漢方治療とは
心療内科で、漢方薬を処方できます
オーダーメイドの処方
「証」に合わせ選ぶ
西洋薬は「うつ病→抗うつ薬」のように病名に対して処方されます。漢方薬は気・血・水のバランスや体質を診て、一人ひとりに合わせた処方を選びます。同じ「眠れない」でも、疲れ果てて眠れない方と、頭が冴えて眠れない方では処方が異なります。
保険適用・費用の安心
医療用漢方は健康保険で
当院で処方する漢方薬はエキス製剤(顆粒)で、健康保険が適用されます。自己負担は通常の保険診療と同じ1〜3割。市販の漢方薬よりも費用を抑えられるケースも多くあります。
精神科医が選ぶ漢方
「こころの医師」だからこそ、心に効く漢方を選べる
漢方専門外来との違いは、心の不調の知識と漢方の知識を両方持つ医師が処方する点です。症状の背景・リスク・体質を総合的に判断し、カウンセリングや生活習慣指導との組み合わせも可能です。
症状別処方例
こんな不調に、これらの漢方薬が使われます
以下はあくまで代表例です。実際の処方は診察での問診・体質確認のうえで決定します。
のどのつまり感、息苦しさを伴う不安・緊張に。ストレスによる身体症状と精神症状の両方にアプローチします。
動悸・イライラ・焦燥感が強く、些細なことが気になって落ち着かないタイプに。神経の高ぶりに。
疲れ切っているのに眠れない方に。体力が低下した状態の不眠に適し、睡眠薬に抵抗がある方の第一選択として処方されることも。
神経の高ぶりからくる不眠・イライラ・夜中に目が覚める方に。気持ちを落ち着かせる方向で働きます。
気分の浮き沈み・イライラ・倦怠感が入れ替わるタイプに。ストレスによる心身の不調が多岐にわたる方、特に女性のメンタル不調に幅広く処方。
慢性的な疲労で気力・体力が底をついている方に。気持ちの落ち込みの背景に慢性疲労がある方に適しています。
考えすぎて眠れない、不安で食欲が落ちた方に。精神的疲労と消化器の不調が重なる場合に。
ストレスで胃が痛い、手足が冷える、イライラしやすい方に。自律神経の乱れからくる身体症状に。
科学的根拠
「漢方にエビデンスはない」は過去の話です
不安・不眠・気分の不調に対して、国際誌に掲載された臨床試験があります。
(投与群STAI)
(STAI)
唾液アミラーゼ(生体ストレス指標)でも客観的に不安低下を確認。
睡眠質スコア
(mg換算)
うつ病・双極性障害・適応障害・不安障害など多様な精神科患者を対象。
m-QACSスコア
プラセボ除去あり
サブグループ
4週間のプラセボ走行期を設けプラセボ効果を除去した高品質デザイン。
※ エビデンスの解釈は個々の症状・体質によって異なります。実際の治療は必ず医師の診察のうえで行います。
漢方 vs 西洋薬
どちらが「正解」ではなく、選べることが大切です
- 特定の受容体に結合して即効
- 脳内の神経伝達物質を直接調整
- 効果が早く現れやすい
- 依存性・副作用の懸念がある場合も
- 症状が重い場合に有効
- 気・血・水のバランスを調整
- HPA軸(ストレス応答)を穏やかに調節
- 副作用が比較的少ない
- 自然治癒力(レジリエンス)を高める
- 軽〜中程度、未病段階から対応
漢方薬のみ・カウンセリングのみ・西洋薬との併用など、相談しながら治療方針を決めます。
監修医師

田中 遥
ベスリクリニック 院長/医師・産業医
専門:心療内科/睡眠障害内科
東京慈恵会医科大学医学部卒業。聖隷浜松病院での研修を経て、自律神経の研究にも取り組む。「病気を治す」だけでなく「どう生きるか」を一緒に考える医療を目指し、薬に頼らないカウンセリングと多職種チームによる根本治療・再発予防にあたっています。
働くビジネスパーソンの
心の診療実績
TMS治療(薬に頼らない
うつ治療)の実績
医師による著書・監修
書籍(睡眠・脳科学・
発達障害ほか)
テレビ・新聞・Web・
専門誌などへの出演・
掲載・講演
最終更新日:2026年6月22日
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