休日無気力症候群

休日になると、
動けない。平日にがんばりすぎた
心身からの「休みたい」サイン

やりたいことはあるのに、休日に起き上がれない。

受診で目指す変化

休日は昼過ぎまで起き上がれない休日も、動きやすくなる睡眠トレーニング
平日に疲れを使い切ってしまう平日のうちに、疲れを回復できるカウンセリング睡眠外来
頭にモヤがかかり、集中が続かない頭が整理され、集中しやすくなるTMS治療カウンセリング

※治療で目指す変化です。効果には個人差があります。

休日無気力症候群とは

平日はなんとか動けるのに、休日に動けなくなる状態です。さらに疲れる悪循環になりやすく、うつの入り口とも言えます。

女性の医師(イメージ)
平日の生産性は
休日の過ごし方で決まる休日の無気力は、集中力や思考力の低下として仕事にも表れます。

こんなことはありませんか

スマートフォンを手にする様子(イメージ)

当てはまった項目: / 5

気になる項目があれば、早めのケアが安心です。

2つ以上あてはまるときは、心の不調の入り口かもしれません。一度ご相談ください。

※休日無気力症候群は医学的な正式病名ではないため、当院では病名としての診断は行っていません。

なぜ休日に動けなくなるの?

平日

交感神経が優位。
ストレスホルモンの力で、気力で頑張れる。

休日

張りが解けてホルモンが出にくい
反動で動けない。

いわば「ガス欠」。
真面目な人ほど、休日無気力に。

休日無気力症候群の
3つのフェーズ

PHASE 1

休日無気力症候群

休日は一日中動けない。平日は「だるいけれど一応起きられる」状態です。

ここで休息やケアを取り入れれば、回復の余地が大きく残っています。

PHASE 2

急性期うつ状態

休日だけでなく、平日にも不調が広がります。

眠れない・起きられない寝ても疲れがとれない話が頭に入らない小さなことでどっと疲れる
くわしく
仕事の話や文章が頭に入らず、言葉も出にくくなり、生産性はさらに低下。それでも成果を求められて長時間労働になり、悪循環が深まります。
PHASE 3

燃え尽き症候群(バーンアウト)

環境から離れて休んでも、改善しにくい段階です。

頭にモヤがかかる集中力が続かない寝たきりになりがち「早く戻らねば」と焦る
くわしく
休職・転職・配置転換で安心できる環境になっても、モヤや集中力低下、情報処理のしづらさが残ることがあります。大きなプロジェクトの後や、昇進・受験など目標を失ったタイミングで起こることも。

身体が強制的にストップをかけている状態で、十分な休息で回復しますが、より早い回復のために休職・薬物治療・カウンセリングが必要な場合もあります。

フェーズ1のうちに、
心・脳・身体から

「どう変わりたいか」に合わせて、5つの治療からご提案します。

女性の医師(イメージ)
症状や生活の状況を伺ったうえで、治療をご提案します。
心カウンセリング
脳睡眠外来
TMS治療
身体生活リズム
漢方・鍼灸
01

こころと思考の整理カウンセリング

カウンセリングの様子(イメージ)

目指す変化考えが整理され、自分を客観的に見られるようになる

こんな方に頭がいっぱいで、堂々巡りになりがち

特徴感情と思考を整理し、自分を客観的に見られるように。

話したくない時期には向きません。

02

睡眠トレーニング(全3回)

目指す変化睡眠の質が上がり、休日も動ける生活へ

こんな方に寝ても疲れが取れない/うまく眠れない

特徴睡眠と生活を記録して質を高め、休日も動ける生活へ。

睡眠・生活の記録づけと、習慣を整える取り組みが必要です。

03

セロトニントレーニング(全2回)

