もしかして「雨ダルさん」?水毒が引き起こす季節の不調

「雨の日や季節の変わり目に体調や気分がすぐれない」
「頭痛・だるさ・めまい・やる気が出ない」

それ、“雨ダルさん”=水毒体質が原因かもしれません。

雨ダルさんとは?

梅雨時期や天気が悪い日に…

  • 頭が重くて起きられない
  • 頭痛やめまいがする
  • 眠くてぼんやりする
  • 身体がむくんでだるい
  • 昔のケガや持病が痛む

こんな症状、思い当たりませんか?

東洋医学では、「水毒」という状態。体内の水分バランスが崩れ、余分な水が滞ってしまうことが不調の原因とされています。

雨の日に起こる頭痛やめまい、痛みの原因は「気圧の変化」が関わっています。

【気象病】と呼ばれ、怠け者でも、心の弱い人でもなく、体の反応が心身の不調をきたすのです。

あなたは雨ダルさん体質? セルフチェックリスト

下記のような症状は、もともとの体質である「水毒」に加え、普段の「自律神経の不調」「気圧変化のよる自律神経の乱れ」により起こります。

  • 舌の横に歯形がある
  • 雨の日や前日に不調になる
  • 季節の変わり目に落ち込みやすい
  • スマホやPCを長時間使っている
  • ストレスを感じやすい
  • 冷えやすく、決まった部位が痛む

心のストレスによって交感神経が優位になることは少なくありません。特に、刺激に敏感な方や、日常的にストレスや緊張にさらされている方は、気圧の変化による影響をより受けやすくなります。

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「雨ダルさん」の原因とは?

天気が悪い日に体調が崩れやすいのは、自律神経の調整がうまくできず気圧変化に敏感に反応してしまうためです。気圧の変化により、交感神経の働きが優位となり、首や肩の血管が収縮して頭痛が起こります。

「雨ダルさん」の治療はもともとの体質である「水毒」に対する漢方や、「自律神経の乱れないようにする」生活トレーニング、「体質と自律神経の調整」を行う鍼灸、頭痛に対する適切な偏頭痛治療薬、慢性疼痛へのTMS治療などが効果的です。

水毒:雨の日不調「雨ダルさん」の治療

水毒:「雨ダルさん」雨の日不調の治療として当院では複数の治療を組みあわせ根本治療を行っています。

通院頻度や個々人の状況に応じて治療のご相談に応じます。

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身体にやさしい水毒の漢方治療

当院では複数の水毒の処方を行っています。あなたの証(体質)に合わせた処方を行います。

・自分の体質から改善したい
・天気が悪くなるときに予防薬としてお守りをもっておきたい
・冷えると体調が悪化する
・朝の寝起きが悪い
・くらっと、ふわふわ、くるくるめまいがする

「五苓散」、「真武湯」、「呉茱萸湯」、「補中益気湯」、「苓桂朮甘湯」など雨の日の不調や頭痛に対する【証に合わせた漢方治療】を行うことができます。

頭痛薬・吐気止め:西洋薬治療

雨の日になるとどうしても頭痛が起きてしまう、吐き気がつらい…。
そんな“いざというとき”には、西洋薬による対処を早めに行うことがおすすめです。

「薬に頼りたくない」「クセになりそうで怖い」といった声をよく耳にしますが、
頭痛薬や吐き気止めは、症状が強くなる前に使うことでピンポイントに効きやすくなります
無理に我慢するよりも、適切なタイミングで正しく使うことが、症状を長引かせないポイントです。

・雨の日に頭痛がおきないように予防薬がほしい
・頭痛の前兆を感じた時に使えるお薬がほしい
・薬を使っても効かない頭痛に悩んでいる

上記のような方にはそれぞれのライフスタイルや症状に合わせて、効果的かつ安心して使えるお薬をご提案しています。

補気の鍼灸外来

ベスリクリニックのメンタル鍼灸は、一般的な鍼灸のように“痛みやコリ”といった身体的な不調だけを対象とするものではありません。
肉体と精神を支える力(生命力・精気)に直接働きかける「補気の鍼灸治療」です。

心と体がつながっている今、次のようなお悩みをお持ちの方におすすめです:

・PCやスマホを使うことが多い
・肩こりが辛い
・何もやる気がおきず、億劫になる
・ストレスで肩がいつも上がっている
・雨の前に頭痛に悩まされる

このような方には、心身両面から整える「メンタル鍼灸」がよく合います。
気の巡りを整え、内側から元気を取り戻すサポートをいたします。

メンタル鍼灸とは?詳しくはこちら

自律神経を整えるトレーニング外来

当院では、「気圧変動による自律神経の乱れ」に対して、食事や運動などのセロトニントレーニングや、睡眠の質を上げる睡眠トレーニングを行い、気圧の変動があっても心身不調になりにくい心身作りをサポートしています。

  • 雨の日の眠気・集中力低下
  • 日中のパフォーマンスを維持したい
  • 通院が難しい方でもOK

上記のような方には、個々に合ったトレーニングを案内しております。

セロトニン外来はこちら≫≪睡眠トレーニングはこちら

慢性的な痛みTMS治療

雨の日や冬になると痛む古傷や慢性的な痛み。
脳が一度覚えた「痛みの記憶」を再現してしまう、“脳のクセ”による痛みかもしれません。

炎症が治まっているのに痛みだけが残る…。検査では異常が見つからないのに、確かに「痛い」。
そんな状態は、脳が痛みを誤って学習・記憶してしまっている可能性があります。

このような脳由来の慢性疼痛には、
磁気刺激を用いて脳の反応を整える「TMS治療」が効果的です。

・できるだけお薬に頼りたくない
・原因がないのに痛みが続く
・痛みに対するお薬をつかってもなかなか改善しない

そんな方はまずお気軽にご相談ください。

TMS治療とは?詳しくはこちら

水毒:「雨ダルさん」のセルフケア

「雨ダルさん」がご自身で行える運動を二つ紹介します。

水分を出す運動

足がむくむ、夜中にトイレに行くなどの場合、下肢のポンプ機能が低下している場合があります。

「スクワット運動」や「立位でかかとを上げ下げする運動」をゆっくり10回程度実施してみましょう。

頭痛、耳鳴りの時の運動

気圧の変化に敏感な人は、気圧が低下すると自律神経が刺激されます。
耳の前庭という場所は、平衡感覚をつかさどる役割と気圧の変化を感知する役割があります。

水毒:雨の日不調の「雨ダルさん」の便利ツール

雨ダルさんに紹介することの多い、「頭痛ーる」というサイト

このサイトで自分の住んでいる地域が「警戒」になったときは、事前に予防薬である漢方薬をのんだり、仕事を調整したりして自分のパフォーマンスに仕事が影響しないように調整をすることができます。

参考サイト:頭痛ーる

今こそ、雨ダルさん卒業しませんか?

心と体は、深くつながっています。
「天気のせい」「気のせい」ではなく、
それはあなたの体質や神経の反応によって起きている自然なことなのです。

気圧や天気の変化と、自分の症状との関係を知ること。
自分の体質や心の傾向を理解し、体調のサインに気づくこと。
そして、自分に合った対策を取り、行動に移せるようになること。

私たちは、そんな“自分を知って整える力”を身につけたいあなたを、
「雨ダルさん」治療でしっかりサポートいたします。

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