休職復職支援

休職した時から復職を目指して、どのように休むのか、休職している時に何をするのかを支援し、早期復職、再発防止を実現します。

こんなお悩みありませんか?

  • 職場の人間関係で困っている
  • 仕事量が多く、パフォーマンスが発揮できなくなった
  • 仕事のコントロールができなくなった
  • 昇進や部署異動をきっかけに、仕事のやり方がわからなくなった
  • 仕事でミスをしてしまって、仕事をするときに不安が強くなってしまった
  • 理由はわからないが、仕事中に涙が止まらない
  • 落ち込みや不安、動悸などの症状により、遅刻・早退・欠勤が増えた
  • 遅刻しないようにと、仕事前は途中で目が覚め、早く起きてしまう
  • 毎日寝不足で仕事をしている
  • 以前に比べてパフォーマンスが半分以下に下がっている
  • 仕事のミスが増えた

休職となる原因は、仕事における人間関係や、仕事内容、仕事量、家庭環境などさまざまざまです。そのような背景から、眠れない、途中で起きる、仕事の時は早く目が覚める、動悸、不安、流涙、過呼吸、めまい、頭痛といった症状を引き起こしています。環境の問題と症状から仕事でのパフォーマンスが発揮できずにいる方に、その両面から回復、復職に向けての支援を行っています。

休職をして症状の改善に専念することも治療法の一つです。仕事をしながら治療する場合に比べて、休職をすることで十分な休養ができ、症状の早期改善が見込める場合が多いです。しかし、休職する場合はメリットばかりではありません。デメリットを理解して休職を検討しましょう。

休職の再発率とデメリット

日本における精神科治療は薬物療法が一般的です。休職をして体調がよくなったものの、元の職場に復帰後に症状が再発し、再休職となる確率は、過去の調査によると復職後6か月で15%、3年で80%と言われています。

再発する方には特徴があります。それは、復職の時点で「早く目が覚める」「動悸」「不安」「流涙」「過呼吸」「めまい」「頭痛」「やる気がでない」などの症状が改善していても、身体と心、そして仕事ができる生活習慣が整っていないまま復職するケースです。

例えば、夜寝る時間が遅くなっていたり、日中2,3時間程度寝てしまったり、家では症状がでないが、職場の近くにいくと症状が出始めたり、人間関係の対処法やストレスマネジメントを学ばずに復職に突入するような場合です。

薬だけの治療で、社会復帰し仕事をし続けられるとは限りません。投薬治療で以前と同じ身体の状態に回復しても、病気が発生した元の環境に戻れば、また同じ症状がでてきたり、仕事のパフォーマンスが低下する状態が繰り返されてしまいます。
当院では、起きている症状は取り巻く環境と過去の経験から積み上げた性格や、考え方、対処行動によって引き起こしていると考えています。そのため、取り巻く環境を変える、過去の経験からくる考え方、問題のとらえ方、取り組み方を変える支援をすることで、病気を本質から治すことを目指しています。
つまり、以前の自分とは違う方法を習得し、同じ環境に戻っても再発をしない状態にパワーアップした新しい働き方を身につけていくこということです。

当院の休職復職支援の特徴

復職の目標を明確化します

会社の産業医としての経験を持つ医師が多く在籍していますので、実際に職場で仕事が可能な状態かを適切に判断することが可能です。
当院ではまず、患者様ごとに職場復帰ができる状態を明確化し、現在の病状を確認していきます。次に、患者様の現在の病状と、復帰後に再発せずに働き続けることができる状態=目標とのギャップを共有し、目標に応じてプランを考えていきます。

段階的な支援を行います

当院では、休職中のステップとして、身体と心を整える時期、仕事ができる状態を回復する時期、再発しない状態をつくる時期という3つの時期を定めています。

職場復帰をする際、職場に戻るタイミングを見極め、復帰のステップを細かく調整することができるかが再発を左右します。そのためには、患者様、主治医、会社(産業医や人事、雇用主)の連携が重要となります。しかしながら現状では、医療と会社とで綿密な連携ができていないことも多く見受けられます。

このような現状のまま復職すれば、再発の可能性が高くなり、再発してしまうと、時間も、費用も損失してしまうことになってしまいます。
当院では、社会復帰までのステップや見通しをふまえながら、休職中の過ごし方を段階的に支援し、早期復職と再発防止を実現していきます。

休養が必要な時期には休むことを促しますが、昼夜逆転などにならないように生活習慣を整えながら休養できるよう支援をしています。
体調が整い生活習慣が整ったら、「不調の原因」となっているものを一緒に考え、新しい働き方を身につけるための「再発しない根本治療」を行っていきます。

*状況に応じてプランの内容が変更する場合もあります。
*リワークについて詳細はこちら
*リワークは提携施設での実施となります。提携施設についてはこちら

復職後のアフターフォロー

復帰後もフォローアップの支援していきます。休職中に身につけたパワーアップした働き方を実践し続けるために、診察やカウンセリングを通して支援をしていきます。再発しない状態と医師が判断した場合は、卒業となります。