目指す変化自分で快適な生活を送る力がつく

こんな方に睡眠は問題ないが、倦怠感ややる気の低下が強い

特徴生活のなかで幸せホルモン(セロトニン)が高まる習慣づくり。

生活の記録づけと、習慣を整える取り組みが必要です。

04

TMS治療

目指す変化頭のモヤが晴れ、集中しやすくなることを目指す

こんな方に夕方には思考が落ちる/文章を何度も読まないと頭に入らない

特徴副作用が少ない脳の磁気治療で、脳のネットワーク改善をはかります。

効果は約10回から。1日2〜3回実施でき、通院頻度は他の治療より高めです。

05

漢方・鍼灸

目指す変化冷えや身体の緊張がやわらぎ、動きやすくなる

こんな方に肩こり・頭痛・冷えなど、身体の症状が複数ある

特徴鍼灸で冷えや緊張を整え、体質に合わせた漢方を用います。

下痢・むくみ・腹痛・肝機能の低下などが出ることがあります(開始前に採血)。

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症例

29歳・女性/昇進後の燃え尽き症候群

「休日や仕事終わりに、買い物にも行けない」

異例の昇進で管理職に。帰宅するとすぐ座り込み、休日は夕方まで起き上がれず、後悔したまま月曜を迎える日々でした。

変化:カウンセリングと睡眠外来を開始。無理なマネジメントに気づき、睡眠のムラも把握。平日に疲れを回復でき、休日も動きやすくなりました。

41歳・男性/過労による憂うつ

「頭にモヤがかかって集中できない」

人手不足で休日返上の週6日勤務に。職場で文章が読めなくなり、心配した奥様に伴われて受診されました。

変化:中等度のうつ状態で、短期集中のTMS治療を翌日から開始。5日目には心理検査上うつ状態と判断されないほど改善し、30日後には体調が安定。働き方も調整できました。

よくある質問

受診すると、何が変わりますか?

休日に動けない原因(平日の無理や睡眠の乱れ)を整理し、休日も動きやすい生活リズムを目指します。たとえば、平日のうちに疲れを回復できる、休日の動けなさが和らぐ、頭のモヤや集中力の低下が改善する、といった変化を目指します。効果や経過には個人差があります。

休日無気力症候群は病気ですか?

医学的な正式病名ではないため、当院で病名として診断することはありません。ただ、うつ状態や燃え尽き症候群の入り口となるサインとして、早めのケアをおすすめしています。

なぜ平日は働けるのに、休日は動けないのですか?

平日は交感神経が優位になり、ストレスホルモンの力で頑張れます。休日はその張りが解けて反動が出るため、動けなくなりやすいのです。平日に無理をしている方ほど起こりやすくなります。

どんな治療を受けられますか?

心・脳・身体の3つの面からアプローチします。カウンセリング、睡眠外来、必要に応じてTMS治療などをご案内しています。

休日だけでなく平日も無気力です。これも休日無気力症候群ですか?

平日にも強い無気力や、眠れない・起きられないといった不調が広がっている場合は、次の段階(急性期うつ状態)へ進んでいる可能性があります。早めに専門家へご相談ください。

どのくらい続いたら相談すべきですか?

目安は2週間以上続くとき、または仕事や生活に支障が出てきたときです。「これくらいで受診していいのか」と迷う段階での相談が、かえって回復を早めます。

何科を受診すればよいですか?心療内科と精神科の違いは?

どちらでもご相談いただけます。一般に、不眠・倦怠感・頭痛など身体症状が中心なら心療内科、幻聴や気分の波が強い場合なら精神科が扱います。当院では心・脳・身体の両面から診ています。

必ず薬を使いますか?薬を使わない治療はありますか?

薬を使わない選択肢もあります。カウンセリング、睡眠・セロトニンの生活改善トレーニング、TMS治療(脳の磁気治療)など、状態に合わせてご提案します。

仕事を休まないと治りませんか?休職は必要ですか?

多くの方は通院しながら回復を目指せます。フェーズが進んでいる場合は、回復を早めるために一時的な休職をご提案することもありますが、ご事情を伺ったうえで一緒に判断します。

怠けや甘えとの違いは何ですか?

平日に頑張りすぎた反動で、心身がエネルギー切れを起こしている状態です。意志の弱さではなく、むしろ真面目な方ほど起こりやすいサインと考えられます。

どれくらいの期間・頻度で通院しますか?

症状や治療法によって異なります。生活改善のトレーニングは数回、TMS治療は通院頻度が高めになるなど、内容ごとに目安が変わります。初診時に治療計画をご案内します。

家族として、本人にどう接すればよいですか?

「頑張って」と促すより、休息を肯定し、生活リズムが整う環境づくりを支えることが助けになります。受診への付き添いや、ご一緒の相談も歓迎しています。

一度よくなっても、また同じ状態に戻りませんか?

