もしかしたら「大人の発達障害?」そんな不安はありませんか?

 

近年、大人になってから、「他人と違う自分」に気づかされ、色々調べてみるとおとなの「発達障害」ではないかと思われる方が多いようです。当院にも、そのような不安をお持ちで受診をされる方が多くいらっしゃいます。

本人は気づいていないが、周囲(会社の方、家族)が心配をして受診される方もいらっしゃいます。

当院では、企業様からの依頼で。大人の発達障害ではないかと心配をされる方に対して、検査をして、その方の特性を活かした改善策を会社やご本人様にご説明をさせていただいております。

 

n  社員さん(ご自身)のこんなことでお困りではないでしょうか?

o  仕事のミスが多く、長く仕事が続けられない

o  普通に話しているつもりでも、相手を不愉快にさせたり、怒らせてしまう

o  他の社員の気持ちが理解できず、共感できない

o  ケアレスミスが多い

o  気が散りやすいため一つの物事に集中することが苦手

o  自分が興味を持つことや好きな事には積極的に取り組むことができるが集中し過ぎてしまう

o  物の置き忘れや物を無くすことが多い

o  片付けや整理整頓が苦手

o  約束や時間を守ることが苦手

o  物事の優先順位が分からないことがある

o  落ち着いてじっと座っているなどのことが苦手

o  衝動的な発言や行動をすることがある

 

n  「大人の発達障害」の検査と当院受診された患者様例

近年、仕事が上手くいかないことをキッカケにした「発達障害が疑われる社員」の働き方についてのご相談が多くなっています。「発達障害はそれぞれの特性に応じて対応をしましょう」と言われることも多いですが、実際問題、どういう特性を持っていて、どう対応すればいいのかわからないことも多いではないでしょうか。

そのような場合、当院では発達障害のスクリーニング検査や能力の凹凸のわかる知能検査を行って、当該社員の持っている特性や対策を明らかにしています。

 

ここでは

    大人の発達障害とは

    発達障害の種類

    どのような検査を行うか

    検査で困りごとが解決した実例

をお伝えいたします。今困っていることの解決の一助になりましたら幸いです。

 

    大人の発達障害とは

 発達障害とは、発達障害者支援法において「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。中でも、大人になってから発達障害だったと判明する場合に「大人の発達障害」ということが多いようです。ちなみに、「発達障害グレーゾーン」とは診断基準は満たさないが、傾向がある方のことを指すようです。

 

    発達障害の種類にはなにがあるのか

大人の発達障害として代表的なのがADHD(注意欠如・多動症)ASD(自閉症スペクトラム症)です。他にもLD(学習障害)等発達障害は様々あります。診断は一つではなく、複数つく場合もあります。

 同じ病名でも個々人の特性は大きく異なります。一般的な知識ももちろん大切ですが、具体的な対応をするには個々人の特性を知っていくことがとても大切になります。

    発達障害の検査法

当院では、大きくは3つ、ADHDASDのスクリーニングテスト、能力の凹凸を理解する検査を行っています。また、発達障害の診断には幼少期からの症状の有無が大きくかかわってくるため、幼少期の聞き取り調査も行います。それらの検査を行うことで、ADHD及びASDの可能性の有無、得意なことと不得意なことが明らかになります。

    当院で検査をされた方の紹介 :検査結果と解決策 

I.      期待したほど仕事のパフォーマンスが上がらかなった新卒入社のAさんの場合

【受診時の悩み】

 

Aさんは期待の新人でしたが、新卒研修が終わって配属先での仕事が始まると雲行が怪しくなってきました。口頭指示通りに動けない、仕事の抜け漏れが発生する等、トラブルが多発するようになりました。本人が「発達障害かもしれない」と会社に相談したことをキッカケに、会社を通してクリニックに検査の依頼がありました。

検査を行った結果、AさんはADHDの可能性が高く、能力の凹凸もありました。大人になってからわかる、いわゆる「大人の発達障害」だったのです。

Aさんの特徴を本人と会社に伝え、会社からの期待とAさんの出来ることをすり合わせ、検査結果に基づいた今後の働き方をご提案させていただきました。現在は障害者雇用に切り替わり、順調に成果を出しているようです。

 

II.    中途採用、配置転換で仕事のパフォーマンスが下がったBさんの場合

Bさんは中途採用された50代の男性です。配置転換で未経験の仕事を行うことになり「仕事が出来ない」「発達障害なのではないか」と周りから指摘が出てきました。元々配置転換前のパフォーマンスも高くなかったため、会社を通して検査を受けることになりました。

検査を行った結果、発達障害ではありませんでした。能力面も問題はなかったので、年齢に見合った経験やスキル不足であると判断されました。そのことを伝えると、本人もスキルを身につけるために努力をしはじめ、周囲の見方も変わり、職場でも力を発揮できるようになりました。

 

III.  自分でやる仕事はよくできたが、他人とのコミュニケーションがうまくできなかったCさんの場合    Cさんは客先常駐SEをやっていました。人間関係を構築することが苦手で、クライアントからクレームが入ってしまうほどのトラブルに発展することもありました。今回もトラブルになってしまい「何が原因なのか」を特定するために会社を通して当院に検査の依頼がありました。

検査を行ったところ、CさんはASDの可能性が高く、コミュニケーションが苦手な特性を持っていました。ですが能力的には問題が無く、むしろSEに向いているタイプだったのです。そのため、職場に配慮してもらい、仕事だけに集中できる環境を作成してもらいました。すると以前より成果を上げることが出来、周囲の評価も「口下手だけど仕事はしっかりする人」に代わり、トラブルが起こることはほとんどなくなりました。

 

n  お問い合わせ方法

【ご本人からのご依頼の場合】

 当院ではご本人様のお悩みに対して大人の発達障害の可能性を視野に入れた検査を実施しております。

 検査は、①お悩み事についてのヒアリング ②検査(およそ2時間程度) ③検査結果説明

 になります。自分の特性が分かる検査結果と凸凹した特性を活かした行動変化の起こし方などをまとめた「ご自分のトリセツ」として結果をお渡しします。検査費用は15,000円前後になります

  お問い合わせはこちら・・・

【企業様からのご依頼の場合】

何故この人は思っていたパフォーマンスを発揮できないのだろうか?と疑問に思っている社員様がいらっしゃる場合、是非一度ご相談ください。発達障害の可能性も含めてお話を聞かせていただきます。

企業様、ご本人様より状況をお伺いし、検査結果もそれぞれにお話をさせて頂き、その方にあった職場環境、業務内容などをご説明させていただきます。

 お問い合わせはこちら・・・

 

尚、当院は、主にビズネスパーソンのパフォーマンス向上のため、産業保健領域を専門にしているクリニックでです。発達障害を確定診断や、発達障害の手帳発行や、重度な発達障害の治療は専門病院をご紹介をさせていただいております。

 連携先:昭和大学病院、東京大学病院 等