常に困難です。認知の歪みを修正するには、表面的な意識づけだけでなく、その原因となった幼少期の心の傷(インナーチャイルド)を癒し、「その考え方は、もう必要ない」と腹落ちさせていくプロセスが必要になります。スキーマ療法は、まさにこの“根っこ”に取り組む心理療法です。

ベスリクリニックのスキーマ療法

スキーマ療法は、「認知行動療法の進化版」とも呼ばれる心理療法です。

通常の認知行動療法が“いま”の考えや行動に焦点を当てるのに対し、スキーマ療法は、その底にある根深いパターン=“心のフィルター”そのものに働きかけます。

神田ベスリクリニックでは、働く人の薬に頼らない心療内科として、心身の不調の原因をこう捉えています。

仕事や家庭で起こる問題に、過去の経験で何とか適応しようとするときに生じる“ひずみ”。

うまくいかない上司・部下関係、評価へのプレッシャー、責任感——その奥にある「思考のクセや人間関係の作り方」に手を入れない限り、症状は再発しやすいものです。だからこそ当院では、お薬だけでなくカウンセリングによって“また働き続けられる心づくり”を重視しています。

心のフィルター外来で目指す姿

ネガティブなことが起こっても、そこに巻き込まれすぎない考え方を育む
こころのブレーキを外し、行動を後押しする
不安や恐れから動くパターンを卒業し、喜びから行動できるようになる

カラダ作りにトレーニングジムがあるように、メンタル作りにも“ジム”が必要です。心のフィルター外来は、不調をやり過ごすためのものではなく、自分の力で前に進んでいくための土台をつくる場です。

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■ 当日予約・アクセスの良さ

東京駅から1駅 神田駅から徒歩1分 大手町駅からも徒歩圏内。

「急に不安が強くなった」「近いうちにどうしても相談したい」という方のために、当日・翌日予約枠をご用意しています。

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よくある質問

神田・大手町エリアでカウンセリング、スキーマ療法に強い心療内科をお探しの方からよくいただくご質問をまとめました。

FAQ

よくある質問

スキーマ療法とは何ですか?
スキーマ療法は、アメリカの心理学者ジェフリー・E・ヤングが認知行動療法をもとに発展させた心理療法で、「認知行動療法の進化版」とも呼ばれます。通常の認知行動療法が“いま”の考えや行動に焦点を当てるのに対し、スキーマ療法は、その底にある根深いパターン=“心のフィルター”そのものに働きかけ、今の自分に合うかたちへ書き換えていきます。神田ベスリクリニックの「心のフィルター外来」は、このスキーマ療法をベースにした外来です。

「心のフィルター外来」では、どのように進めますか?

まず、現在のお悩みにおいてどの心のフィルターが活性化しているのかを、対話を通じて探していきます。フィルターを探すために幼少期など過去のことをお伺いする場合もありますが、無理に思い出そうとする必要はありません。

そのうえで、「これからどうしていきたいか」「どうなりたいか」を一緒に確認しながら、必要な新しい考え方を一緒に考案します。

認知行動療法(CBT)とどう違いますか?
CBTは、今わいてくる考え方や行動を、その場で整える心理療法です。うつや不安への効果が期待でき、多くの治療の“基本”になります。一方スキーマ療法は、その考えを生む“根っこの思い込み”まで見にいきます。「CBTでラクになっても同じパターンがぶり返す」というときに、その根本に取り組めるのが特徴です。

ほかの心理療法(カウンセリング・精神分析・マインドフルネスなど)とは、どう違いますか?

心理療法にはさまざまな種類があり、それぞれ“得意なこと”が違います。

一般的なカウンセリング(傾聴):話を聴いて気持ちを整理する。

→ スキーマ療法は、聴くことを大切にしながら、繰り返すパターンを一緒に“見える化”し、書き換えます。

精神分析:無意識や幼少期を時間をかけて深く掘り下げる。

→ スキーマ療法は、過去も見ますが、より構造的に「これからどうなりたいか」へ向け、癒し・書き換えまで進めます。

マインドフルネス:「今ここ」に気づき、思考や感情を判断せず眺める。

→ スキーマ療法は、その“気づく力”を活かしながら、奥にある根っこのパターンそのものを癒します。

トラウマ療法(EMDRなど):特定のつらい記憶の“引っかかり”を和らげる。

→ スキーマ療法は、ひとつの出来事より、人生で繰り返す“パターン全体”に向き合います(併用されることも)。

コーチング:目標達成や、これからの行動を前向きに後押し。

→ スキーマ療法は、「なぜ同じところでつまずくのか」という感情の根っこを扱い、心のブレーキをゆるめます。

スキーマ療法は、認知行動療法を土台に、愛着理論や体験的な技法、対人関係的なアプローチを統合して発展してきた“いいとこ取り”のアプローチです。「考え方」だけでも「過去」だけでもなく、繰り返すクセの“根っこ”に、考え方+感情+イメージの両面から働きかけられます。

なぜ「働く人」に、心のフィルター外来をすすめるのですか?

神田ベスリクリニックは、働く人の薬に頼らない心療内科として、心身の不調の原因を「仕事や家庭で起こる問題に、過去の経験で何とか適応しようとするときに生じる“ひずみ”」と捉えています。

うまくいかない上司・部下関係、評価へのプレッシャー、責任感——その奥にある「思考のクセや人間関係の作り方」に手を入れない限り、症状は再発しやすいものです。だからこそ当院では、薬物療法やTMS治療といった脳へのアプローチだけでなく、カウンセリングによって“また働き続けられる心づくり”を重視しています。心のフィルター外来は、その中核となる外来のひとつです。

神田以外でも受けられますか?
ベスリグループの姉妹院「ベスリ横浜TMS醫院」でもご相談いただけます。通いやすい院をお選びください。

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まずは相談だけでも、お気軽にご予約ください

心のフィルターは、あなたを守るために、これまでの人生の中でつくられてきたものです。決して「あなたが弱いから」「能力が低いから」ではありません。けれど、いまの自分にとって最善ではなくなったフィルターは、書き換えていくことができます。

神田ベスリクリニックの心のフィルター外来は、スキーマ療法をベースに、その“根っこ”に一緒に向き合い、また自分らしく働き、生きていける土台づくりをサポートします。

初診や同一週での来院予約も受け付けております。迷ったらまずはお気軽にご予約ください。

院名: 医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック

最寄り駅: JR山手線・東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩1分

住所: 〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目2 神田サンミビル8階

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ベスリクリニック 院長 田中 遥 医師

監修

田中 遥/ 医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 院長

専門:心療内科/睡眠障害内科

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実績

17,000人超

働くビジネスパーソンの心の診療実績

5,000症例以上

TMS治療(薬に頼らないうつ治療)の実績

20冊弱

医師による著書・監修書籍(睡眠・脳科学・発達障害ほか)

20件以上

テレビ・新聞・Web・専門誌などへの出演・掲載・講演