大切な人に伝えたいメンタルクリニック選びの8つのポイント
自分も含めて大事な人が、メンタルで悩んでいるときに、知っておいて欲しい「病院を選ぶ方法」を纏めました。
なぜ、そんなことをしようと思ったのか…?
それは、どこの病院も、クリックも実は同じではないからです。優劣について申し上げたいわけではありませんが、間違いなく病院やクリニックによって、違いが存在するのです。ですので、わたしの古い友人が、メンタルで悩んでいるときに、どうしてもベスリクリニックに遠くて通えなかったので、わたしが大事だと思って伝えていることを「病院選びの基準」として伝えたのです。
これは、あなたにとっての友人や仲間、そして家族が、同じ境遇になったときにもきっと役に立つと思います。
治療の選択権があなたにあるか?
- 薬は、治療において一つの選択肢でしかありません。
もちろん、薬が必要なケースも多くありますので、薬の有効性に疑義を言いたいわけではありません。
薬が必要なケースももちろんあります。私が言いたい事は、現状をトータルに見て、薬の利用有無を相談できる環境、関係が望ましいと思います。
薬に頼らない治療法があるか?
- 「うつ病=クスリで治す」というイメージがあるかもしれませんが、それは実態と少し乖離があります。
ある大学病院では、60%の方々に薬を処方していないというデータもあり、薬を利用しても40%に症状の改善が見られないというデータもあります。もちろん、薬の治療が必要な場合は処方をいたします。しかしながら、本当に薬が必要な状態なのか。根本の治療は何か、治療目標を設定した上で投薬をすることが必要です。海外では投薬以外に心理療法が、一般的になっており、日本でも一部保険診療の適応が受けられるようになっています。
健康的に眠る事へのサポートがあるか?
- 当たり前のことなので、見過ごされがちですが、「眠る」ことはとても重要です。
薬を飲むことで眠ることが必要な時もありますが、現代のビジネスマンにとっての不眠は「身体のリズムの不調」の場合が多いです。
睡眠薬による治療だけでなく、身体のリズムを整える睡眠トレーニングなどの根本治療も必要です。
当たり前だからこそ、上手に眠ることへの「コツ」を抑え、中長期的には薬なく眠れるようにしましょう。
結果しか見ない治療ではなく、原因に対して治療してくれるか?
- 熱を出して、解熱剤を飲むことが、決してすべて悪いわけではありません。
しかし、その熱の原因を突き止め、その原因に対して、アプローチすることのほうが医学的には重要です。症状を聞いて、該当する薬を出すのは、シンプルで簡単です。しかし、一時的に薬によって良くなったとしても、また同じ原因で体調が悪くなってしまっては、元の木阿弥です。あなたの体調が悪い言を突き止め、理解し、改善するほうが長い目でも重要であります
顔を見て診療してくれるか?
- 昨今、電子カルテの普及によって、パソコンを見なくてはいけない環境があることは否めませんし、そういったことがあることもまた現実かもしれません。しかし、「結果」へのアプローチではなく、「原因」へのアプローチをして欲しいという思いと同じように、できるだけ「あなた」をしっかりと見てくれる環境のほうが良いと考えます。
自立支援や復職支援も含めてサポートしてくれるか?
- 体調不良を治すだけが、治療ではないと思っています。社会との関係はなかなか切れるものではありませんし、仕事をしながら社会のなかで楽しく生きられるに越したことはありません。そういった支援までトータル的にサポートしてくれれば、これほど心強いことはありません。
通いやすいか?
- ストレスケアをするためにクリニックに行くのに、クリニックまで2時間かかったり、診療時間が遅くまでやっておらず仕事帰りに寄れなかったりなど、クリニックに行くことがストレスになってしまっては、本末転倒です。自宅または職場、もしくはよくいく場所から通える範囲が望ましいでしょう。また、クリニックに行くことそのものが、ストレスが掛かることでもあることを理解してくれる環境がいいでしょう。
社会経験が豊富か?
- 医療業界は閉鎖的な環境であることが多く、あなた同様に、サラリーマンとしてプレッシャーに押し潰されそうになりながら働いた経験がある方は、なかなかいません。できるだけ「あなた」を理解してくれる、分かってくれる環境のほうが望ましいです。