Group Therapy for Return to Work

短期集中プレリワークとは
休職中の「知る」と「決める」を、交互に進める

診断書が出て休職に入ったあと、「まず何をすればいいのか」「いつ働ける状態に戻るのか」が分からず、休んでいること自体に不安を感じる方は少なくありません。

ベスリクリニック東京の「短期集中プレリワーク」は、休職からの回復を「共通して知っておくべきこと(知る)」と「自分の場合はどうするか(決める)」に分け、前者を集団療法で、後者を休職サポート外来で扱います。いまどの段階にいて、次に何をするかを毎回はっきりさせながら、復職までを一本の道すじにします。

Why Pre-Rework

できるだけ早く、無理なく社会復帰したい方へ

長期のリワークには通えないけれど、できるだけ短い期間でしっかり準備して社会復帰したい方へ。ここでの社会復帰には、元の職場への復職だけでなく、転職による再スタートも含みます。短期集中プレリワークの3つの特徴です。


Feature1

毎週、初回があります。
思い立った週から始められる

「次の開講まで数か月待ち」がありません。

当院は休職・復職を専門とするクリニックのため、集団療法には毎週初回があります。休職に入った時期にかかわらず、いまのフェーズに合った回から参加できます。復職までの時間を待機に使わず、休みはじめの段階から準備を始められます。

  • 毎週初回
  • 待機なし
  • 今週から

Feature2

休んでいる時間を、
復職の準備に変える

通所型リワークは、数か月から半年以上に及ぶこともあります。

短期集中プレリワークは、できるだけ短い期間で社会復帰を目指したい方のための設計です。集団療法(学ぶ)と休職サポート外来(決める)をおおむね2週間ごとに交互に受け、回復の道すじと復職計画を前倒しで整えます。回復の速さには個人差があり、期間をお約束するものではありませんが、「何をすればいいか分からないまま休む」時間は減らせます。

  • 休職初期から
  • 2週間ごとの往復
  • 復職計画まで

Feature3

ひとりで抱えない。
周りにも、同じ時期の人がいる

悩んでいるのは、自分だけではありません。

集団療法には、同じ時期に休職している方が参加します。同じ段階の人がどう過ごしているかを知ることで、自分の状態を過度に責めずに捉え直せます。一人で調べて迷い続けるより、共通の地図を持てることが、回復のペースを支えます。

  • 集団療法
  • 同じフェーズの仲間
  • 個別外来と併用

休職の相談は、初診から始まります。

初診のWeb予約をする

神田駅 徒歩1分/夜間・土日診療

About

短期集中プレリワークとは——リワークとの関係

リワーク(return to work)は、うつ病や適応障害などで休職している方が、職場復帰に向けて行うリハビリテーションの総称です。実施する主体によって、次の3つに分かれます。

種類医療リワーク職リハリワーク職場リワーク
実施機関医療機関地域障害者職業センター企業内・EAPなど
費用健康保険労働保険(本人負担なし)企業負担
主な目的精神科治療と再休職予防職場適応に向けた支援復職の可否の見極め

※ 表は横にスクロールできます。

医療機関で行うリワーク(医療リワーク)は、精神科ショートケアや通院集団精神療法などの診療報酬上の枠組みで実施され、健康保険制度や自立支援医療制度を利用できます。当院の短期集中プレリワークは、数か月から半年以上かけて通う通所型リワークには通えないけれど、休職初期から短期間でしっかり準備して社会復帰したい方に向けた集団療法です。ここでの社会復帰には、元の職場への復職に加え、転職による再スタートも含みます。同じ時期の課題を持つ方が集まり、回復の仕組みや制度、ストレスへの対処を「共通の知識」として学びます。
ただし、症状や回復の状況によっては、じっくり時間をかける通所型リワークが適している方もいます。どちらが合うかは、診察のうえ医師と相談して決めます。

Position

短期集中プレリワークの入り口と出口

「リワーク」は、休職からの復職準備を指す一般的な呼び方です。ただし通所型リワークは数か月から半年以上かかることもあり、「長期間は通えないけれど、できるだけ短い期間でしっかり準備して社会復帰したい」と感じる方もいます。社会復帰には、元の職場への復職だけでなく、転職も含みます。

短期集中プレリワークは、その入り口を休職初期に置きます。早い段階から回復の道すじを整理し、出口ではそのまま社会復帰を目指す方と、より時間をかけて通所型リワークへ進む方に分かれます。ここでの社会復帰には、元の職場への復職だけでなく転職も含みます。どちらが適しているかは、回復の状況を診たうえで医師と相談して決めます。

