わたしは、普通の医師とは少し違うかもしれません。
でも、その代わりあなたとは共通点が多いかもしれません。
はじめまして、BESLI CLINIC理事長の田中伸明(たなか のぶあき)と申します。
わたしは田舎の熊本県人吉で生まれ、鹿児島大学の医学部を卒業したのち、諏訪中央の鎌田先生のもと医師としての人生をスタートしました。紆余曲折ありながら医師としても働いていましたが、医療の世界だけでなくより広い世界を経験したいと思いサラリーマンとしても働いていたことがありました。
わたしがサラリーマンをしていた頃、仕事のプレッシャーに襲われ自分を見失いそうになりながら、それでも求められる以上のパフォーマンスを常に発揮しようと長時間勤務で働き続け、さらに常に極限の緊張状態のなかで常にアタマをフル回転しながら、自分はもっとデキる、もっとデキると思いながら仕事をしてきました。
その結果どうなったかというと、あなたの想像の通りですが、わたしはバーンナウトしたばかりではなく大きな病気をしてしまいました・・・。
もう一人の自分がいてくれたことで、私は救われました。

わたしは医師でもありましたので、医療やメンタルに対する医療知識があります。ですので、ふつうのサラリーマンよりも少しだけ自分の状況を客観的に見ることができたのだと思います。
そのおかげで、バーンナウトする直前でなんとか回避することができましたが、それでも自分の状況を少しは客観的にみられるようになるまで少し時間がかかりました。この分岐点で、バーンナウトしてしまうのか、バーンナウトを回避できるのかは、とても大きかったと思います。
わたしには医療知識があったおかげでプライベートな自分以外に、自分を診察してくれる医師としての“わたし”がいてくれたことで救われました。さらに病気を経験したことで医師の立場から患者さんの立場を経験したことで自分自身が大きく変化しました。
その時からずっと思っていたことがあります。
自分のメンタルの状況と仕事のパフォーマンスが関係していることです。
仕事で最高のパフォーマンスを発揮できないのは、あなただけのせいではありません。

さらに時代は、高度成長期からバブル崩壊に突入したことをきっかけに多くの会社で効率重視の合理主義が導入されることになりました。
すべてがその結果というつもりはありませんが、現場で働く多くの方に負担がいくことになってしまったことは説明の必要がないことだと思います。これを発端にストレス過多の時代が始まったと言っても過言ではないでしょう。
想像してみて下さい。
午後から急に雨が降り始めた昭和初期のある日、お母さんに言われ、自分とお父さん用の傘を2本持って最寄駅にお父さんを迎えにいったことはないでしょうか?
僕らのお父さんは毎日5時半の定時に帰ってきました。
平日でも夜6時に家族みんなで夜ご飯を食べることはあたりまえの常識だったのです。
実体験はなかったとしても、「Always三丁目の夕日」のイメージの通り、昭和初期の暖かいよき家族像として、この風景に違和感を覚える人は誰一人としていないのではないしょうか?
働く人の根本的なメンタルケアのサポート体制が出来ていない

いつの日からか、今の社会構造が皆さんのハードワークの上に成り立つようになったのです。
それにも関わらず、働く人のメンタルケアについて、根本的なサポート体制ができあがっているとは、まだまだ言えないと思っています。このような状況のなか、多くのサラリーマンがストレスによって、仕事で最高のパフォーマンスを発揮できる状況にないことは、ある意味でしょうがないことなのです。
近年では、精神疾患の患者数は323万にもなると言われています。同時期でがんの患者数が152万人ですから、いかに多いかお分かりいただけるでしょう。
それでもまだまだ受診者は一部とされており、潜在的な予備軍を含めてもっと人数は多いとされています。このなかには、責任感がとても強く、求められる以上のパフォーマンスを常に発揮しようと仕事に頑張り続けている、あなたも含まれているのかもしれません。
ストレスで仕事のパフォーマンスが落ちていませんか?