再発を防ぐには、平日のうちに疲れを回復できる生活リズムと、無理のサインに早く気づく力が大切です。治療では、その仕組みづくりまでサポートします。

休日も動ける毎日へ。
悪循環からまず一歩、抜け出したい方はお気軽にご相談ください。

田中遥 医師

田中 遥医療法人社団ベスリ会 理事長
心療内科医・産業医

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休日無気力症候群とは?原因・症状・治療・受診の目安を解説

「休日になると動けない」「休日は寝てばかり」。そんな状態の理由と、うつ状態・燃え尽き症候群との違い、受診の目安、自分でできる対処をまとめました。

休日 動けない休日 寝てばかり休日 やる気が出ない休み明け だるい月曜 憂うつ休日うつ
田中遥 医師

監修田中 遥医療法人社団ベスリ会 理事長/心療内科医・産業医

休日無気力症候群とは

平日は仕事や家事をなんとかこなせるのに、休日になると起き上がれない、何もする気が起きない状態を指す呼び名です。「休日うつ」「休日になると動けない」などと表現されることもあります。

医学的な正式病名や診断名ではありません。ただ、背景には疲労の蓄積やストレス、睡眠の乱れがあることが多く、うつ状態や燃え尽き症候群の手前のサインとして注意が必要です。

当院では「休日無気力症候群」という病名での診断は行いません。症状や生活の状況を伺い、必要なケアをご提案します。

症状・サイン

休日に出やすいサイン

  • 起き上がれるのが昼過ぎになる
  • やりたいことがあるのに、体が動かない
  • 外出や買い物、片付けが億劫になる
  • 部屋がだんだん荒れてくる
  • 一日中、横になったまま終わってしまう

休み明けに出やすいサイン

  • だるさ、頭痛、肩こりが強い
  • 月曜の朝がとくにつらい
  • 集中力や思考力が落ちたと感じる

平日の仕事に大きな支障がなくても、休日の無気力は集中力や思考力の低下として、すでに仕事に表れていることがあります。

休日に寝てばかりになる理由

休日にたくさん寝てしまう、起きてもまた横になる。これは単なる寝不足ではなく、心身の疲れが睡眠で取りきれていないサインのことがあります。

寝ても疲れが取れない理由

  • 睡眠の質が落ちている(寝つきが悪い、途中で目が覚める)
  • 起きる時間が遅く、体内時計がずれている
  • 緊張が続き、休んでいても神経が休まっていない

寝すぎで起きやすいこと

頭が重くなる、だるさが増す、夜に眠れなくなる、翌朝がさらにつらい。「寝れば治る」と思っているのに、かえって悪循環になることがあります。

睡眠の問題は、睡眠トレーニングや睡眠外来で見直せます。

原因

1. 平日の「気力頼み」の反動

平日は交感神経が優位になり、ストレスホルモンの力で気力を保って頑張れます。休日は仕事の張りが解けて、その力が出にくくなり、動けなくなりやすいのです。

平日交感神経が優位ストレスホルモンで気力を保って頑張る休日張りが解けてホルモンが出にくく反動で動けない無理をした分だけ、休日の反動が大きくなる
平日の気力頼みと、休日の反動のイメージ

2. 睡眠リズムの乱れ

平日の睡眠不足を休日の長時間睡眠で補おうとすると、体内時計がずれて、休み明けにだるさが出やすくなります。

3. オンとオフを切り替えにくい働き方・性格

責任感が強い、頼まれると断れない、休むことに罪悪感がある。そんな真面目な人ほど、ガス欠になるまで頑張ってしまいます。

原因は人によって異なります。いくつかが重なっていることも多く、自己判断が難しい場合は専門家に相談してください。

休み明け・月曜がつらい理由

日曜の夜から憂うつになる、月曜の朝に頭痛や肩こりが強く出る。毎週のように続くときは、次のような要因が重なっていることがあります。

体のリズムのずれ

休日に起きる時間が遅くなると、月曜の朝は時差ぼけのような状態になりやすくなります。

緊張のぶり返し

仕事を思い浮かべるだけで交感神経が高まり、頭痛や肩こりなどの身体の緊張として出ることがあります。

疲れの持ち越し

休日に回復できないまま、新しい週が始まってしまいます。

毎週くり返すなら、体からの「休みたい」サインです。

なりやすい人の特徴

  • 責任感が強く、頼まれると断れない
  • 完璧にやろうとして、休めない
  • 周りの期待に応えようと、がんばりすぎる
  • 休むことに罪悪感がある
  • 持ち帰り仕事や休日の連絡など、オンオフを切り替えにくい

