「頑張って働く女性はPMSがつらい…?」

働く女性はよりPMSに悩まされているという情報があります。(月経前症候群におけるストレスと生活習慣との関連分析 渡邊香織ほか 母性衛生 52(4): 437-443, 2012. )

PMS/PMDDは「女性の身体(ホルモン)」、「心」、「社会環境」の3つが密接にかかわっているため、3つのアプローチからTotalで治療をする必要があります。

特に、PMSは「バリバリ働く女性」に多いとされています。仕事に一生懸命になるということは、交感神経優位になることで卵巣への血流が悪くなり、「冷え」が生じることでホルモン自体、もしくはホルモンの受容体になんらかの負担がかかっているのではと考えます。

PMS/PMDDで、BESLIの女性外来を受診された方の中には、心療内科で「産婦人科にみてもらってください」、産婦人科から「精神科、心療内科の先生にみてもらってください」といわれた患者様や、「PMSはピル飲めばいいんじゃないかな」と、ピルだけに限局したPMS/PMDDの治療をすすめられた患者様もいらっしゃいました。

医療者の中には、古典的な女性像を持たれている方もたまにいて「女性ホルモン?気合でなおしなさい。」とおっしゃる先生もいらっしゃったようです。

産婦人科では、癌、周産期、ウィメンズヘルス、不妊治療など、多岐に専門が分かれ、精神科の研修では、女性ホルモン、女性の身体からの視点を持った研修はしづらいため、医療機関の中でもPMS/PMDDは間に残された疾患として「どこで治療を受ければいいの?」と悩む方も少なくありません。

BESLIでは、ピルに限局せず、「女性の身体(ホルモン)」の漢方・鍼灸・低用量ピル治療、「心」のカウンセリング、「社会環境」のビジネストレーニング、睡眠・セロトニントレーニングを行っております。
PMSにお悩みの方で「自分の人生だから、自分で身体も心も整えたい」という方は3つのアプローチからの治療をおすすめします。