全般性不安障害(GAD)とは|症状・原因・セルフチェックと治療|神田の心療内科













Generalized Anxiety Disorder

「いろいろな
ことが心配で、
頭から離れない」
全般性不安障害(GAD)かもしれません

仕事・健康・お金・家族——次々に浮かぶ心配が止められない。その状態が半年以上続いているなら、性格ではなく治療できる「医学的な状態」の可能性があります。神田駅徒歩1分、働く人の薬に頼らない心療内科でご相談ください。

当日・翌日予約枠あり/神田駅徒歩1分・大手町からも徒歩圏内

Check your anxiety

こんな“不安”に心当たりはありませんか

  • 会議やプレゼン中、理由のわからない不安や焦りがこみ上げる
  • 一つの心配が片づいても、すぐ次の心配が始まる
  • 「最悪の事態」を何度も頭の中で繰り返してしまう
  • 緊張で体がこわばり、肩こり・頭痛・胃の不調が続く
  • 明日の仕事が気になって寝つけない/夜中に目が覚める
  • 休日もスイッチが切れず、心から休まらない
  • 集中力が落ち、仕事の段取りや効率が悪くなった気がする

What is GAD

全般性不安障害(GAD)とは

全般性不安障害(全般不安症・GAD)は、特定の対象に限らず、仕事・健康・将来・お金など“幅広いこと”への過剰な心配が6か月以上続く不安症の一つです。約40年前に独立した疾患として診断基準が整理され、国際的に認知されています。有病率は人口の1〜数%程度で、女性にやや多いと報告されています。

不安は本来、危険から身を守る正常な反応です。脳の「扁桃体」が生み出す不安に、通常は「前頭葉」がブレーキをかけます。ところが全般性不安障害では、このブレーキがうまく働かず、不安がふくらみ続けると考えられています。あわせて、不安の調整に関わる神経伝達物質(セロトニン・ノルアドレナリンなど)のバランスの乱れも関係するとされています。

不安のアクセル(扁桃体) 強い 不安のブレーキ(前頭葉) 弱い → ブレーキが弱いと、抑えきれない不安が残り続けてしまう
図2:不安の「アクセル(扁桃体)」と「ブレーキ(前頭葉)」。全般性不安障害は、意志の弱さや性格の問題ではなく、脳の働きから生じる「医学的な状態」です。
ポイント: 全般性不安障害は、緊張・不眠・集中困難・イライラ・疲れやすさなど、気持ちだけでなく身体の症状を伴うのが特徴です。「気にしすぎ」「性格のせい」ではありません。

Symptoms

全般性不安障害の主な症状

症状は「こころ(精神面)」と「からだ(身体面)」の両方に現れます。本人は身体症状ばかりに気づき、内科を受診してもはっきりした原因が見つからない——というケースも少なくありません。

全般性不安障害 こころの症状 過剰な心配が止められない 常に緊張・落ち着かない イライラ・怒りっぽさ 集中できない からだの症状 肩こり・頭痛・こわばり 不眠(寝つけない・中途覚醒) 疲れやすい・倦怠感 動悸・胃腸の不調
図3:全般性不安障害の症状は「こころ」と「からだ」の両方に現れます。身体症状だけで内科を受診し、原因が見つからないこともあります。
こころの症状(精神面)

・コントロールできない過剰な心配
・常に緊張している/落ち着かない
・最悪の事態を繰り返し想像する
・イライラ・怒りっぽさ
・集中できない・考えがまとまらない

からだの症状(身体面)

・肩こり・筋肉のこわばり・頭痛
・寝つけない/途中で目が覚める
・疲れやすい・倦怠感
・動悸・息苦しさ・めまい
・胃の不調・お腹の張り・下痢/便秘

受診のサイン: これらが半年以上続き、仕事や家事、対人関係に支障が出てきたと感じるなら、早めの相談をおすすめします。

Self-check(GAD-7)

全般性不安障害のセルフチェック

ここ2週間の頻度を、各項目について以下の点数で採点してください。合計10点以上で全般性不安障害が疑われる目安とされています(日本不安症学会のチェックリストに基づく)。