自分はもっとデキるのに、仕事ではなかなか自分が思っている潜在的な能力をパフォーマンスとして発揮できていないと悩んだことはありませんか?それはあなたが悪いのではなく、ストレスによって、あなたも知らず知らずのうちに最高のパフォーマンスを発揮できるメンタルの状態を作ることができていないだけなのかもしれません。
メンタルは昨日今日でいきなり劇的に変化することはありません。毎日毎日、自分が気づかないほどに少しずつ少しずつ変化していっています。その状態の変化に気づけなかったとしてもそれは、あなたのせいではないのです。(近所のおばさんが少しずつ太っていったとしても気づくことはないですよね?それくらい小さな変化ですし、意識していなければ変化していることにさえ気づかないのです。でもそれは普通なことなのです。)
わたしは医師でありながら、コンサルティング会社や厚労省、そして医療ベンチャーで働いていたことがあります。医師でありながら、医師という視点以外にもお役所や、医療を良くしようとする医療ベンチャー等、他の視点で医療業界、そして社会全体を見渡す機会に恵まれました。このことは、私にとって大きな財産と言えるものになっています。
わたしがBESLI CLNICを作った理由
これまでの経験から、いま本当に必要なものが、このストレス過多の時代に生きながら、仕事でも最高のパフォーマンスを発揮し続け、さらに楽しい人生を謳歌するためには、メンタルケアをして自分をコントロールすることが大事だと思うようになったのです。
これが、わたしがこのクリニックを作った理由です。
わたしと同じような悩める人を少しでも救いたかったのです。
少しのメンタルケアをするだけで最高のパフォーマンスを発揮できるサポートをしたかったのです。
これは、メンタルに関する病気になってから治療をすることとは、全く違います。もちろん精神疾患にならないような予防的な意味も含みますが、最高のパフォーマンスを発揮できるように自分をコントロールすることで、しいては楽しい人生をおくるために必要だと思う考え方なのです。
プロフェッショナルは、メンタルコーチを雇う時代になりました。

メンタルと聞いて、少し気が引けましたか?でも待ってください。今やスポーツ界でもメンタルコーチを雇う時代になりました。ゴルフ界では米国ツアーに挑戦している宮里藍選手は数年前からメンタルコーチを雇っています。2014年に結婚を発表した横峯さくら選手もメンタルコーチのサポート受けています。(旦那さんがそのメンタルコーチです。)
さらにビジネスの世界では、どうでしょうか?
アメリカ合衆国第42代大統領ビル・クリントン、ダイアナ元妃、アーノルド・シュワルツネガー、ブリトニー・スピアーズ、ダライラマ、マザーテレサ、元ソ連最高指導者ミハエル、ゴルバチョフ、俳優アンソニー・ホップキンスなど、これらの名前をみて驚かれましたか?
これらは、世界的に著名なある1人のエグゼクティヴコーチのサポートを受けていた方々の一部抜粋です。これだけ著名の方でも最高のパフォーマンスを発揮するために、専門家のサポートを受けているのです。
メンタル作りの「ジム」のような場所を新たに作りたい。
あなたも適切なサポートを受けることによって、現状を正しく理解し、そのなかでどうやってハッピーに生きるか、働くかについて、そろそろ本気で考えてもいいのではないでしょうか?
ここ数年で社会構造は大きく変わっています。それでも、まだまだストレス過多の時代の入り口にすぎないかもしれません。それ故に、多くの方はメンタルケアの重要性に気づいておらず、さらにどういった方法があるのか知らずに「うつ病」という言葉だけが一人歩きしてしまっている現状に危機感を覚えています。
そのような状況のなかで、ベスリクリニック(BESLI CLINIC)では、「うつ」になった後の治療やケアも重要ではありますが、それ以上に今必要とされる「うつ」にさせないメンタルケアが大事だと考え、その部分に注力していきたいと思っています。
精神疾患にならずに、仕事でも最高のパフォーマンスを発揮できる状態を作り、楽しい人生をおくるために自分を見つめなおすことの重要性にそろそろ気づいてもいいのではないでしょうか?

あなたの心の持ちようを変えることで、人生の見え方や幸福感が大きく変わるかもしれません。カラダの健康づくりにトレーニングジムがあるように、メンタルの健康づくりの場所を新たに作りたいと思っています。何かつらいことや悩みがあれば、いつでも気軽な気持ちで相談に来てくださいね。
BESLI CLINIC 総医院長
田中 伸明
田中総医院長のプロフィール
理事長 | 田中 伸明(たなか のぶあき) |
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現職 | BESLI CLINIC 理事長 竹田綜合病院(会津若松市) 一般社団法人 健康食品規格協会 理事 |
専門医資格 | 医師会認定産業医 神経内科専門医 内科学会認定医 東洋医学会専門医 |
経歴 | 鹿児島大学医学部卒業 諏訪中央病院 東洋医学センター 医局長 厚生省 国立医療・病院管理研究所 特別研究員 (株)メディヴァ 創業パートナー (株)メディカルクリエイト 創業パートナー 竹田綜合病院(現任) 会津大学理工学部・産学連携センター 客員教授(退任) 日本大学工学部 客員教授(退任) 京都産業大学経営学部 教授(退任) |
著書 | 田中教授の最終講義 デキる看護師の思考法 病院経営を科学する! |