睡眠時無呼吸症候群(SAS)・いびき外来|東京・神田駅徒歩1分|ベスリクリニック









そのいびき
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません

しっかり寝たのに日中眠い、朝から頭が重い、家族に「呼吸が止まっていた」と言われた――
放っておくと命に関わる合併症につながることもあります。神田駅徒歩1分、
自宅でできる簡易検査からCPAP治療まで、仕事を止めずに対応します。

※ Web予約は当日1時間前まで初診を受付
痩せ型・女性の方もお気軽にご相談ください。

Worry & Self-check

こんなお悩みは、ありませんか?

ひとつでも当てはまるなら、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。

午後の会議で意識が飛ぶ

十分な睡眠時間でも、日中の強い眠気に勝てない。

朝から頭が重い・喉が渇く

ぐっすり眠れた感覚がなく、一日中だるい。

いびき・無呼吸を指摘された

「呼吸が止まっていた」と言われたが、自覚がない。

「ただの寝不足」ではないかもしれません。 SASは夜の症状だけでなく、日中の集中力低下・イライラ・朝の頭痛など、昼間のパフォーマンスにも深く影響します。次のようなサインがあれば、一度チェックを。
大きないびき
日中の強い眠気
集中力の低下・ミスの増加
イライラ・気分の波
朝起きた時の頭痛
夜中に何度も目が覚める
起床時の口の渇き

2026 Update ・ Insurance & Cost

2026年の保険改定で、CPAP治療がより身近に

2026年(令和8年)6月の診療報酬改定により、CPAP治療を始める際の基準(AHI)が見直され、これまでより治療開始のハードルが下がりました。「検査が面倒」「入院が必要」とためらっていた方にも、早期治療のチャンスが広がっています。

改定のポイント:自宅の簡易検査だけで、外来でCPAPを始めやすく。 これまでAHIが30〜39の方は、保険適用でCPAPを始めるために入院による精密検査(PSG)が必要でした。改定後はAHI30以上であれば外来のみで治療開始が可能に。入院が不要になり、時間的・経済的な負担が軽くなりました。「以前検査したが基準に届かなかった」という方も、対象となる可能性があります。
検査方法改定前改定後(2026年6月〜)
自宅での簡易検査AHI 40以上AHI 30以上
精密検査(PSG)AHI 20以上AHI 15以上

※ 上記はCPAPを保険適用で開始する際のAHIの目安です。最新の運用は受診時にご確認ください。

費用の目安 ― 保険適用でCPAPが受けられます。 CPAP治療は保険適用が可能で、3割負担の場合で月額およそ4,000〜5,000円が目安です(診察料・機器レンタル料を含む)。自己負担割合や診療内容によって変わります。なお治療効果を最大化するには、継続的な使用(1日4時間以上が目安)が大切です。

About SAS

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠中に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、浅くなったり(低呼吸)を繰り返す病気です。寝ている間にのどの奥が繰り返しふさがり、体に十分な酸素が届かなくなっている状態で、本人は気づかないまま眠りが浅くなり、睡眠の質が大きく低下します。

図1気道がふさがるしくみ

正常な気道 いびき・無呼吸 気道 軟口蓋 軟口蓋 ふさがる

睡眠中に舌の付け根や軟口蓋がのどの奥へ落ち込むと、空気の通り道が狭くなり、いびきや無呼吸が起こります。仰向け・飲酒・加齢による筋力低下などで起こりやすくなります。

図2無呼吸の「悪循環」

ひと晩に 何十回も 繰り返す ① のどがふさがり 呼吸が止まる ② 血液中の 酸素が下がる ③ 脳が目を覚ます (覚醒) ④ 眠りが浅くなり 睡眠の質が低下

無呼吸のたびに体は酸欠状態になり、脳が短く覚醒します。気づかないまま一晩に何十回も繰り返すため、長時間眠っても深い睡眠が得られず、日中の眠気や集中力低下につながります。

図3無呼吸・低呼吸とは? AHIの数え方

睡眠中の呼吸(気流)の波形とAHIの数え方 気流 無呼吸(10秒以上 止まる) 低呼吸(大きく減る) AHI = 1時間あたりの無呼吸・低呼吸の合計回数

睡眠中の気流を波形にしたイメージです。10秒以上、気流が止まるのが「無呼吸」、気流が大きく減るのが「低呼吸」。この合計を1時間あたりで表したものがAHIで、重症度の目安になります(→ 図5)。

