「漢方薬、どうやって飲みやすくなるの?」

「漢方薬、どうやって飲みやすくなるの?」

BESLI CLINICでは西洋薬よりも漢方薬が安心するという患者さんに合わせ、50種類近くの漢方薬を院内処方しております。

よく漢方内科では「自分の身体がおいしい(味がおいしいではなく)と思う漢方薬が合う漢方薬」、「良薬は口に苦し」といいます。どっちなんだ。と聞きたくなりますが、苦みの成分や苦手な味の成分が強い生薬を用いた漢方薬ではやはり患者さんの飲み心地が悪い漢方薬も少なくありません。

【漢方内科がお伝えする基本の飲み方】

(A)「○○湯」と書かれている漢方薬(例:葛根湯、小青龍湯など)
①ぬるま湯を準備する
②漢方薬を溶かす
③ゆっくり香り、見た目、味、飲みごこちを確認しながらゆっくり飲む

(B)「お酒」と一緒に飲む
※運転や出勤前は注意してください。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・八味地黄丸(はちみじおうがん)
お酒の滋養と血をめぐらす機能で相乗効果になります。

(C)「冷たい水」で飲んだ方がいい漢方薬
※時期や状態によります
・五苓散

【やはり飲みにくい。でも飲みたい。方へ】

(A)あらかじめ水を口に含んで服用する
水を口に含んだ状態であとから漢方薬といっしょに飲み込む。
口に残りにくくなり味やにおいが緩和される
①薬の袋を開封し大きく開く
②水または白湯を口に含む
③薬を飲む

(B)オブラートに包んで服用する方法
漢方薬が口の中や舌に付着することがない。 
ゼリー状のオブラートでのどを通りやすくなる
①オブラートに薬を入れる(量が多い場合には包める量を加減していれる)
②小さく折りたたむ
③水の入った容器にいれ10秒ほど揺らすとゼリー状になる。
④このまま水と一緒に飲む

どうしても飲みにくいときは、医師にお気軽にご相談ください。