短期集中プレリワークの流れを示すフロー図。最上部に「休職初期(診断書・休職開始)」。下向きの矢印「入り口」を経て「短期集中プレリワーク(集団療法×休職外来を交互に)」へ進む。次に矢印「出口はここで2つに分かれます」で左右2つに分岐する。左は「そのまま最短で(準備が整った方は直通)」、右は「通所型リワークへ(じっくり進める方)」。2つの道は下で1本に合流し、「どちらの道も」を経て、最下部の「社会復帰(復職・転職)。通所型を経る場合は、その後に社会復帰」に至る。進む先は回復の状況により医師と相談して決める。
図1: 短期集中プレリワークは休職初期を入り口とし、出口は「そのまま最短で社会復帰へ直通」と「通所型リワークを経て社会復帰」の2つに分かれ、どちらも社会復帰(復職・転職)に至ります。進む先は回復の状況により、医師と相談して決めます。
休職開始から社会復帰までの時間の使い方を比較した横帯グラフ。左端が「休職開始」、右端が「社会復帰」。上段は「一般的な通所型リワーク(後半に集中して長く通う)」で、帯の前半(約55%)が「休職・療養(まだ通所しない)」、後半(約45%)が「通所リワーク(数か月〜半年以上)」。下段は「短期集中プレリワーク(前半から動いて早く社会復帰へ)」で、帯の前半(約45%)が「休職初期から短期集中」、続いて「整える(約20%)」、後半(約35%)が「社会復帰後の生活へ」。通所型は社会復帰の直前にまとまった通院が必要なのに対し、短期集中プレリワークは休職初期から準備を始めることを示す。帯の長さや割合はイメージで、期間には個人差があり、保証するものではない。
図2: 休職開始から社会復帰までの「時間の使い方」の比較。通所型リワークは後半に長く通うのに対し、短期集中プレリワークは休職初期から動き、早い社会復帰を目指します。イメージ図で、期間には個人差があり、期間を保証するものではありません。

Feature

集団(教育)と休職外来(個別化)を、交互に

一般的な医療リワークは、復職に近づいた時期に、週に数日、数か月かけて通所する形が多く見られます。これに対し短期集中プレリワークは、休職初期から始められ、集団療法と休職サポート外来をおおむね2週間ごとに交互に受けていただく設計です。

項目集団療法休職サポート外来
役割教育(共通知識を伝える)個別化(あなたの計画を決める)
ゴール知る自分ごとになる
扱うことフェーズ、制度、睡眠、ストレス反応、再発予防の考え方生活習慣と現在地の確認、次回までの目標と治療方針の決定

通所型のリワークは、参加期間が数か月から半年以上に及ぶこともあります。短期集中プレリワークは、長期のリワークには通えないが、できるだけ短い期間でしっかり準備して社会復帰したい方のために、休職初期から回復の道すじを整理し、必要な準備を前倒しで進める設計です。社会復帰には、元の職場への復職も、転職による再スタートも含みます。回復や社会復帰までの期間には個人差があり、期間を保証するものではありませんが、「休んでいる時間を、次に向けた準備に変える」ことを目的としています。

また、集団療法には同じ時期に休職している方が参加します。悩んでいるのは自分ひとりではないと分かることは、それ自体が回復を支えます。同じ段階の人がどう過ごしているかを知ることで、自分の状態を過度に責めずに捉え直せます。

集団療法で学んだことを、次の休職外来で医師・主治師と一緒に自分の計画へ落とし込みます。この往復を繰り返すため、「聞いて終わり」になりません。集団療法には毎週初回があり、休職に入った時期にかかわらず、いまのフェーズから参加できます。

Phases

全体の流れ——4つのフェーズ

回復の道のりをフェーズで捉え、集団療法と休職外来を交互に重ねていきます。

フェーズ集団療法(教育)休職サポート外来(個別化)
休職初期①安心して休む
休職のフェーズ、休職初期に起こりやすい反応、ストレスと心のケア、休職初期の過ごし方
①自分の現在地を知る
生活習慣を確認し、次の課題設定と治療方針を決める
身体回復期②身体回復期を理解する
制度(傷病手当金・自立支援医療)、睡眠の役割、日中の活動
②生活を整える
睡眠(起床時間)や外出状況を確認し、次の2週間の行動計画をつくる
心身回復期③心の回復を理解する
不安・トラウマ反応、回避行動、ストレス対処の方法
③自分に合った回復戦略を決める
回復状態と休職の背景を整理し、スピード感に応じた治療プランをつくる
社会準備期④社会復帰に必要な準備を理解する
就労モードへの生活の切り替え方、再発防止の必要性と考え方
④自分の復職計画を決める
就労習慣を確認し、復職時期・働き方・再発予防を含む計画と、復職後のクライシスプランをつくる