SASには、大きく3つのタイプがあります

原因によって分類され、ほとんどの方が①の閉塞性タイプに該当します。

① 閉塞性(OSA)

のどや舌の組織が気道をふさいで起こる、最も多いタイプ。いびきを伴います。

② 中枢性(CSA)

脳から呼吸の指令が出にくくなって起こるタイプ。心疾患のある方などにみられます。

③ 混合性

閉塞性と中枢性が組み合わさったタイプ。検査で状態を見極めていきます。

「太っている人の病気」だけではありません。 日本人はもともと顎が小さい骨格的特徴があるため、痩せている方でも気道が閉塞しやすく発症します。加齢による喉まわりの筋力低下、飲酒・睡眠薬の習慣なども要因です。体型に関係なく「いびきが気になる」「眠りの質が悪い」すべての方が対象です。

What We Do

いびき外来でできること
検査から治療まで

仕事を止めずに進められる検査・治療をご用意しています。SASかどうか分からない段階でも問題ありません。「検査が必要かどうか」の判断から、一緒に始めます。

受診から治療までの流れ

WEB予約から検査・結果説明、必要に応じた精密検査まで。次の流れで進めます。

1
STEP 1

診察予約(WEB予約・問診)

24時間いつでもWEB予約が可能です。予約時にWEB問診へご回答いただくと、当日の診察がスムーズになります。

2
STEP 2

外来受診

気になる症状を医師にご相談ください。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、ご自宅でできる簡易検査へ進みます。いきなり治療は始めません。

3
STEP 3

自宅で簡易PSG検査

コンパクトな装置を寝る前に装着し、普段どおりお休みいただくだけ。指のセンサー・胸のベルト・鼻のセンサーで、心拍数・酸素飽和度・呼吸パターンなどを記録します。入院も仕事の休みも不要です。

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STEP 4

外来で結果説明

検査結果は約2週間で届きます。AHI(無呼吸低呼吸指数)で重症度を判定し、診断と治療方針をご説明します。基準を満たす場合はCPAP治療を開始します。

AHIは「1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数」。5以上+日中の眠気などの症状でSASと診断され、軽症5〜15/中等症15〜30/重症30以上が目安です。CPAPの保険適用は最新基準(自宅の簡易検査でAHI30以上 ほか)に沿って判断します(→ 保険・費用)。
5
STEP 5 ・ 必要に応じて

自宅で精密PSG検査

眠りの質をより詳しく評価する必要がある場合に行います。簡易検査のセンサーに加え、脳波や胸部・腹部の換気運動なども記録します(センサーは多いですが痛みはありません)。当院ではご自宅で受けていただけます。

費用の目安:保険適用・3割負担で約12,000円(別途診察料)。一般的な入院での精密検査は個室入院で3〜5万円程度かかることが多く、入院より金銭的・精神的な負担を抑えて受けられます。※ 金額は目安です。最新の費用は受診時にご確認ください。

※ ナルコレプシーなどの精査が必要な場合は、睡眠専門施設をご紹介することがあります。

図4簡易検査と精密検査でわかること

簡易検査と精密検査でわかること 簡易PSG検査(まず最初に) 指センサー:酸素飽和度・脈拍 鼻センサー:気流(呼吸) 胸ベルト:呼吸運動 自宅でOK・入院不要 精密PSG検査(より詳しく) 簡易検査の項目すべて + 脳波(睡眠の深さ) + 胸・腹の換気運動 当院は自宅で実施可能 どちらもご自宅で受けられます(精密検査も当院で対応)

まずは手軽な簡易検査から。より詳しく眠りの質を評価する必要があるときは、脳波なども測る精密検査を行います。当院ではどちらもご自宅で受けていただけます。

図5AHIの数値と重症度の目安

AHI(睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数) 正常 軽症 中等症 重症 5回未満 5〜15 15〜30 30以上 51530 数値が大きいほど重症です(中等症以上でCPAP治療を検討します)

AHIは睡眠1時間あたりに呼吸が止まる・浅くなる回数を表す指標です。検査でこの数値を測定し、重症度に応じて治療方針を決めます。数値はあくまで目安で、実際の判断は症状や合併症も含めて医師が行います。

図6CPAP(シーパップ)治療のしくみ

CPAP 本体 鼻マスク 軟口蓋 一定の圧力の空気が 気道を内側から 押し広げて開いたまま保つ

CPAP(シーパップ)は、本体から鼻マスクを通じて一定圧の空気を送り込み、その空気の力で気道を内側から押し広げます。睡眠中も気道がふさがらず、いびきや無呼吸が抑えられます。重い副作用はほとんどなく、翌朝から効果を実感する方も少なくありません。

