HSPとは
HSP(Highly Sensitive Person)概念は病名でも診断名でもありません。
「環境感受性が高い」という気質的な概念となります。
感受性が高く敏感であり、他者の怒りや悲しみなど気分の変化に気づきやすく、それが自分の感情や体調に影響してしまうことに困っている方が多いです。
HSPの情報を見て「自分もそうかも」と思っても、どう対処をしたらいいかどこで相談したらいいかがわからないという方も多いのではないでしょうか。
- 自分の意見を求められても出てこない
- 意見や気持ちをうまく伝えられない
- 人に気を使いすぎる
- ちょっとしたきっかけで涙が出てきて止められない
- 五感(音・光・匂い・味・肌感等)の敏感性が強く出る
- 物事の本質や真理を追求するあまり、目先の人間関係が拗れてしまう
- HSPの情報に触れて「自分もそうかも?」と感じている
HSPのための心地よさを育む方法
感受性の高さから心身に影響している方との対話を通して、心と身体の両方をゆるめ整えていく空間と機会を提供しています。
感受性の高さ・敏感性・繊細性がどのようなプロセスで表出するのかを特定した上で、「自分に合った」具体的な対処法を見つけ、実践していく場所がHSP外来です。
HSP外来をすすめていくと、自分の意見や気持ちを自覚し味わえるようになったり、情報や刺激は受け取っても「気にする」頻度が減ったり、それによるストレスが減ったと感じる方が多いです。
自分の特徴を把握することで、相手との感受性の違いに気づき円滑にコミュニケーションが取れるようになっていきます。
HSP外来での実施が難しい例
トラウマ反応が強い方には、まず過去の整理のためトラウマケアのカウンセリング、自分の感情の変化に気づくことが難しい場合は感情開放外来などを先に実施することを推奨しています。
HSP外来を進めていくうちに自分の特徴が十分に理解できた後は、キャリアデザインやビジネストレーニングを行うことで今後の仕事に活かすことができると思います。
HSP外来での治療法
交流分析・ゲシュタルト療法・認知行動療法・自我状態療法・内的家族療法等の心理療法理論、ポリヴェーガル理論と併せて、解剖学・からだほぐしワーク・禅の考え方を応用した「禅的瞑想」ワークを組み合わせています。
心・身体・神経の3つの視点から、いくつかのアプローチを組み合わせて行います。
日常に出る敏感性の傾向を3つの視点(感覚優位・共感優位・洞察優位)に分けていくと、自分に合った対処策が見つかりやすくなります。
当院のHSP外来での改善例
受診の流れ
お電話(03-5295-7555)かベスリクリニックホームページのお問い合わせフォームからご予約いただけます。
初診時には現在お困りの症状の確認と、治療方針のご相談をしていきます。
初診のご来院時か、お問い合わせ時点でHSP外来を希望している旨お伝えいただくとご案内がスムーズです。