頻度全くない数日半分以上ほぼ毎日
点数0点1点2点3点
  1. 緊張感、不安感、または神経過敏を感じる
  2. 心配することを止められない/コントロールできない
  3. いろいろなことを心配しすぎる
  4. くつろぐことが難しい
  5. じっとしていられないほど落ち着かない
  6. イライラしがちで怒りっぽい
  7. 何か恐ろしいことが起こるのではないかと恐れを感じる

※あくまで目安であり、診断ではありません。点数にかかわらず、つらさが続くようならご相談ください。

Causes & risk

原因・なりやすい人

全般性不安障害は、ひとつの原因で起こるものではなく、複数の要因が重なって発症すると考えられています。「気の持ちよう」では説明できない、脳と体の仕組みが関わる状態です。

体質・脳の働き

不安を抑える神経伝達物質(セロトニン・ノルアドレナリンなど)のバランスの乱れ。生まれ持った不安の感じやすさ。

環境・ストレス

長時間労働、責任の重い仕事、人間関係、生活環境の変化など、慢性的なストレスの蓄積。

考え方のクセ

完璧主義、責任感が強い、先回りして心配する傾向など。まじめで几帳面な人ほど抱え込みやすい。

特に、責任ある立場で働く方、変化の多い環境にいる方は注意が必要です。なりやすい背景があることは「弱さ」ではなく、適切なケアにつながる理解の手がかりになります。

Differences

他の病気との違い
(うつ病・パニック障害・社交不安障害・適応障害)

不安や落ち込みを伴う病気は複数あり、症状が重なることもあります。鑑別は自己判断が難しいため、最終的には医師が整理してお伝えします。違いの目安は次のとおりです。

病名中心となる状態全般性不安障害との主な違い
全般性不安障害(GAD)幅広いことへの過剰な心配が慢性的に続く—(特定の対象に限らず、6か月以上続くのが特徴)
うつ病気分の落ち込み・興味や喜びの低下不安より「抑うつ」が中心。GADが長引くとうつを併発することがある
パニック障害突然の強い動悸・息苦しさなどの発作突発的な「発作」が中心。GADは持続的な心配が中心
社交不安障害人前・対人場面に限定した強い不安不安の対象が「対人場面」に限定される
適応障害特定のストレス要因への反応として生じる不調原因が明確で、ストレスが取り除かれると改善しやすい

※上記は一般的な目安です。複数が重なる場合もあり、正確な診断は受診のうえで行います。

If left untreated

見過ごされやすく、
放置するとつらくなる病気

全般性不安障害は、本人も周囲も病気と気づきにくいのが特徴です。ある調査では、約7割が病名を知らず、約7割が「性格によるもの」と考え、受診経験者はわずか1割程度でした。一方で、診断を受けて「安心した」と答えた人は半数を超えています。「自分が悪い」のではなく「助けを必要としていた状態」だと知ることで、ほっとされる方は少なくありません。

実際に受診する人 約1割 病名を知らない 約7割 「性格のせい」と考える 約7割 仕事・対人関係に支障 8割超 診断を受けて「安心した」 半数超
図1:全般性不安障害は気づかれにくい病気です。多くの人が病名を知らず「性格のせい」と捉える一方、診断を受けて安心したと答えた人は半数を超えます。(数値は治験参加者等への調査に基づく目安)

放置すると症状は慢性化・悪化しやすく、次のように段階的に生活への影響が広がっていきます。

不安・緊張が続く休日もスイッチが切れず、心から休まらない状態が常態化する。
集中力低下で仕事に支障判断力やミスが増え、調査でも8割以上が「仕事に支障」と回答。悪化すると休職・離職にも。
うつ・身体症状の併発うつ病の併発や、頭痛・胃腸障害・過呼吸などの身体症状へ発展しやすくなる。
回避行動で生活が狭まる会食や外出を避けるようになり、行動範囲・人間関係が縮小していく。
早期相談のメリット: 治療は早く始めるほど、生活への影響を小さく抑えやすいとされています。「不安が強く、これまでできていた仕事ができなくなってきた」と感じる段階こそ、受診に適したタイミングです。

Treatment

「初の治療薬」承認
——それでも、薬だけが答えではありません

2026年3月、全般性不安障害を対象とする治療薬が、国内で初めて承認されました。脳内で不安の調整に関わる神経伝達物質(セロトニン・ノルアドレナリンなど)に作用するタイプの薬とされています。これまで全般性不安障害には専用の治療薬がなく、ほかの病気の陰で見過ごされやすい状態でした。専用の薬の登場は、この病気の認知が広がり、適切な相談・治療につながる人が増えるという点で意味のある変化です。