治療の選択肢と、続けやすくするサポート

CPAPを中心に、ライフスタイルや重症度に合わせて選べます。

STANDARD ・ 標準治療

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

中等症以上で最も標準的な治療。鼻マスクから一定圧の空気を送り、睡眠中の気道閉塞を防ぎます。

  • 外科手術のような侵襲はなし
  • 機器の定期管理・マスクのフィッティング調整に対応
  • 「口が開く」「合わない」には口テープ・チンマスク等で対応
OPTIONS ・ その他の選択肢

マウスピース/手術/生活改善

CPAP以外をご希望の場合や、軽症〜中等症の方に。連携医療機関をご紹介します。

  • マウスピース治療(歯科医院と連携)
  • 外科的手術(耳鼻咽喉科と連携)
  • 睡眠トレーニング・減量・飲酒や睡眠姿勢の見直し
口テープ・チンマスク
睡眠トレーニング
BMI(体重)の適正化
飲酒習慣の見直し
花粉症の早期治療
花粉症の方へ ― 鼻詰まりはCPAPの大敵です。 春・秋の花粉シーズンは鼻詰まりでCPAPが使いにくくなることがあります。シーズン前からの抗アレルギー薬の服用(早期療法)にも対応し、睡眠の質と日中のパフォーマンスを年間を通じて維持できるようサポートします。

CPAP Therapy

CPAP療法 ― 最も効果的で、根拠のある標準治療

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)は、鼻マスクから一定の陽圧を気道に送り、気道を内側から支える“空気の添え木”のような治療です。中等症〜重症のOSAS(閉塞性睡眠時無呼吸)に対しては、多くの研究で治療効果が証明されています。しくみは前の図6をご覧ください。

EFFECT ・ 期待される効果

CPAPに期待される効果

  • 無呼吸・低呼吸・いびきの消失
  • 夜間の低酸素状態の改善
  • 睡眠の質の向上・熟睡感、目覚めの改善
  • 日中の眠気(傾眠)の解消、集中力の回復
  • 夜間のトイレ回数の減少
IMPACT ・ 全身への影響・予後

合併症・予後への影響

  • 高血圧・糖尿病など生活習慣病の改善が報告
  • 心疾患イベントの減少・生命予後の改善(下の図7)
  • 交通事故リスクの軽減(下の図8)
  • 合併症の予防・改善
治療奏功率は非常に高く、侵襲が少ないのが大きなメリットです。 一方で、継続して使えるか(アドヒアランス)がやや課題になりやすいため、定期的な通院のもとで医師が管理・指導します。当院では症状が安定し医師の許可がある場合、オンライン診療を組み合わせて通院の負担を軽くすることも可能です(ご希望は診察時にお伝えください)。

図7CPAP治療と心血管イベント(重症OSAS)

重症OSASの心血管イベント発生率 件数(/100人年) 00.51.01.52.0 1.060.352.130.64 致死的イベント非致死的イベント 無治療(重症OSAS) CPAP治療 ※ Marín 2005(Lancet)の報告値に基づき作図

重症の閉塞性睡眠時無呼吸では、無治療群に比べCPAP治療群で致死的・非致死的な心血管イベントがいずれも少なかったと報告されています。
出典:Marín JM, et al. Long-term cardiovascular outcomes in men with obstructive sleep apnoea-hypopnoea with or without treatment with CPAP. Lancet 2005;365:1046-53.

図8CPAP治療前後の自動車衝突の発生

CPAP治療前後の自動車衝突の発生(相対) 衝突の発生(相対) 大幅に減少 CPAP 治療前CPAP 治療後 ※ CPAP治療後に衝突率が有意に低下(George 2001)。図は概念図です。

CPAP治療後に自動車衝突の発生が有意に低下したと報告されています。日中の強い眠気が改善することが背景と考えられます。
出典:George CF. Reduction in motor vehicle collisions following treatment of sleep apnoea with nasal CPAP. Thorax 2001;56:508-512.

CPAPの有害事象(副作用)について

外科手術のような侵襲はなく重い副作用はほとんどありませんが、次のような症状が起こることがあります。多くは軽度で、加湿・マスク調整・圧設定の見直しなどで対応できます。

鼻・のどの乾燥、鼻づまり
マスクによる皮膚の赤み・かぶれ
空気のもれによる目の乾き・結膜炎
お腹の張り(空気の飲み込み)
装着初期の違和感・閉塞感

参考:CPAP療法の有害事象について(帝人ファーマ)。気になる症状があれば、我慢せず医師にご相談ください。

Risk

「ただのいびき」で片づけていませんか?

