プロセスワークとは

夢や身体症状などを入り口にして意識状態を変化させ、無意識の感情を体験し、そこから得られる気づきから葛藤解決や自己成長を目指す深層心理学的なカウンセリングです。

言葉だけでなく、動く、感じる、夢の登場人物を演じるなど五感をフルに使ってワークするので患者様の個性に合わせて遊び心や創造性を引き出せる点が特徴です。

その方の悩みに関わる無意識的な感情を体験していくことで、自分の中にある多様な側面への気づきや問題に対するアプローチの変化を目指します。それにより、自己肯定感やモチベーションの向上、対人関係の改善などが期待できます。

プロセスワークではうつ状態の背後には無意識的な怒りや攻撃性のようなパワフルなものが隠れており、それを体験し意識に統合することでうつ状態が改善していくという立場をとっています。コロナ渦によるリモートワークや行動制限など、身体活動の制限がうつの要因になっている方には有効な方法の一つです。

プロセスワークでは、夢を振り返る、身体症状の体験を深める、自分の感情を動作や絵で表現してみるなど遊び心を活かせるような介入手段があるので、楽しみながら無意識のパワーに触れて、うつ状態の改善や自分の状況に対する洞察を促す効果があります。

こんなお悩みありませんか?
  • 頻繁に夢を見ることがある
  • 心の問題が原因の身体症状に困っている
  • 原因がはっきりしないモヤモヤ感がある
  • 悩みがあるが、言葉で表現するのが苦手
  • リモートワークなど活動量が減ってから不調を感じる
  • 自分が不調になった原因を知りたい

無意識にアプローチするプロセスワーク

プロセスワークでの治療法

アーノルド・ミンデル博士がユング心理学を発展させ創始したプロセスワーク理論を土台にしており、ミンデル博士が末期胃がんのクライエントとワークした経験を基に理論が形成されています。

入院前にクライエントは「不治の病の薬として爆弾を渡される夢」を見ていました。その後のセッションで強い胃の痛みを訴えるため、胃がんの痛みを深く感じるワークを行ったところクライエントは爆発するような感情を体験し、感情をより豊かに表現出来るようになり、余生を生き生きと過ごしました。この経験をもとに無意識は夢だけでなく、身体症状にも同様に現れることに気づき、身体症状を扱うワークを研究したのが出発点です。

その後の研究で、自覚しない動作、対人関係の葛藤などにも無意識が現れることが分かり、それぞれとワークする技法が開発されています。このように色々な入り口から無意識とワーク出来るので、夢を覚えていない方にも対応できます。

無意識レベルから悩みを見る視点は意識レベルでは思いつかないようなユニークなものであることが多く、創造的に悩みに取り組むきっかけになります。

また、夢や身体症状などを言葉だけでなく、イメージや動作、ロールプレイなど体験的にワークしていくことで無意識的な遊び心や活力が動き出していき、なかなか行動できない人が動き出す、身体症状を無意識からのメッセージとして前向きに捉えられるようになるケースが多くあります。

当院のプロセスワークでの改善例

受診の流れ

お電話(03-5295-7555)かベスリクリニックホームページのお問い合わせフォームからご予約いただけます。

初診時には現在お困りの症状の確認と、治療方針のご相談をしていきます。

初診のご来院時か、お問い合わせ時点でプロセスワークを希望している旨お伝えいただくとご案内がスムーズです。

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