※ 表は横にスクロールできます。回復の進み方には個人差があり、行き来しながら進むこともあります。復職後も、定着までフォローを続けます。

Benefits

短期集中プレリワークに参加すると、何が変わるのか

  • 「今どこにいるか」が分かる——回復をフェーズで捉えるため、休職中の不安が「次にやること」に変わります。
  • 手続きで迷わない——傷病手当金や自立支援医療といった制度を、必要な時期にまとめて知ることができます。
  • ひとりで抱えなくてよくなる——同じ時期に休職している方が周りにいます。「自分だけではない」と分かることで、状態を過度に責めずに捉え直せます。
  • 復職後を見据えられる——再発を防ぐ考え方を、復職が近づいてからではなく、回復の過程で扱います。

休職期間は、仕事から一時的に離れ、時間の使い方を自分で決められる時期です。復職後には確保しにくい時間を、回復と再発予防の準備にあてられます。

When

こんなタイミングでご相談ください

次のような時は、早めのご相談をおすすめします。

  • 休職中で、復職までの道すじを知りたい方
  • 自分を苦しめる「考えのくせ」に向き合いたい方
  • 薬物療法以外の治療も並行したい方
  • 本を読んでも、考え方や行動の整え方が実感しにくい方
  • 長期のリワークには通えないが、短期でしっかり準備して社会復帰したい方
  • 復職だけでなく、転職も視野に社会復帰したい方
  • 長期間の通所が難しい方
  • 休職・復職を繰り返している方

ただし、集団という形式には相性があります。人によっては個別のカウンセリングや診察のほうが望ましい場合があるため、参加の可否は医師と相談のうえで決めていきます。

Flow

参加までの流れ

  1. 当院に通院中の方医師との診察のなかで、参加についてご相談ください。集団プログラムとの相性も含めて検討し、参加の有無を決めていきます。
  2. 他院に通院中の方・初めての方まず当院の初診を受診していただき、相談のうえで参加可否を判断します。

「休職すべきか迷っている」段階からご相談いただけます。

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Programs

併用できる治療・プログラム

短期集中プレリワークは、休職サポート外来を軸に、状態に合わせて他のプログラムと組み合わせて進められます。

こころカウンセリング(認知行動療法)

ものごとの受け止め方や考え方のくせを整理し、ストレスへの対処の仕方を扱います。集団療法で学んだ枠組みを、自分の場面に当てはめて掘り下げられます。

ビジネストレーニング

ストレス対処や働き方のスキルを実践的に身につけます。復職準備期に「働く場面でどう動くか」を、業務のプレッシャーがない状態で練習できます。

トラウマカウンセリング

過去のつらい体験(職場でのハラスメントを含む)が心身に与えている影響に、専門的にアプローチします。休職に至った背景を振り返る時期に、体調と相談しながら扱います。

薬に頼りすぎない治療(TMS治療・漢方・CBT-I)

薬を使わないTMS治療、漢方、睡眠の認知行動療法(CBT-I)などを組み合わせ、服薬を必要最小限にすることを目指します。「薬を使いたくない」というご希望も、方針を決める際にお聞きします。