きっかけになりやすい出来事

昇進や異動、人手不足による残業の増加、大きなプロジェクトの後、受験や昇進など目標を達成・喪失したタイミングで起こることがあります。

性格の問題ではなく、「がんばり方」と「休み方」のバランスの問題です。環境と負荷を見直すことで変えていけます。

うつ状態・燃え尽き症候群との違い

休日無気力症候群急性期うつ状態燃え尽き症候群
不調が出る時間主に休日休日も平日も休んでも改善しにくい
平日の様子だるいが、一応動ける眠れない・起きられない頭にモヤ、集中が続かない
位置づけ正式病名ではない診断は医師が行う状態を表す呼び名

3つは別々のものではなく、つながった段階として考えると分かりやすくなります。境目は自分では判断しにくいため、迷う段階での相談が安心です。

ふつうの疲れとの見分け方

ポイントふつうの疲れ休日無気力のサイン
休んだあと回復して、気力が戻る寝ても回復感がなく、やる気が戻らない
気持ち動ければやりたいことがあるやりたいのに、体が動かない
続く期間数日で落ち着く何週間も続く、くり返す
平日ふつうに働けるだるさ、集中力の低下が出る

あくまで目安です。診断ではありません。判断に迷うときは、一度ご相談ください。

怠け・甘えとの違い

休日に動けないのは、意志が弱いからではありません。平日に頑張りすぎた反動で、心身がエネルギー切れを起こしている状態です。「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めるほど、悪循環が深まります。

仕事への影響

休日の無気力は、集中力や思考力の低下として仕事に表れます。

  • 文章を何度も読まないと頭に入らない
  • 言葉が出にくくなる
  • 小さなことでどっと疲れる
  • 確認やミスが増える

生産性が落ちて長時間労働になり、さらに疲れて休日に動けなくなる。この悪循環が、うつ状態へ進む前に断ち切るポイントです。「平日の生産性は、休日の過ごし方で決まる」とも言われます。

1休日の無気力2集中力・思考力の低下3生産性の低下と長時間労働4疲労の蓄積悪循環
休日の無気力から始まる悪循環

職場の産業医や相談窓口に相談するのも、ひとつの方法です。

放置すると進む3つのフェーズ

休日無気力症候群の影響を示した図。心身の状態を表す線は、元気な状態から始まり、フェーズ1(休日無気力症候群)で不調の側へ下がって上下しながら推移し、フェーズ2(急性期うつ状態)で大きく落ち込んで最も不調な状態が続く。フェーズ3(燃え尽き症候群)では少し持ち直すが、元気な状態までは戻りきらない。症状は、フェーズ1が「休日に寝てばかり」「楽しいことが楽しめない」「何もせず休日が終わる」「月曜日が来ないでほしい」。フェーズ2が「眠れない・起きられない」「寝ても疲れが取れない」「話していても頭に入らない」「小さなことでどっと疲れる」。フェーズ3が「頭のモヤが続く」「以前のように集中できない」「適した言葉が見つからない」「情報をうまく処理できない」。

  1. フェーズ1:休日無気力症候群休日は動けないが、平日はなんとか起きられる。回復の余地が大きい時期です。
  2. フェーズ2:急性期うつ状態平日にも不調が広がり、眠れない、起きられない、話が頭に入らないなどが出ます。
  3. フェーズ3:燃え尽き症候群休んでも頭のモヤや集中力の低下が残り、寝たきりになりがちです。

早い段階で手を打つほど、仕事の生産性と心身を守りやすくなります。

何科を受診する?

心療内科

不眠、倦怠感、頭痛など身体の症状が中心のとき。

精神科

幻聴や気分の波が強い場合やこころの症状が中心のとき。

どちらでも相談できます。迷うときは、どちらの科でもかまいません。当院では心・脳・身体の両面から診ています。

治療法

状態とライフスタイルに合わせて、次の5つからご提案します。薬を使わない選択肢もあります。

心考えを整理するカウンセリング脳睡眠・脳を整える睡眠外来TMS治療身体生活を整える生活リズム漢方・鍼灸休日も動ける、生産性の高い心身へ
心・脳・身体の3つの面からアプローチします
治療向いている方ご注意
こころと思考の整理カウンセリング頭がいっぱいで堂々巡りになりがち話したくない時期には向きません
睡眠トレーニング(全3回)寝ても疲れが取れない睡眠・生活の記録が必要
セロトニントレーニング(全2回)睡眠は問題ないが倦怠感が強い生活の記録が必要
TMS治療夕方に思考が落ちる、文章が頭に入らない効果は約10回から。通院頻度は高め
漢方・鍼灸肩こり・頭痛・冷えなど身体の症状が複数ある下痢・むくみ・肝機能低下などが出ることがある(開始前に採血)

