「喧嘩するほど仲がいい」ということわざがありますね。「この人しかいない」なんて思って結婚したのに、STAY HOME期間中に喧嘩が増えて険悪なムードになっていませんか?それはもったいない。
せっかく喧嘩するなら“仲が良くなる喧嘩”をしてみましょう!それにはちょっとしたコツがあるんです。
喧嘩は“話し合いのきっかけ”である
一緒に生活をしていると、いろんなことが目に付きますよね。帰っても部屋が片付いていない、とか、そんなこと言う人に限って靴下を脱ぎっぱなしにしているとか。
“喧嘩”とは「部屋が片づいてない」「脱ぎっぱなしにしている」これらの出来事についての話し合いです。相手を否定するためのものではありません。それを忘れないようにしましょう。
感情的なまま結論を出さない
喧嘩をすると感情的になりますよね。「私はこう思っている」と我慢せずに伝えあうことは仲を深めていく重要なコミュニケーションなので、大切だと思います。しかし、そこで結論まで出してはいけません。感情的になっているときに出す結論に良いものはありません。お互いの思いを出し終わったらいったんその場を離れ、落ち着きましょう。落ち着いたら、改めて話し合いの機会を設け、解決方法を一緒に探しましょう。
相手の性格を生かす
解決方法を見つけたとしても、義務になってしまい続かないことも多いかと思います。それを変えるには、見つけた解決方法にいつも楽しんでやっていることをくっつけてみましょう。例えば、靴下を洗濯かごに入れるという解決方法が出たとしましょう。その人がゲーム好きだったら、洗濯かごの上に的を置き、シューティングゲームのようにするのはどうでしょう。これならゲーム感覚で靴下を洗濯かごに入れられますね。
まとめ
「雨降って地固まる」。喧嘩という雨をぜひ活用して、ぜひ2人による2人のための2人だけの解決方法を見つけてみてくださいね
ベスリクリニックには、仕事のパフォーマンス低下によるメンタル不調の相談もありますが、プライベートのコミュニケーションエラーによるメンタル不調のご相談もあります。
きっかけは些細なことが多いものです。積り積もった感情をコントロールできず、関係性を悪化させてしまうこともあります。ふと冷静になり、自分は「発達障害ではないか」「パートナーは、カサンドラ症候群ではないか」など、その関係性を病名と結び付け悩まれる方もいらっしゃいます。
ベスリクリニックは、ファミリーカウンセリングがあり、お二人で受けていただくカウンセリングもあります。
ただ、こじれてしまわないように、「上手な喧嘩」してみましょう。
公認心理師 西村有美香