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2020.11.22

ストレス

ケースレポート:薬に頼らない仕事の生産性低下の改善法(睡眠と身体のコリの改善)

昼間にぼーっとして、仕事が捗らない、やる気が出ない、その結果夜遅くまで仕事をして、翌日さらにぼーっとする、という経験はありませんか。
特に、晩秋から冬にかけては、気温の変化、季節の変化により睡眠が乱れやすくなります。
また、今年は新しい生活様式に伴い、在宅ワークなどの仕事の仕方の変化もありました。

同僚や上司が近くにいたり、職場というワークスペースにいると緊張感があり、集中力を保ちながら仕事ができますが、在宅ワークで生活パターンが変化したのをきっかけに、体調不良を感じる方は少なくありません。

 

 環境変化によるストレスサイン

 
私たちは、環境が変化して今までと違うことにストレスを感じ、気持ちの変化を感じます。
落ち込んだり、イライラしたり、以前楽しめていたことが楽しめないなどの変化を感じると、おかしいなと思いますよね。
その時、からだの中では、緊張状態が続いて無意識にこわばったり、脳の働きが低下して感情が不安定になっています。気持ちの変化は、実はからだが変化している結果起こっていると考えます。

 ケース紹介

 
今回は、在宅ワークをきっかけに体調を崩して受診した方が、からだを整えたことで症状が改善し、さらには生き方を見直すまでに至ったケースを紹介します。
 
50代 男性 管理職
来院時の悩み:眠りが浅い。考えがまとまらない。部下への指示がうまくいかない。

コロナ渦で在宅ワークになり、眠れないと感じる日が増えていきました。
昼間は眠いのに夜は頭が覚醒して、眠るどころか仕事をしてしまい、寝酒をして無理やり眠るようになりました。その後手のしびれや、頭がしめつけられるなどの症状が出てきたため、受診に至りました。

 眠剤や抗うつ剤に頼らない治療法

【眠剤を使わない睡眠の改善】

当院では、睡眠記録をつけて睡眠習慣を一緒に見直しながら、朝起きてから夜眠るまでの新たな生活習慣を作りました。
はじめはからだが持つ自然なリズムを取り戻すための基礎的なことから取り組みましたが、徐々に眠れるようになってからは自ら仕事の進め方を見直すようになりました。
からだが元気になるコツを掴むと、「もっとこうしよう」という前向きな考えが自然と出てきます。
それはからだが適度にリラックスして、脳が安定しているからです。

さまざまな研究で、睡眠不足が続くと脳の活動に影響を及ぼし、不安・抑うつ傾向がより強まることが分かっており、その状態で仕事をしても良いパフォーマンスを出すことはできません。

【身体のコリを改善するメンタル鍼灸の併用】

さらに、鍼灸でからだのリラックスを促進したことで、からだの可動域が増え、仕事の合間にストレッチやウォーキングに行くようになり、活動的になり健康を取り戻せた実感がありました。

それからは、仕事を19時で区切り、以前好きだった絵画の本を読んだり、夜の散歩を楽しむなど、生き方が大きく変わりました。

在宅ワークの期間にからだを整え、生活を見直したことで、新たな生き方を見出し、活き活きと嬉しそうでした。

 

 まとめ

 

当院では、多くのビジネスパーソンの方がいらっしゃいます。日々目の前のことに一生懸命に向き合っていると不調も我慢しがちになりますが、早めにからだのサインに気づき、何かを変える必要があるのか?考えてみる時間も必要です。当院がその気づきの一助になり、ご自身が今まで以上にと生活されるようになると本当に嬉しいです。

●在宅ワークで生活パターンが変化し、体調不良を感じる方は少なくない
●からだが元気になると、前向きでより良い考えが生まれる

 
自分で感じる身体の違和感(慢性疼痛)や睡眠障害(寝付けない、中途覚醒する すっきり起きれない 昼間眠い 昼夜逆転 などなど)
 薬に頼らず、根本原因を改善するには、早めのケアが重要です。
 悪化して、うつ状態からうつ病になる前にご相談ください。

保健師  長田 梨那