各プログラムの日程は、休職サポート外来の面談時にまとめて調整します。

FAQ

よくあるご質問

短期集中プレリワークとは何ですか。
リワーク(return to work)は、うつ病や適応障害などで休職している方が職場復帰に向けて行うリハビリテーションです。当院の短期集中プレリワークは、復職直前の通所型リワークに入る前の段階から使える集団療法です。回復の仕組み、制度、ストレスへの対処などを、同じ時期の課題を持つ方と一緒に学び、個別の休職サポート外来(決める)と交互に組み合わせて進めます。
医療リワークと、障害者職業センターや会社のリワークは何が違いますか。
医療機関で行う医療リワークは、精神科治療として病状の回復・安定と再休職予防を目的とし、健康保険や自立支援医療を利用できます。地域障害者職業センターの職リハリワークは職場適応の支援が目的で費用は無料、企業内の職場リワークは復職の可否を見極めることが主な目的です。目的も実施主体も異なります。
一般的なリワークと短期集中プレリワークの違いは何ですか。
一般的な医療リワークは、復職に近い時期に週数日・数か月にわたって通所する形が多く見られます。短期集中プレリワークは休職初期から始められ、集団療法と個別の休職サポート外来をおおむね2週間ごとに交互に受ける外来型です。「学んだことを、次の外来で自分の計画に落とす」流れを軸にしています。
長期のリワークには通えませんが、短い期間で準備して社会復帰できますか。
長期間の通所は難しくても、短期集中プレリワークと個別の休職サポート外来を組み合わせて、休職初期からしっかり準備し、社会復帰を目指す方もいます。社会復帰には、元の職場への復職だけでなく転職による再スタートも含みます。ただし、進め方や必要な期間は症状や回復の状況によって異なり、通所型リワークのほうが適している場合もあります。どの方法が合うかは医師と相談して決めます。参加すれば必ず短期間で社会復帰できる、というものではありません。
リワークは期間が長いと聞きました。短い期間で復職したい場合はどうすればよいですか。
通所型のリワークは、参加期間が数か月から半年以上に及ぶこともあります。短期集中プレリワークは、長期のリワークには通えないが、できるだけ短い期間でしっかり準備して社会復帰したい方に向けて、休職初期から回復の道すじを整理し、準備を前倒しで進める設計です。ただし、回復や社会復帰までの期間には個人差があり、期間をお約束するものではありません。医師と相談しながら、無理のない範囲で進めます。
集団の場に参加する意味は何ですか。
同じ時期に休職している方が参加するため、「悩んでいるのは自分ひとりではない」と実感できます。同じ段階の人がどう過ごしているかを知ることで、自分の状態を過度に責めずに捉え直しやすくなります。
休職したばかりでも参加できますか。
参加できます。短期集中プレリワークは休職初期から使えるプログラムで、集団療法①は「安心して休む」ことをテーマにした休職初期向けの回で、休職の全体像、休職直後に起こりやすい反応、休み方を扱います。
途中の回から参加できますか。
当院は休職・復職専門のクリニックのため、毎週初回があります。現在のフェーズに合わせて参加いただく形になり、どの回から参加するかは、面談で現在地を確認したうえで決めます。
集団が苦手ですが、参加すべきでしょうか。
集団という形式には相性があります。個別のカウンセリングや診察のほうが望ましい場合もあるため、無理に参加いただくものではありません。医師とご相談のうえで決めます。
他院に通院中ですが参加できますか。
まず当院の初診を受診していただき、相談のうえで参加可否を判断します。
短期集中プレリワークの集団療法だけを受けることはできますか。
集団療法は休職サポート外来と組み合わせて進める設計です。集団で学んだ内容を、外来であなたの計画に落とし込むところまでを一連の流れとしています。
短期集中プレリワークでは何を学びますか。
休職のフェーズと休職初期の過ごし方(①)、傷病手当金・自立支援医療などの制度と睡眠・日中の活動(②)、不安やトラウマ反応・回避行動とストレス対処(③)、就労モードへの切り替えと再発防止の考え方(④)です。
傷病手当金や自立支援医療についても教えてもらえますか。
はい。制度の説明は集団療法②(身体回復期)で扱います。個別の申請手続きについては、休職サポート外来でご相談ください。
復職の判断は誰がしますか。
医師が診察と面談を通じて判断します。復職準備の段階では、就労習慣や生活リズム、再発防止策を自分の言葉で説明できるかどうかも確認しながら、復職計画を一緒に決めていきます。
復職したら支援は終わりですか。
終わりません。復職はゴールではなく、新しい働き方のスタートと考えています。復職後も、働き方が定着するまで経過を見守ります。
短期集中プレリワークに参加すると必ず復職できますか。
復職の時期や可否は、症状や職場の状況によって異なり、参加すれば必ず復職できるというものではありません。回復の段階に応じて必要な準備を整え、再発しにくい形での復職を目指します。
予約は必要ですか。仕事帰りや土日でも受診できますか。
初診はWeb予約で受け付けています。平日夜間と土曜・日曜も診療しています。
会社や家族に知られませんか。
ご本人の同意なく、受診の事実が会社や家族へ伝わることはありません。

ベスリクリニック 理事長 田中 遥 医師

Supervised by — 理事長

田中 遥(たなか はるか)

医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 理事長/専門:心療内科・睡眠障害内科

「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。

  • 17,000+働く人の心の診療実績
  • 5,000+TMS治療(薬に頼らないうつ治療)
  • 約20冊著書・監修書籍
  • 20件+メディア出演・掲載・講演

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