SASは日中の眠気やだるさだけでなく、長期的に命に関わる合併症を引き起こすリスクがあります。放置するほど、体への影響は大きくなります。

図9放置で高まる、全身の合併症リスク

脳卒中のリスク上昇 脳の血管に負担がかかります 心臓・血管への負担 高血圧・不整脈・心筋梗塞・狭心症 糖尿病の悪化 血糖コントロールが乱れやすい + 日中の強い眠気は、交通事故・労災の原因にも

無呼吸で繰り返し酸素が不足すると、心臓・血管・脳・代謝など全身に負担がかかり続けます。高血圧・不整脈・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病の悪化などのリスクが高まり、日中の強い眠気は重大な事故にもつながります。

図10なぜSASで血圧が上がるのか

なぜSASで血圧が上がるのか ① 睡眠中の 無呼吸 ② 血中の 酸素が低下 ③ 交感神経が 活発化 ④ 血圧が上昇 高血圧に ※ 降圧薬が効きにくい高血圧の背景に、SASが隠れていることがあります

睡眠中の無呼吸で血中の酸素が繰り返し下がると、体は交感神経を活発化させ、血圧が上がりやすくなります。降圧薬を飲んでも下がりにくい高血圧の背景にSASが隠れていることもあります。健診で高血圧を指摘された方はご相談を。

心臓・血管への負担

高血圧・不整脈・心筋梗塞・狭心症のリスク上昇。睡眠中の酸素低下が循環器に負担をかけ続けます。

脳・代謝への影響

脳卒中のリスク上昇や糖尿病の悪化につながることがあります。全身の健康に関わる病気です。

事故のリスク

日中の眠気による居眠りは、交通事故や労災につながることも。周囲の安全にも関わります。

健診で高血圧を指摘された方は要注意。 高血圧とSASは密接に関連し、睡眠中に繰り返し酸素濃度が下がることで血圧が慢性的に上昇するケースがあります。降圧薬を飲んでもなかなか血圧が下がらない場合、その原因がSASにある可能性も考えられます。

Supervisor

このページの監修

本ページは、睡眠時無呼吸症候群の診療に携わる医師の監修のもとで作成しています。

田中 遥 院長
この記事の監修

田中 遥

ベスリクリニック 院長/医師・産業医

専門:心療内科/睡眠障害内科

東京慈恵会医科大学医学部卒業。「病気を治す」だけでなく「どう生きるか」を一緒に考える医療を目指し、薬に頼らないカウンセリングと多職種チームによる根本治療・再発予防にあたっています。

プロフィールを見る

17,000人超

働くビジネスパーソンの心の診療実績

5,000症例+

TMS治療(薬に頼らないうつ治療)の実績

20冊弱

医師による著書・監修書籍(睡眠・脳科学・発達障害ほか)

20件+

テレビ・新聞・Web・専門誌などへの出演・掲載・講演

Access

アクセス・ご予約

神田駅から徒歩1分、大手町駅からも徒歩圏内。仕事帰りや昼休みにそのまま受診いただけます。

院名
医療法人社団ベスリ会 ベスリクリニック
最寄駅
JR山手線・東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩1分/大手町駅 徒歩圏内
住所
〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目2 神田サンミビル8階
外来
いびき外来(睡眠時無呼吸症候群)/心療内科
ご予約
Web予約にて当日1時間前まで初診を受付(当日・翌日枠あり)

