「花粉症は2月14日が重要?」

花粉症シーズンが今年もまた始まりますね。
毎年春の鼻づまりに悩まされる方は、2月14日がポイントです。

2019年春のスギとヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散量の予測は昨年の3倍近く、2013年以来の大量飛散になるようです。
(気象情報会社「ウェザーニューズ」)

BESLI CLINICでは、2月14日からゴールデンウィークの5月までを花粉症シーズンとし、鼻づまりにならない花粉症戦略をおすすめしています。

「花粉症」とは、くしゃみ、鼻水、はなづまりを特徴とした症候群です。
普通の花粉症と、多くの方が悩まされる、鼻をかんでもかんでもすっきりしない「はなづまり」は医学的には少し違います。
本当は色んな細胞といろんなサイトカインが関係しますが、一般の方向けにわかりやすく大胆に割愛してお話しします。

粘膜型肥満細胞から「ヒスタミン」という物質がでて、くしゃみ、鼻水、一時的な鼻づまりが起こる「即時型反応」が起こります。
即時型の反応が継続すると、炎症細胞同員因子が放出され、粘膜が腫れてしまい、慢性的な鼻づまりが起こります。

慢性的な鼻づまりになると、普通の花粉症に対する抗ヒスタミン薬だけではなかなか治りにくく、ロイコトリエン拮抗薬という効果が発揮されるまでに2週間程度かかる治療が必要になります。

別記事の「花粉症で生産性はおちる?」にあるように、慢性的な鼻づまりは睡眠の質や生産性も低下します。
あたたかな春の時期もすっきり仕事ができるよう、花粉が舞い始める「2月14日」は花粉症の治療ポイントデーなのです。