「機能的睡眠の不調」睡眠の量と質の治療
寝つきが悪い、眠れない、寝ても直ぐに眼が覚めてしまう、などの睡眠に不調を抱えている場合は、睡眠を見直し改善することで生産性が向上するかもしれません。
では睡眠を見なおすとパフォーマンスにどれほど変化がみられるのでしょうか。
ある企業にて「睡眠のセルフケア法」についての研修を行った結果です。
14名の方に研修時と2か月後生産性の向上について自己評価して頂いた結果です。
回答頂いた皆さんは日勤のデスクワークの方々です。
時間管理、身体能力、判断・集中、作業遂行、コミュニケーション、生産能力の6つのカテゴリーに分類し、それぞれ自己評価していただきました。
6つのカテゴリーすべてに改善を見る事が出来ます。全体としても12.3%の向上です。
日勤の社員の生産性評価
睡眠トレーニング
睡眠の量と質の改善を、客観的な検査やデータに基づき、眠れる生活習慣にしていくためのアドバイスをします。
不規則な生活習慣の方や、不安や心配で眠れない、日中の眠気が強いなどのお悩みに対して、毎日の生活の中で実行できることを見つけ、改善を支援します。
このような方にお勧めです
- 不眠で日中の生活に支障が出ている
- 不眠をお薬やお酒で対処している
- 交代制勤務や繁忙期に睡眠が不規則になる
- 睡眠の質を上げてパフォーマンスを向上させたい
- 昼夜逆転でうまく睡眠リズムを作れない
患者さんの事例
〜寝付きが悪く、眠ることについて不安のあるAさん〜
寝付きが悪く、睡眠薬が手放せなかったAさん。
夜になると眠れるかが不安で眠気があってもふとんに入るとどきどきして目が覚めてきてしまうようになり、だんだんと薬の量が増えていってしまっていました。
睡眠の習慣を見直すとだんだんと改善していき、必要なお薬も徐々に減っていきました。
最終的には薬なしでも眠れるようになり、「薬がなくても眠れる自信がついた」「眠れない日があっても、翌日に早く眠れたりするのでそこまで気にならなくなった」ということを話され、卒業となりました。
〜昼夜逆転で日中眠気が強かったBさん〜
長期の休みをきかっけに昼夜逆転となり、そこからリズムを戻せず仕事中でも眠気が出ていたBさん。
朝も起きれずだんだん夜も寝たい時間に眠くならないことが増えていました。
アドバイスを実行していくと、夜に眠気が出てくることが増え朝も決まった時間に目が覚めるようになっていき日中の眠気も改善されていきました。
「自分で睡眠をコントロールできるようになってきた」「自分に効果のある方法がわかった」ということを話され、睡眠の調子が悪くなりリズムが乱れても自分で修正ができるようになっていきました。
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治療を受ける際の注意点
- 生活習慣を改善することで睡眠のリズムが整っていくことを目指していきますのでお薬のような即効性は感じられないことが多いです。
効果を感じられるまで2~4週間前後かかり、5回前後実施をしていくことが多いです。 - 生活習慣の改善をしていくので、ご自宅で実践をしていただく必要があります。
気力がない・不安が強くて行動できない場合はまず他の治療をおすすめする場合があります。
指導者紹介
当院では、睡眠指導者の育成を行っております。
作業療法士でもある菅原洋平氏を迎え、睡眠状態をデータに取り、その方にあった改善法をお話しております。
ユークロニア株式会社 代表 菅原洋平 | |
平成13年 | 国際医療福祉大学保健学部作業療法学科 卒業 国家資格 作業療法士 取得 精神科作業療法として復職支援に従事 |
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平成17年 | 独立行政法人国立病院機構 静岡てんかん・神経医療センター 入社 国家公務員として国内外から難治の患者を受け入れ脳治療を実践 高次脳機能障害の治療を専門とし、脳外科手術後脳治療を実践 論文、教科書などを執筆 脳治療の効果を促進させるため睡眠学研究に取り組む |
平成21年 | 同クリティカルパス推進室長 就任 院内の手術をデータ分析し標準化、医師による手技の差をなくし組織改革を実現 |
平成22年 | 滋賀医科大学睡眠学講座 修了 |
平成23年 | SOHOしずおかビジネスプランコンテスト 最優秀賞受賞 |
平成24年 | ユークロニア株式会社 設立 大手企業を対象に生体リズムを活用した人材開発を実施 |
著書 |
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