痛み止めが効かない頭痛を、
脳と自律神経から整える。
検査では異常なし、それでも頭が重い——。その慢性的なストレス頭痛(緊張型頭痛)は、脳の「痛みを調整する仕組み」の乱れが関わっています。薬だけに頼らない治療で、根本的な改善を目指します。
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「異常なし」と言われた頭痛に
その頭の重だるさ、ただの疲れではないかもしれません
以前はロキソニンやバファリンで楽になっていたのに、最近は量も回数も増えている。それでも痛みが引かず、引き出しにはいつも鎮痛薬がある。
頭痛外来でMRIまで受けたのに原因がわからない。「我慢するしかないのか」と思いつつ頭痛は続く。次にどこを受診すればいいのか分からない。
午後になるほど頭全体が締めつけられるように痛む。集中力が続かずミスが増え、そのストレスがまた翌日の頭痛を呼ぶ悪循環に陥っている。
あてはまる項目はいくつありますか?

頭そのものに異常がなくても、痛みを感じやすい脳の状態になっていることがあります。「自分の頭痛がストレス性かどうか」というご相談だけでも構いません。
なぜ、ストレスで頭が痛くなるのか
ストレスと筋肉の緊張は、自律神経を介して密接につながっています。心の負担が、首・肩・頭まわりの「こり」となり、頭痛を生み出します。
頭痛を招く、3つのストレス
人間関係、将来への不安、家庭のプレッシャーなど。緊張や不安が続いている状態。
昇進・転職・介護・育児といった生活の変化。責任が急に増えたときにも起こります。
長時間のPC作業・猫背・運動不足・長時間労働など、同じ姿勢が続く負担。
ストレスが「痛み」に変わるまで
ストレスを受けると交感神経が優位になり、首・肩・頭の筋肉が縮んで血流が低下します。酸素や栄養が届かず疲労物質がたまることで神経が刺激され、痛みが生じると考えられています。
(精神的・身体的)
筋肉の痛み(末梢性)から、脳の過敏さ(中枢性)へ
慢性化したストレス頭痛は、首や肩の筋肉だけの問題ではなく、痛みをコントロールする脳の働きそのものが乱れています。だから一般的な鎮痛薬では届きにくくなります。


鎮痛薬を頻繁に使い続けると、脳が痛みを過剰に感じ、かえって頭痛が増えることがあります。自己判断での中止は離脱頭痛を招くため、医師と相談しながら進めることが大切です。
ストレス頭痛と片頭痛のちがい
痛み方・部位・体を動かしたときの変化で見分けられます。両方を併せ持つ方もいるため、迷う場合は医師にご相談ください。

こんな頭痛は、すぐに脳神経外科・救急へ(危険な頭痛のサイン)
- 突然の、これまで経験したことのない激しい頭痛(バットで殴られたような痛み)
- 頭痛とともに発熱・繰り返す嘔吐・手足のしびれ・ろれつが回らない・物が二重に見える
- 50歳以降に初めて出てきた頭痛、日に日に悪化する頭痛/頭を打った後の頭痛
クスリの効かない頭痛、4つのリスク
生産性が下がる
ぼんやりして集中できないブレインフォグの状態になり、判断力や処理能力も低下します。
心の薬に依存しやすい
内科で処方されやすいデパス(エチゾラム)は量が増えやすく、減薬時に不調が出ることも。
薬による頭痛が起こる
薬物乱用頭痛の悪循環に入ると、少しの刺激でも頭痛が起きやすくなります。
無意識に飲酒が増える
アルコールの筋弛緩作用で一時的に楽になるため、夕方の頭痛をきっかけに酒量が増えがちに。
4つのアプローチで、根本改善を目指す
痛みを一時的に抑えるだけでなく、ストレスの原因と自律神経のバランスに目を向けます。心療内科は「検査では異常がないのに続く体の不調」を専門的に診る診療科です。

※TMS治療は頭痛そのものを直接治す治療ではなく、背景のストレス・気分・自律神経の不調に働きかけるものです。うつ病の保険適用には条件があり、当院では自費による治療となります。効果や治療経過には個人差があります。
治療と並行して、日常で整える
ぬるめの入浴
じっくり浸かると血行が改善し、緊張した筋肉がゆるみます。「温めると楽」はストレス頭痛の特徴です。
軽い運動・ストレッチ
体の一部だけでなく、左右対称に全身をバランスよく動かすと、首・肩の緊張が和らぎます。
第三の居場所をつくる
仕事・家庭以外に「自分を整える場所」があると、ストレスを溜め込みにくくなります。
仕事でも家庭でもない、
第三の居場所として。
神田・大手町で働く方が、昼休みや退勤後に立ち寄れる心療内科です。いきなり薬を処方することはありません。まずは状態を一緒に把握するところから、ストレスに強い心と体づくりをお手伝いします。