効果や経過には個人差があります。治療の選択は、診察のうえで一緒に決めます。

受診で期待できる変化

受診の目的は、動けない休日を「がまんして乗り切る」ことではなく、平日のうちに回復できる状態をつくることです。

いまの状態目指す変化主な治療
休日は昼過ぎまで起き上がれない睡眠のリズムが整い、休日も動きやすくなる睡眠トレーニング
平日に疲れを使い切る無理のサインに気づき、平日のうちに回復できるカウンセリング・睡眠外来
頭にモヤがかかり、集中が続かない思考が整理され、仕事に前向きに取り組めるTMS治療
肩こり・頭痛・冷えがある身体の緊張がやわらぎ、動きやすくなる漢方・鍼灸

仕事と生活のメリハリがつき、休日に「やりたかったこと」ができる日が増えることを目指します。

治療で目指す変化の一例です。効果や経過には個人差があります。

自分でできるセルフケア

  1. 起きる時間を、平日に近づける休日だけ大きく遅らせると、体内時計がずれて月曜がつらくなります。
  2. 朝に光を浴びるカーテンを開けるだけでも、体のリズムを整える助けになります。
  3. 休日の予定は「ひとつだけ、小さく」買い物ひとつ、散歩10分など、できそうなことから。
  4. 「休む」も予定に入れる何もしない時間を、罪悪感なく過ごすために決めておきます。
  5. 平日の夜に疲れを残さない夜更かしや持ち帰り仕事を減らし、平日のうちに回復します。
  6. 睡眠と気分を記録するパターンが見えると、受診のときにも役立ちます。

セルフケアで改善しないときや、つらさが強いときは、無理をせず受診してください。

休日の過ごし方のコツ

タイプ別に、小さな工夫をまとめました。

寝てばかり型

起きる時間を決めて、まず朝に光を浴びる。昼寝は短めにします。

予定を詰め込む型

予定は半分に減らし、「休む時間」を先に入れます。

スマホで終わる型

横になったままだと回復しにくいので、場所を変える、少し歩くなど体を動かします。

罪悪感で休めない型

休むことも回復のための大事な「仕事」と考え、休む時間を決めて過ごします。

受診の目安

  • 不調が2週間以上続いている
  • 仕事や家事、生活に支障が出てきた
  • 休日だけでなく、平日にも無気力や不眠が広がった
  • 食欲や睡眠が大きく変わった

「消えてしまいたい」「生きているのがつらい」と感じるときは、ためらわずすぐに相談してください。医療機関のほか、お住まいの地域の相談窓口も利用できます。

受診前にメモしておくと伝わりやすいこと

  • いつ頃から、どんな状態か
  • 睡眠の時間帯と、起きる時間
  • 仕事の状況(残業、休日出勤など)
  • 服用中の薬

ご家族の方へ

「頑張って」と促すより、休むことを肯定し、生活リズムが整う環境を支えることが助けになります。起こす、叱る、責めるといった対応は、本人をさらに追い込むことがあります。受診への付き添いや、ご一緒の相談も歓迎しています。

用語集

交感神経
活動時に働く自律神経。緊張や頑張りを支える一方、働き続けると疲れがたまります。
ストレスホルモン
ストレスに対応するために分泌されるホルモンの総称。平日の気力を支えています。
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)
頭の外から磁気で脳を刺激し、脳のネットワークの改善をはかる治療です。
バーンアウト(燃え尽き症候群)
無理のある状況に過剰に適応した結果、休んでも心身の消耗が続く状態を指す呼び名です。

よくあるご質問(詳細)

症状・原因について

休日に寝てばかりいるのは病気のサインですか?

疲れを取り戻すための自然な休息のこともあります。ただ、不調が2週間以上続く、起きても何もできない、平日にも広がっているといった場合は、早めに専門家へご相談ください。

「休日うつ」と同じですか?

「休日うつ」も正式な病名ではなく、似た状態を指す呼び方です。大切なのは呼び名よりも、症状がどのくらい続き、生活にどれだけ影響しているかです。

休日に何もできず、自己嫌悪になります。どうすればいいですか?

動けないのは意志の問題ではなく、エネルギー切れのサインです。まずは「今日は休む日」と決めて、責めずに過ごしてみてください。自己嫌悪が強いときは相談をおすすめします。

日曜の夜から憂うつになります。関係ありますか?

休み明けへの緊張や不安が関係している場合があります。毎週のように続いたり、平日の不調につながったりするときは、一度ご相談ください。

休日に寝だめをするのはよくないですか?