ただし大切なのは、「薬はあくまで選択肢の一つ」という考え方です。全般性不安障害の治療には、お薬以外にも取り組める方法がいくつもあります。薬を使うか・どの程度使うかは、症状や生活、ご希望をふまえて一緒に決めていくものです。

症状・生活・希望に 合わせて一緒に選ぶ カウンセリング TMS治療 漢方治療 生活・睡眠の改善指導 休職・復職支援 お薬(SSRI/ SNRI等) 必要時・最小限
図5:治療は「お薬」を含む複数の選択肢から、症状・生活・希望に合わせて選びます。
当院は薬に頼らない方法を中心に、薬を使う場合も最小限から検討します。

薬に頼らない、6つの治療の選択肢

カウンセリング

不安がいつ・どんな場面で出るかを整理し、認知行動療法などで考え方のクセに働きかけます。

TMS治療(磁気刺激)

薬を使わず、脳の働きにアプローチする治療。眠気などの副作用が出にくいのが特徴です。

漢方治療

体質や症状に合わせて漢方を選択。緊張や不眠、身体症状の緩和を目指します。

生活・睡眠の改善指導

「心配で眠れない」「休日も休まらない」方へ、具体的な生活リズムのアドバイスを行います。

休職・復職支援

休職の要否から職場復帰まで。産業医や会社との連携もサポートします。

当日・翌日予約

神田駅徒歩1分、大手町からも徒歩圏内。急に不安が強くなった方のための予約枠もご用意。

薬を使う場合も最小限から: 抗不安薬やSSRI/SNRIを最小限の量から、仕事中の眠気や集中力への影響まで考えて選びます。「薬は怖い」という不安も、遠慮なくお話しください。

When to see a doctor

受診の目安・タイミング

不安や緊張で眠れない、集中できない、これまでできていた仕事がつらくなった——こうした状態が続くなら、早めのご相談をおすすめします。「まだ大丈夫」と思える段階こそ、受診に適したタイミングです。診断がつくかどうかわからない段階からのご相談が、最も多くいらっしゃいます。

つらさ・生活への影響 時間 → 放置・受診が遅い 影響が大きく、回復に時間 早く受診 影響が小さく、回復が早い 早期相談のタイミング
図4:治療は早く始めるほど、生活への影響を小さく抑えやすいとされています(イメージ)。「まだ大丈夫」と思える段階での相談が、回復を早める近道です。

当日・翌日予約枠あり/会社に知られず受診可能

Supervised by — 理事長

田中 遥(たなか はるか)

医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック 理事長/専門:心療内科・睡眠障害内科

「環境・身体・認知」の観点から状態を分解し、診断書の発行だけでなく、再発しない形で社会に復帰し、自立して働ける未来を目指す診療を行っています。働く人の薬に頼らない心療内科として、無理に休職を勧めることはしません。まず今の状態を医学的に整理し、働きながら取り組める選択肢を一緒に考えます。

17,000+

働く人の心の
診療実績

5,000+

TMS治療
(薬に頼らないうつ治療)