事前にWeb問診をご入力いただくと当日の受付がスムーズです。いきなり治療が始まることはありません。「まず話を聞いてみたい」だけでも大丈夫です。


FAQ

よくある質問

いびき・睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方からよくいただくご質問をまとめました。

受診・検査について
いびきがひどいだけでも受診していいですか?
もちろんです。いびき外来は「いびきが気になる」という段階からご相談いただけます。いびきは睡眠時無呼吸症候群の代表的なサインですので、気になった時点で受診されることをおすすめします。
自分では無呼吸に気づけないのですが、検査できますか?
はい、検査できます。睡眠時無呼吸症候群はご本人に自覚がないことがほとんどで、ご家族やパートナーからの指摘がきっかけで受診される方が多くいらっしゃいます。簡易検査は睡眠中の呼吸状態を客観的に測定しますので、自覚の有無に関係なく評価が可能です。
検査は入院が必要ですか? 仕事を休まずに受けられますか?
当院の簡易検査はご自宅で実施できますので、入院の必要はなく、仕事を休む必要もありません。小型の検査機器を一晩装着するだけで、睡眠中の呼吸状態を測定できます。重症で精密検査(PSG)が必要な場合は、専門施設をご紹介します。
簡易検査と精密検査(PSG)の違いは何ですか?
簡易検査は自宅で指や鼻にセンサーを装着して一晩眠るだけで測定でき、通院回数が少なく手軽なのが特徴です。精密検査(PSG)は脳波なども測定するより詳しい検査で、入院して行います。当院ではまず簡易検査を行い、必要に応じて専門施設での精密検査をご紹介します。
AHIとは何ですか? 重症度はどう決まりますか?
AHI(無呼吸低呼吸指数)は、睡眠1時間あたりに無呼吸・低呼吸が起こる回数で、重症度判定の指標です。一般的な目安として、AHI5以上で軽症、15以上で中等症、30以上で重症とされます。検査結果に応じて治療方針を一緒に決めていきます。
治療について
CPAP治療とはどのようなものですか? 痛みや副作用はありますか?
CPAPは、鼻に装着したマスクから一定圧の空気を送り込み、睡眠中の気道閉塞を防ぐ標準治療です。外科手術のような身体への侵襲はありません。装着初期は違和感を覚える方もいますが、マスクのフィッティング調整や加湿などを行いながら、快適に使用できるようサポートします。
CPAPは毎日使う必要がありますか? 使用時間の目安は?
CPAPは毎晩継続して使うことで効果を発揮します。一般的に1日4時間以上の使用が推奨されており、使用時間が短いと十分な効果が得られないことがあります。使用状況を確認しながら、無理なく続けられるようサポートします。
CPAPは一生使い続けるのですか?
CPAPは症状をコントロールする治療で、多くの場合SASそのものを完治させるものではありません。骨格・体重・加齢などの根本原因が残れば継続が必要ですが、減量や生活改善で重症度が下がれば治療内容を見直せる場合もあります。定期的な経過観察のなかで一緒に判断していきます。
CPAP以外の治療も選べますか?
はい。マウスピース治療(歯科医院と連携)や外科的手術(耳鼻咽喉科と連携)を、ご希望に応じてご紹介します。症状・重症度・ライフスタイルに合わせて、最適な治療法を一緒に考えていきます。
CPAPのマスクが合わない・口が開いてしまう場合はどうすればいいですか?
口が開いてしまう場合は口テープやチンマスクの活用、マスクが合わない場合はフィッティング調整や別タイプへの交換で改善できることが多いです。「うまく使えない」と感じたら、一人で我慢せずご相談ください。
CPAPに副作用や有害事象はありますか?
CPAPは外科手術のような侵襲がなく、重い副作用はほとんどありません。起こりうるものとして、鼻やのどの乾燥・鼻づまり、マスクによる皮膚の赤み、空気のもれによる目の乾き、お腹の張り(空気の飲み込み)、装着初期の違和感などがあります。多くは軽度で、加湿・マスクのフィッティング調整・圧設定の見直しなどで対応できますので、気になる症状は医師にご相談ください。
費用・保険について
CPAP治療の費用はどのくらいですか? 保険は使えますか?
CPAP治療は保険適用が可能です。3割負担の場合で月額およそ4,000〜5,000円が目安となり、この中に診察料や機器レンタル料が含まれます。自己負担割合や診療内容によって変わるため、詳しくは受診時にご案内します。
2026年の保険改定で何が変わりましたか?
2026年6月の診療報酬改定により、CPAP治療を始める際のAHI基準が引き下げられました。自宅の簡易検査では従来のAHI40以上から30以上へ、精密検査では20以上から15以上へ緩和され、入院検査が必要だった方も外来のみで治療を始めやすくなりました。以前基準に届かなかった方も対象になる可能性があります。
病気の理解・対象の方について
痩せていても睡眠時無呼吸症候群になりますか?
なります。日本人はもともと顎が小さい骨格的特徴があるため、痩せている方でも気道が閉塞しやすく、発症するケースは珍しくありません。体型だけで「自分は大丈夫」と判断せず、気になる症状がある場合は検査を受けてみてください。
女性でも睡眠時無呼吸症候群になりますか?
はい、特に更年期以降の女性は発症リスクが高まります。気道を支える筋肉の緊張に関わる女性ホルモン(エストロゲン)が低下すると、気道が閉塞しやすくなるためです。更年期に女性のSASが増えるとも言われています。いびきや日中の眠気が気になる方はご相談ください。
子どもでも睡眠時無呼吸症候群になりますか?
子どもでもSASになることがあり、その多くは扁桃やアデノイドの肥大が原因です。いびき、口呼吸、寝相の悪さ、日中の落ち着きのなさなどがサインとなることがあります。お子さまの症状が気になる場合は、小児を専門に診る耳鼻咽喉科や小児科への受診をおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなりますか?
放置すると高血圧・不整脈・心筋梗塞・狭心症・脳卒中・糖尿病の悪化など命に関わる合併症のリスクが高まります。呼吸が止まるたびに酸素が不足し、心臓や血管に負担がかかり続けるためです。日中の強い眠気は交通事故や労災の原因にもなります。気になる症状があれば早めの検査をおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群だと太りやすくなると聞きました。本当ですか?
睡眠の質が低下すると、食欲を高めるホルモン(グレリン)が増え、満腹感に関わるホルモン(レプチン)が減りやすくなります。脳では睡眠と摂食の中枢が隣り合うため「眠い」を「お腹が空いた」と混同しやすく、夜間の間食が増える原因にも。太るとSASがさらに悪化する悪循環に陥りやすいため、ダイエットがうまくいかない方は睡眠の問題が背景にある可能性も視野にご相談ください。
健診で高血圧を指摘されました。SASと関係ありますか?
関係することがあります。睡眠中に酸素濃度が繰り返し下がることで、血圧が慢性的に上昇するケースがあります。降圧薬を飲んでもなかなか下がらない高血圧の背景に、SASが隠れている可能性も。健診で高血圧を指摘された方は、一度ご相談ください。
生活・アクセスについて
お酒を飲むといびきがひどくなるのはなぜですか?
アルコールには筋肉をゆるめる作用があり、のどや舌の筋肉も例外ではありません。就寝前に飲酒すると気道が狭くなりやすく、いびきや無呼吸が悪化します。SASが気になる方は、特に寝る前の飲酒を控えることをおすすめします。
神田・大手町エリアで仕事帰りに通えますか?
はい。当院は神田駅から徒歩1分、大手町駅からも徒歩圏内です。仕事帰りや昼休みの時間帯にも受診しやすい立地です。神田・大手町・丸の内・日本橋エリアにお勤めの方に多くご利用いただいています。
初めての受診で不安です。どんな流れですか?
まずはWeb予約でご予約ください。事前にWeb問診をご入力いただき、当日は来院・受付後、症状について丁寧にお話を伺います。いきなり治療が始まることはありませんので、「まずは話を聞いてみたい」というお気持ちで安心してお越しください。

