感情開放セラピーとは
考えても仕方がないとわかっていても頭がぐるぐるしたり、辛い気持ちを誰にも話せず自分で抱え込んでしまうことは誰しも経験があるのではないでしょうか。それが継続的になっていくと、抑うつ感や不安の悪化や動悸や不眠など別の症状につながってしまうことがあります。
感情開放セラピーでは不快な感情を開放し、ストレスによる心身の負担をやわらげます。マインドフルネス的な身体感覚アプローチや、言葉を使ったアプローチを組み合わせることで、過剰な不安や緊張による苦しさや行動制限を和らげ、社会に無理なく適応していけることを目指します。
不安やトラウマの影響から、頭も気持ちもこりかたまってしまい、生きづらさを感じている方向けの治療です。
- 過去にあった嫌な出来事を何度も思いだしてしまう
- 電車などが苦手になり、混雑を避けたりする
- 「相手を不快にさせるのでは」と必要以上に心配してしまう
- イライラが強くなると、相手に攻撃的になってしまう
- 人前で話すとき、緊張で頭が真っ白になってしまう
感情開放外来で心の不調を改善する
感情開放外来を行っていくと、電車や人混みでの苦痛な環境でも落ち着いて過ごすことができたり、感情を無理に抑え込むことなく適切に処理し行動することができるようになっていきます。
つらい過去が蘇ってきたときに、自分自身で気分を落ち着かせ楽にできるようになることや、根深い思い込みを的確に特定し変容させていき、セルフケアが可能な状態を目標としています。
感情開放外来での治療が難しい例
メンタル不調が改善してくると、徐々に仕事や人生への意欲が戻ってくる方が多いです。
そういった方にはキャリアデザインで自分らしい人生を生きるサポートや、ビジネストレーニングで社会で必要とされるスキルのトレーニングや自己表現の方法を検討されることを勧めています。
感情開放外来での治療法
エモーショナル・リ・バース・セラピーの考え方を背景としています。
「闘争か逃走反応」の鎮静や「凍りつき状態」の解除など自律神経系の正常化と「過剰な自責の緩和」「チャイルド部分の育てなおし」等、心の内的コミュニケーションへの介入を両輪として行っています。
原則、現状において困っていることや大きな苦痛を和らげることを優先的に行いますが、多くの方は自責が強い場合が多いので、自責の緩和を初期に行うことが多いです。
強い不安感や恐怖感などによる身体症状(過呼吸・息苦しさ、動悸、めまい、発汗等)の自覚があれば、そのメカニズムの説明と対処法をお伝えし、練習してもらいます。
また、抑圧・解離感情等があれば言語化、対話、ロールプレイなどによる感情解放や幼少期の愛着形成において不足していた体験を言葉を中心に補充することも並行して行います。
ベスリクリニックにおける治療の流れ
初診時にお悩みの症状を医師がヒアリングし、2回目以降から専門のカウンセラーによる治療を開始します。治療頻度はおよそ1〜4週間に1回の方が多いですが、生活スタイルに合わせて相談可能です。
感情開放外来では「自分で自分をケアできること」を目指しています。一生通い続けなくてはならないものではなく、技術を習得していただくことでセルフコントロールが可能です。
当院の感情開放外来の改善例
受診の流れ
お電話(03-5295-7555)かベスリクリニックホームページのお問い合わせフォームからご予約いただけます。
初診時には現在お困りの症状の確認と、治療方針のご相談をしていきます。
初診のご来院時か、お問い合わせ時点で感情開放セラピーを希望している旨お伝えいただくとご案内がスムーズです。