約20冊

著書・
監修書籍

20件+

メディア出演
・掲載・講演

アクセス

JR山手線・東京メトロ銀座線「神田駅」徒歩1分(1番出口)。大手町・丸の内・日本橋エリアからも徒歩圏内。東京駅から1駅。

予約・診療

当日・翌日予約枠あり。仕事帰り・昼休みにも通いやすい立地。診療時間・夜間/土日枠は当院ホームページでご確認ください。

FAQ

よくある質問

神田・大手町エリアで、自分に合ったカウンセリングを安心して受けられる心療内科をお探しの方からよくいただくご質問をまとめました。

全般性不安障害(GAD)とは何ですか?うつ病との違いは?
特定の対象に限らず、仕事・健康・将来・お金など幅広いことへの過剰な心配が6か月以上続く不安症です。「気分の落ち込み」が中心のうつ病とは異なりますが、長く続くとうつ症状を伴うこともあります。どちらに当てはまるかは医師が整理してお伝えします。
全般不安症かどうかわからなくても、受診していいですか?
はい。「自分がGADかどうかわからない」という段階での受診が、最も多くいらっしゃいます。「なんとなく心配が続く」「気持ちが休まらない」という状態からお気軽にどうぞ。診断の有無にかかわらず、症状を整理し、次の一歩を一緒に考えます。
セルフチェックで何点以上だと受診の目安ですか?
7項目を0〜3点で採点し、合計10点以上で全般性不安障害が疑われる目安とされています。ただしこれは診断ではなく目安です。点数にかかわらず、つらさが続くようなら相談をおすすめします。
薬は必ず飲まなければいけませんか?2026年の新薬とは?
いいえ。当院は「薬に頼らない心療内科」です。カウンセリングや生活習慣の見直しから始めることもできます。2026年3月にはGADを対象とする治療薬が国内で初めて承認されましたが、薬はあくまで選択肢の一つ。使うかどうかは症状やご希望を十分に確認したうえで一緒に判断します。「薬は怖い」という不安も遠慮なくお話しください。
薬以外には、どんな治療法がありますか?
カウンセリング(認知行動療法)、TMS治療(磁気刺激)、漢方、生活リズム・睡眠の改善指導などをご用意しています。お一人おひとりの症状や生活に合わせて、無理のない方法を提案します。
仕事を続けながら治療できますか?
多くの方が通院しながらお仕事を続けています。当院は無理に休職を勧めることはせず、まずは今の状態を整理し、働きながら取り組める方法を一緒に考えます。通院の間隔も、症状や生活に合わせて相談しながら決めます。
会社に知られずに受診できますか?診断書は出してもらえますか?
受診の事実を会社に伝える義務はありません。必要な場合に限り、診断書や意見書の発行に対応します。時短勤務や業務調整が必要なときは、主治医の立場から書類作成をサポートします。
パニック障害や社交不安障害との違いは?
パニック障害は突然の強い動悸・息苦しさなどの「発作」が中心、社交不安障害は「人前・対人場面」に限定した強い不安が中心です。全般性不安障害は、特定の対象に限らず幅広いことへの心配が慢性的に続く点が異なります。
うつ病とは違うのですか?
全般性不安障害は「さまざまなことへの過剰な心配」が中心の状態で、うつ病とは異なります。ただし両者は重なることもあり、長く続くとうつ症状を伴う場合もあります。どちらに当てはまるか、医師が整理してお伝えします。
健康診断やストレスチェックで「相談を」とすすめられました。受診の目安は?
不安や緊張で眠れない、集中できない、これまでできていた仕事がつらくなった——こうした状態が続くなら、早めのご相談をおすすめします。「まだ大丈夫」と思える段階こそ、受診に適したタイミングです。
市販薬やサプリで対処できますか?
市販薬やサプリで根本的に改善することは難しく、症状が半年以上続く場合は医療機関での相談をおすすめします。自己判断での長期使用は、本来の症状を見えにくくしてしまうことがあります。
どのくらいで良くなりますか?
回復のスピードには個人差があり、はっきりお約束できるものではありません。一般に、早く相談を始めるほど、生活への影響を小さく抑えやすいとされています。焦らず続けられる形を、一緒に探します。
家族や同僚が当てはまりそうです。どう伝えればいいですか?
「性格の問題ではなく、相談できる状態かもしれない」とやさしく伝えてあげてください。「一度、専門家に整理してもらおう」と、受診のハードルを下げる声かけが有効です。ご本人の同意があれば、ご家族の同席についてもご相談いただけます。
初めての心療内科で緊張します。どんな流れですか?
はじめての方はほぼ全員、「緊張する」「何を話せばいいかわからない」とおっしゃいます。問診票をもとに医師がお話を進めますので、まとまった説明は必要ありません。「まず来院することが第一歩」という気持ちでお越しください。
仕事帰りやランチタイムでも通えますか?
はい。神田駅1番出口より徒歩約1分。神田・大手町・丸の内・日本橋エリアにお勤めの方が立ち寄りやすい立地です。夜間・昼休みの診療枠や当日・翌日予約については、当院ホームページでご確認ください。

Reservation

まずは相談だけでも、お気軽にご予約ください

初診や同一週での来院予約も受け付けております。
「急に不安が強くなった」
「明日の商談前にどうしても相談したい」
という方のために、当日・翌日予約枠をご案内します。

来院予約をする