References

参考文献・出典

  • 厚生労働省「e-ヘルスネット」睡眠時無呼吸症候群(SAS)一般向け健康情報(最新ページをご参照ください)
  • 日本呼吸器学会/日本睡眠学会ほか 睡眠時無呼吸症候群に関する診療ガイドライン重症度(AHI)・治療方針の基準(最新版をご参照ください)
  • 2026年度 診療報酬改定(CPAP療法に関する保険適用基準の見直し)厚生労働省/関連告示
  • Marín JM, et al. Long-term cardiovascular outcomes in men with obstructive sleep apnoea-hypopnoea with or without treatment with continuous positive airway pressure: an observational study.Lancet 2005;365:1046-53.(心血管イベント:図5)
  • George CF. Reduction in motor vehicle collisions following treatment of sleep apnoea with nasal CPAP.Thorax 2001;56:508-512.(自動車衝突率:図6)
  • CPAP療法の有害事象について(帝人ファーマ)https://medical.teijin-pharma.co.jp/lifestyledisease/cpap.html ※リンク・内容は最新をご確認ください

※ 本ページは一般的な情報提供を目的としています。診断・検査・治療方針は症状により異なり、診察のうえ医師が判断します。記載のAHI基準・費用・保険適用の条件は、最新の運用や個別の状況により変わる場合があります。

出典・データについて: 2026年保険改定の基準値および費用の目安は、当院掲載記事および公的情報に基づきます。最新の正確な情報は受診時または公式窓口でご確認ください。

「自分もそうかも」と感じたら、
まずはご相談から。

SASは放置するほど体への影響が大きくなる病気です。そして検査も治療も、忙しい方に配慮した方法が整っています。神田駅徒歩1分、Web予約で当日1時間前まで初診を受け付けています。