長く寝すぎると体内時計がずれて、休み明けにだるさが出やすくなります。起きる時間は平日に近づけ、足りない分は短い昼寝などで補うのがおすすめです。

受診・治療について

初診では何を話せばよいですか?

いつ頃からどんな状態か、睡眠の様子、仕事や生活の状況、服用中の薬などをお話しください。うまく話せなくても大丈夫です。メモを見ながらでかまいません。

TMS治療とはどんな治療ですか?

頭の外から磁気で脳を刺激し、脳のネットワークの改善をはかる治療です。副作用が少ないのが特徴です。効果は約10回から実感される方が多く、1日2〜3回実施できるため、通院頻度は他の治療より高めになります。

睡眠トレーニングとセロトニントレーニングの違いは?

睡眠トレーニング(全3回)は、睡眠と生活を記録して睡眠の質を高めます。セロトニントレーニング(全2回)は、睡眠に問題が少ない方が、生活の中で幸せホルモンが高まる習慣をつくります。

家族と一緒に受診できますか?

はい、付き添いやご一緒の相談も歓迎しています。ご本人が話しにくいときも、ご家族の視点が助けになります。

受診までに自分でできることはありますか?

起きる時間を整える、朝に光を浴びる、睡眠と気分を簡単に記録するなどが助けになります。詳しくは「自分でできるセルフケア」をご覧ください。

仕事・生活について

動けない休日は、無理に予定を入れたほうがいいですか?

無理に詰め込む必要はありません。小さな予定をひとつだけ入れ、できたらそれで十分と考えると、動きやすくなります。

平日の疲れを減らすコツはありますか?

夜更かしや持ち帰り仕事を減らし、平日のうちに回復できるようにしましょう。気を張り続けるほど休日の反動が大きくなります。

休日の過ごし方は、仕事の生産性に関係しますか?

関係します。休日に回復できないと、集中力や思考力の低下として平日の仕事に表れ、長時間労働と疲労の悪循環につながることがあります。

燃え尽き症候群になる前にできることは?

休日に動けない段階で、休息の取り方や睡眠を見直し、早めに相談することです。フェーズ1のうちが、いちばん回復しやすい時期です。

休日の過ごし方・休み明けについて

寝すぎると頭が重くなるのはなぜですか?

睡眠のリズムの乱れや、緊張の続いた疲れが関係していることがあります。頭痛が強い、くり返すときは、医療機関にご相談ください。

休日は寝てばかりですが、平日は元気です。問題ないですか?

平日は気力でカバーできていても、休日に反動が出ている可能性があります。フェーズ1のうちに生活や睡眠を見直すと、回復しやすい時期です。

月曜の朝だけ頭痛や肩こりが出ます。関係ありますか?

休み明けへの緊張や、休日の睡眠リズムのずれが関係している場合があります。毎週のようにくり返すときは、ご相談ください。

スマホを見て一日が終わってしまいます。どうすればいいですか?

場所を変える、少し歩くなど、体を動かすきっかけを小さく作るのがおすすめです。「動けない自分」を責めないことも大切です。

自然に治ることはありますか?

一時的な疲れなら、休養で回復することもあります。ただ、何週間も続く、くり返す、平日にも広がるときは、早めの相談をおすすめします。

仕事・職場について

責任感が強い性格は、変えたほうがいいですか?

性格を変える必要はありません。がんばり方と休み方のバランスを整えることが大切です。

産業医への相談と、クリニックの受診は違いますか?

産業医は職場の視点で、働き方の調整などを相談できます。クリニックでは、症状に対する治療やケアを受けられます。両方を併用する方もいます。

受験や昇進のあとにも起こりますか?

はい。大きなプロジェクトの後や、昇進・受験など目標を達成・喪失したタイミングで起こることがあります。

ご家族の方へ

家族が休日に寝てばかりいます。起こしたほうがいいですか?

無理に起こすより、まずは休むことを認めて見守ってください。何日も続く、平日にも不調が出ているときは、受診をそっとすすめてみましょう。

受診をすすめても嫌がります。どうすればいいですか?

「病院に行って」と迫るより、「最近疲れているように見えるから心配」と気持ちを伝えるほうが届きやすいです。ご家族だけでの相談もできます。

参考情報・更新情報
本ページは、当院の診療と一般的な医学的知見をもとに作成しています。
最終更新日:2026年10月17日
監修:田中 遥(医療法人社団ベスリ会 理事長/心療内科医・産業医)

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